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●ADHDの子の育て方のコツ
・反省しない、打たれ強いように見えるけれど実は繊細
→怒る、怒鳴るは× 注意される事の方が多いと自己肯定感が下がる
・本人が苦も無くできる(支援すれば出来る)レベルにOKラインを下げる
・課題は一度に1つだけにする
・言っても動かないなら、子どものハートをくすぐる駆け引きをする
・内申点や学歴よりも、本人の選択を重視する
・苦手な事を「致命的だ」と思わせてはいけない
・ASD向けの視覚的構造化も有効
・コツコツより一発勝負、前もってよりギリギリセーフ と考える
・切り替えができないなら、切り替えしやすいようなサポートをする
→前もってアナウンス、段階的にアラーム、時計を見せるなど視覚で
●感想
いろいろと発達関係の本を読んできた身としては分かっている事も多く、
物足りないが、悩み始めの保護者にとっては良いのではないかと思う。
ADHDでなくとも、こういった傾向のある子どもを育てる親としては、
一読して損はない。
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本田秀夫さんのこのシリーズは、さらっと読みやすい。育児中の大変な時期にはちょうど良い分量。基本的な内容だが、子の年齢が変わるとまた読みたくなる。
基本的には親がかなりサポートするってことで、まあまあショックを感じた。
ただ特性はそのまま良いところを伸ばして、更に人を頼るスキルを伸ばそうとあり、「人を頼るスキル」我が子に無いな~と思ってたので響いた。
親のサポートが、良いところを伸ばす&人を頼る練習に繋がるともあり、少し溜飲が下がる気がした。
●前向き、明るい子が多い。大人しくてもおおらか、失敗しても気にしすぎず元気にまたチャレンジできる子が多い
●落ち着きがない⇔チャレンジャー
集中が続かない⇔アイディア豊富
コツコツや計画的が苦手⇔最後には間に合う
時間にルーズ⇔本番に強い
●年齢にとらわれずフォローする(もう●才なんだから…は考えない)
●何でも一人で出来るを目指さず、自分に出来ることの理解&実行、出来ない部分は人を頼るスキルを磨く
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発達障害関係の本はあちこち読み漁っているので、特に目新しい事柄はなく。
イラストが多く使ってわかりやすく書かれているのであまり知識のない方にはいいのかもしれません。
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ときどきこういうのを読んで、自戒とする。
・周囲はおおらかに (「ADHDの子が1つひとつのミスを反省して改善に取り組んでいたら、人生が何回あってもたりません」という序文の言葉が鋭すぎる)
・課題は一度にひとつだけ
・環境調整
・生活サポートは長くかかる、と覚悟する
分かりやすくていいんだけど、最終的な解決法がキャラ任せってのがちょっとどうかな、と。確かに苦手なことは人に頼ることも大事だけど、すべて陽気なキャラで許されるからOK! その天真爛漫さを失わせないように! ってのは…。そこまで陽気でない子はどうすれば…。
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他の書籍も通して、ADHDという障害そのものでなく、失敗を叱責されることによる「二次的な障害」(自己否定、うつや不安など)の方がよっぽど厄介なんだということを本田先生は一貫して主張しておられるのだと感じる。
それを防ぐため、親や周囲はおおらかに見守り、サポートし、環境調整や視覚的構造化を用いるということ。
おおらかに育てたいという親の思いと、世間からのしっかり躾けろという視線の板挟みになると、親はしんどいんじゃないかなぁとは思う。