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全然知名度がないみたいだけど、SFが好きなら読んで欲しい作家です。
2013年にWOOL(ウール)と言う作者のデビュー作を読んでとんでもなく面白かった。
ディストピア三部作と呼ばれ、ウール、シフト、ダストと続く。
デビュー作でコレはやべー!と鳥肌が立った。
そんな作者の久々の新作!
買わないわけがない!
てか、表紙のイラスト格好いい!
緒賀岳志さんって誰?と思ったらGRAVITY DAZEのキャラデザした人じゃん!
好きな絵柄な訳だ
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設定世界が、また凄い。
果てしなく続く砂漠は、まるで大海原。
「砂漠」に潜って遺跡を発掘するダイバーの様子は、海洋冒険ドラマのようにスリル満点。
また、「砂」であることから生じる“じわじわ”とした状態が「海」とは違った独特の緊張感を生み出す。
砂で覆われたデストピア世界、そこはかつてコロラド州の町があった場所。
生産力は失われ、生活に必要な物資を砂に埋もれた過去の文明から手繰り寄せる。
いくら掻き出してもまた埋もれていく生活の閉塞感。
未来が変わらないということ。
富裕からの転落、父の突然の失踪、ばらばらになっていく主人公たちの家族が、謎の巨大遺跡「ダンパー」の発見とともに起こった出来事で、再び結束しだす。
どうしようもない状態からの脱出・解放の物語
訳者あとがきを見るとこの世界の物語はまだ続くようだが、ドラマ化に伴い進行を合わせるため、読める日が来るのはまだ先のようだ。
映画『デューン 砂の惑星』のように、生きているような砂漠の映像が見られるかもしれない……それも楽しみ。
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砂に覆われて荒廃した世界で生きる4人きょうだいのサバイバルを描いたSF。
地上は何もかもが砂に飲み込まれ、渇きと飢えと争いだけが残る絶望的な世界。そして砂に埋もれた地下深くには知られざる秘密が。
あれもこれも伏線が回収されておらず救いが無い感じなので、続編があるのかな。映像化にも期待したい。
地中深く砂に潜る長女ヴィクと長男パーマーのタフさが魅力的。