紙の本
ナポレオンヒル
2019/03/21 13:23
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投稿者:TORA - この投稿者のレビュー一覧を見る
あの有名なナボレオンヒルがこんな本を書いているんだー
とちょっとした興味で購入。
しかもナポレオンヒルと悪魔の対談形式というところも
ユニーク。面白かったです。
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「もう1人の自分」
自分を超然と見つめる自分といったところでしょうか。
僕もよく自分を見つめる自分がどう言ってるかと耳をすませてきました。
僕はNLP的にも耳の人なのでこの態度は正鵠を射ていると今になって思います。
焦る自分を止める冷静な自分をさらに見つめている自分。
「もう1人の自分」には「無限の知性」があります。
「もう1人の自分」は流される習慣を克服したときに現れるのかもしれません。
著書では「流される」人間とそうでない人間の違いに「明確な目標」の有無を上げておられます。
僕自身小さな目標は変わることがありますが大きな目標を変えずに来ていると思います。
大きな目標を明確に持つということができれば一時的な敗北は敗北に入らないのかもしれません。
ただ「マスターマインド」つまり「2人以上の、統一した願望や目標を持った人間の集まり」を得たときに一時的な敗北から逃れたようにも思います。
それは人それぞれですが僕も著者と同じように妻を持った時やったかなと。
「マスターマインド」の意味がわかったのも結婚以降やったと思います。
「親、教師、宗教指導者、そして多くの大人たちは、自分で考えるという習慣を子供たちの頭の中から追い出すという私(悪魔)の目標を、知らず知らずのうちに手伝っているのだ」
さすがナポレオンヒルですね。
悪魔が人間を支配する(自堕落な生活を送らせる)ときに好都合な「考えない人間」を増やす手伝いを知らないうちに人間がしていることを喝破されてます。
この本が宗教指導者や教師からの弾圧を避けるために70年親族が出版を許さなかった理由がここにあるそうです。
この本は僕の座右の書の「思考は現実化する」の続編です。
全ての自己啓発書の元になったとも言われるもので役所に入って少しして読みましたが今でも僕の人格形成に大きな影響を与えています。
久しぶりに続編を読んで気持ちを新たにすることができました。
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ナポレオンヒルの著作。親族の反対により70年以上封印されていたが、このたび出版された。悪魔との対話形式で成功への道筋を語る。
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オーディオブックで読了。
ナポレオン・ヒル氏の”新作”です。ヤバすぎて親族が出版を長らくためらっていたという曰く付きです。
前半のナポレオン・ヒル氏の”暗黒時代”についても強烈だが、それ以上に悪魔との対話という形で展開される氏の論が過激すぎて、「こりゃ、親族も出すの躊躇するわ」と思った次第。
自己啓発の世界がこの頃(大恐慌頃)から今まで大体焼き直しなんだなぁと気づかされると共に、言論の自由が進んで氏の言っていることが「許容範囲内の過激さ」に収まってきたことを考えると、焼き直し焼き直しの中で時代と共に色んな考え方が織り込まれて幅が広がる・・ってのも大事な事なんだなと感じさせられる。
成功の芽をつむのはXXと◎◎だ!!って過激な発言は勿論、悪魔が人々を支配する(というメタファー)ためにどういった手法を用いているか(人々はどういった思考や感情で暗黒面に陥るか)をヒル氏が悪魔から聴きだし、それを打破する方法を聞き出すやりとりは読み物としても中々面白い。100年ほど前に書かれた嫌われる勇気の自己啓発版って感じ。
ナポレオン・ヒルなので、ややスピリチュアルよりな自己啓発要素が多めなので、そういったジャンルがあることを知っていたり、ある程度理解(好きorそれを承知した上で距離を取りつつ良いところを盗める)している人でないとキツいかも知れない。
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願望実現できる人は、どれだけストイックなんだろうと思う。これほどの厳しさがあれば、何だってできるような気がする。
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この本は80年ほど前に書かれたものが最近になりようやく世に出てきたものです。
キリスト教圏の人達からすると悪魔という言葉にはぞっとする部分があるかもしれませんが、あまり日本には馴染みがない部分もあるかもしれないですね。個人的には悪魔というのは分かりやすい比喩表現なのかなと思い読み進めました。
ヒル博士は悪魔との対話(本当に対話したのかは謎ですが)形式で人生で成功するためにたった2パーセントの人がやっていることを紹介していきます。
キーワードは流されないこと。
対話形式は哲学書にはよくある書かれ方だそうです。
正直何度も何度も同じような内容が後半続いてくるので読むのがしんどくなってきますが、それだけ博士が重要であることを読者に刷り込ませたい意図があったのかなと思います。
スピリチュアルな面も若干あるのでそこはゆるーく読み進めるくらいが丁度いいかなと思いました。
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悪魔を出し抜け
ナポレオンヒル きこ書房
この原稿は1938年に書き上げられたが
内容が教会を侮辱するものであるとして
妻に出版を反対され73年後まで世に出ることは無かった
私も成功の哲学と言う啓発本の存在は知っていたが
ナポレオンヒルの本を読んだのはこれが初めてだ
何しろ勝利だの成功だのと言う価値観を見下していたからだけれど
この「悪魔を出し抜け」と言うタイトルが読ませる決め手となった
図書館から届いた本を見ると
推薦者達の顔ぶれが読む気を萎えさせたし矛盾も多いし装丁も下品だし紙も悪いしとそれでも半信半疑で読み出した
やはり幸福を求めてと言いながら社会性に固執した勝ち組の話に我慢して付き合いながら
悪魔との対話が始まる81ページへ辿り着いた
さすが悪魔の論法は一方的な矛盾もあるがとても面白いやり取りだ
姿形を問われた悪魔は
私に形などない
私は否定的エネルギーであり
私を恐れる者の意識の中に住んでいる
私は原子の半分と精神的及び
物理的エネルギーの半分を支配している
現在は人間の98%を支配している
残りの半分は
人間が神と呼ぶ私の対抗勢力が支配している
肯定的な思考は神が支配し
否定的な思考は私が支配しているのだから
人間のほとんどを否定的エネルギーで捉えているのが私なのだ
その手段の一つが恐怖であり
貧困と死と病気と失恋と老と非難が最も有力である
更に死の際で永遠の罰を与えられると信じ込ませてしまえば簡単に操れる
抵抗勢力つまり神が人間に積極的に思考する力を与えてから
人間の自律が起こり2%奪われているのが今の状態だと言う
神が支配するのは愛や信念や希望や楽観主義などの積極的な思考と調和にもとづいて動いている宇宙の法則だ
2%の敵はソクラテスや孔子やボルテールやペインやリンカーンあるいはロックフェラーやエジソンだと言う
ここに肝心のカーネギーがいないのが不思議だ
そして「流される」と言う「習慣」を
植え付けるには
恐怖貪欲迷信情欲恨み怒り虚栄心怠心に忍び込んで操るのだ
更には親や教師や宗教家による恐怖心の洗脳を利用することだ
最強の恐怖である地獄に落ちると言う教えを以て支配しようとする政治組織と宗教組織が持つ共通点である
私の力を奪えるのは神ではなく
人間自身の意志を持った思考力だけなのだ
流されない自発的な人間になるには
恐怖から目覚めることと与えること
得る前に与えることだ
悪魔にとって真実ほど恐ろしいものはない
真実はゆっくりと確実に人間を恐怖から解放することになり
悪魔から恐怖という武器を奪えば存在し得なくなるだろう