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空手家今野氏が書いた格闘小説。
ストーリーはロシアのクーデター未遂事件に巻き込まれた空手家がその折に渡されたビデオテープを守るため、ヤクザに追われるという話。
ストーリーはともかく、空手や戦闘技術に関する知識は素晴らしい。
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当時のロシアの状況を上手く取り入れた作品。麻薬、ヤクザというのはありきたりだが武道家仙堂がカッコよく今野作品らしい出来だと感じた。解説も個性的で良かった。
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今野さんが空手家だからなのかも知らないけど、あまりに仙堂が強すぎて、アニメのようになってしまい、、、少し興醒めしてしまった。。
ロシアの腐敗、騒乱の状況をもう少し深掘りしてくれれば良かったかな。。全般的に浅かったかも
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ひとつ前に読んだ迎撃よりは面白かったのですが、それでも今野作品としては(個人的には)物足りない。格闘シーンは今野作品の見せ場のひとつで、本作でもその魅力は発揮されていたし、植村が刑法を解きながら刑事の無茶苦茶な要求を退けるシーンはしてやったりという感があり、印象に残った見どころはその2点でしょうか。
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格闘小説だそうです
格闘シーンの描写には説得力と臨場感がありドキドキするんですがさすがにそればっかり続くとね
飽きます
まあそうならないようにロシア云々みたいなことも絡めてるんでしょうがやっぱちょっと薄いですよねぇ
まあたまにこういうのも書きたいんでしょう
中で興味深かったのは先日読んだ垣根涼介さんの『光秀の定理』にも書かれていた剣術の極意と同じことが格闘技の極意として書かれていたことです
曰く「見取り」です
相手の佇まいや所作、言動でその実力を瞬時に見極め『光秀の定理』では敵わぬとみたら逃げるのも手と説きますし、こちらでは実力が上の相手には知恵を使って対処せよとあります
またその「見取り」を極めることで相手の人物そのものを見極めることができるようになり、そのことが剣術や格闘技を修行する意味でもあると
仙堂が俺を見取りしたら…まあハムスターと同じくらいかなw
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「隠蔽捜査」シリーズで今野敏さんを知ったあと、実家本棚を物色してたら本作品を見つけたので読んでみた。武術や格闘技が好きで簡単な小説をサラッと読みたい人には良い作品かもしれない。
主人公が空手家で、ヤクザや殺し屋に狙われるも空手技を駆使して毎回危機を逃れるのはすごい。空手など武術経験者にとっては読みながら技を想像できたり楽しいのかもしれないが、未経験者にとっては技のイメージがわかず、迫力を100%は感じられなかったのは残念。
でも、この主人公:仙堂は一般の空手家で、偶然にも襲撃に巻き込まれただけなのに使命を全うしようと全力を尽くすあたりはさすが武道家。危機的状況に陥ったときでも技を効果的に発揮できるのは、普段の練習の賜物であり、地味な練習も基礎からしっかり習得することの大切さを今更ながら感じた。
仙堂は無敵かと思いきや、非常時は人並みに焦る。そんな時、仙堂に最高師範が言った言葉がさすがだった。空手に限らず武道は特に精神も鍛えられそうだ。