投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
田舎の暮らしを描いたほのぼのとした作品が結構好きなので、タイトルやあらすじに惹かれて読んだ。
前半、主人公と姉の、父の遺産のことしか考えてないような態度や言動にイライラしたし、あまりにも父親のことを無下にしすぎだと感じてお父さんが可哀想になった。
最終的に主人公が、自分の生き方みたいなものを見つけ始めていたのはすごくよかったし、
都会での生き方に縛られている主人公の彼女の存在も、なんだかいいアクセントだった。
自分も、田舎でのんびり暮らしたいと心の中では思いつつ、都会での生活しか知らないため勇気が出ずに周りと同じように進学、就職という生き方をしている。
これを読んで一念発起!…できたらよかったのだけど、やはりもう少し都会で頑張りたいこともあるし、何かきっかけがないと生き方は簡単に変えられないかな。
でも、人生を楽しく、という当たり前のことには改めて気付くことができたし、こういう生き方もあるのだと勇気づけられもした。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
秒で読み終える。
はらだみずきさんはサッカーボーイズシリーズから好きだが、いい意味で文章に癖がなくて読みやすい。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
生前交流の途絶えていた父親が亡くなった後、父親の生活を辿る中で、家族の知らない父親が人と関わりながら趣味を持ち、一人の人間としての満ち足りた生活をしていたことを知る。その中で、その子供たちも自分の人生を見つめ直し立ち直っていく再生の物語。人生とは、幸せとはを立ち止まり考えさせてくれる。
『おまえは人生を楽しむ努力をしているか?』
今はまだ、出来ているとはとても言えないが、何とか楽しむ努力を重ねたいと思う。
それにしても自分は、どうしたら楽しいと思えるのか、エネルギーが湧くのか、その辺りから見直さないといけない。いっそ、環境を変える体験をした方が良いのかもしれない。
自分に正直になって、他人の評価や無難な道ではなく、自分自身が納得できる何かを見つけよう。焦らずに次の波を待ちながら。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
”自分の人生がおもしろくないなら、なぜおもしろくしようとしないのか。他人にどんなに評価されようが、自分で納得していない人生なんてまったく意味がない”
”職業や職場を選ぶ前に、決めておくべき生き方があった”
強く同感する。何があろうと幸せは常に自分の中に。保ち続けたい考え。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
「お父さんが亡くなった今すぐ○○病院へ来てほしい」
と、知らない人から電話がかかってきた
父とは約3年会っていない・・・指定された病院へ行くと・・・
自分の知っている顔の父ではなくひげを生やし日焼けしまるで仙人のような父がそこにいた
遺品整理で生前住んでいた家に行くと・・・・
海の見える高台に塗装ははがれ床がゆがんでいる!ここが親父の住まいか?
この3年間全く連絡とっていないので引っ越したことも何もかも知らない
父は無口の印象しかない僕にとってご近所さんの皆さんが口をそろえて
「お父さんには大変お世話になって」
と自分の知らない父親がそこにあった
父はある思いがありこの土地を購入
ずっとやりたかった気ままな生活を暮らしていることを知り
心打たれた僕は父の思いを引き継ぐこととした
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
グイグイ引き込まれて行く感じで、時間の流れがあってとっても読みやすかった。
今のわたしの状況に似ていて...人生の生き方をとっても考えさせられる物語。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
淀んだ心が浄化されて、暖まっていく~(*´∇`*)父親と疎遠になっていた主人公が父親の死をきっかけに、意外な一面を知る(^^)そして自分も…(*^^*)最近、作家さんの新規開拓していなかったけれど、はらだみずきさん嵌まりそう♪
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
就職難でブラック企業…
「社会に出た途端、挫折したのは偶然ではなく、必然だったのかもしれない。人と同じように生きることは、それほど楽なことではない。」
父が遺した南房総の家と周囲の人たちに助けられ、教えられ…
人生の在り方、生きること、活きる意味を考え直しますねぇ
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
色んな道があり、どれが正解か不正解か、そんなことはわからないけど、思うがままに進んでみようと思うことができました。
とてもいい本でした。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
すっと心に入る本でした。
主人公は、疎遠になっていた父親の生き方に触れながら父親の一面を知るだけでなく自分自身の生き方についても見つめ直していきます。
親と仕事と自分、いずれかに向き合わないといけない時が誰にでも来ると思いますが、主人公のように、暮らしの中で自然と向き合っていける環境が大事だなと思いました。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
季節にあった物語を探していたのに
真冬にひまわりの表紙の本を選んじゃった
S先生が推すもんだからー
生徒が読む内容じゃなくて先生向けですね
ちょっと内向きだけど気になる感じで
読んでいるところです
一般的な価値にとらわれないで自分らしく生きるって簡単のように見えてやっぱり難しい
こうであるべきという考えがやっぱりある
奥に押し込んでいてもやっぱり出てくる
一般レールから外れてしまった今
どこから自己を見つければいいのか
歩き出せばいいんだけど見えないのかな
自分が出来ることは示してあげる事かな
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
新卒で入社したブラック企業を1ヶ月で辞めた文哉は、疎遠だった父の急死を受けて、父が残した田舎の海の見える家で暫く暮らそうとするが、、
父親という存在は、本作に限らす、なかなかミステリアスなものだなの思いました。日中は仕事で家にいないし、滅多に会話をしないせいでしょうか。本作でも久しぶりにあった父の姿に戸惑いを感じるけど、それを受け入れながら自分の新たな可能性に目を向ける文哉が逞しくなっていくのが印象的でした。
年をとって思いますが、サーフボードもそうですが、色々な事に順応できる若さって羨ましいなと思いました。年をとってくると固執しまうので。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
父子、家族の物語。
父の死後、父の生活をトレースしていくことにより、不仲だった父を再発見し、そして自分自身の生きる方法や大切なものを見出していく。
人生にとって何が大切かというのは人によるし、家族だからといって似てくるわけでもないよなーと思うけど、
海辺の暖かい雰囲気の本作に、ほんわかとなる読了後の爽やかさ。
それから、も読みたいな。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
この本、なんでほしい本のリストに入れたんだっけなぁ?
入社一ヶ月で会社を辞めた直後、知らない男からの電話でしばらく疎遠にしていた父の死を知らされた。遺されていたのは父が終の棲家としていた南房総の海が見える家と僅かな家財のみ。文哉は知り合いもいない土地で家を処分するためにを遺品整理を始める…という発端。
さて、ここからどのように話が展開するかといったところだが、これが絵に描いたようなストーリーで、あんまり山谷もないし、読んでても何とも興が乗らなかった。
自分に正直に生きるとか人生を楽しむというのは良いのだけれど、それが都会の仕事から”ワイプアウト”して自然の豊かなところで人情溢れる人たちと貧しくてもひたむきに生きる、という方向になるのが、あまり面白くない。
まあ、これで人生過ごせれば、そりゃあ楽しいわなぁとは思えるが、最早この歳になると、人生というのは楽しいことばかりでなく、高みを目指して努力するほど残るのはどちらかと言えば悔いばかりで、だけども懸命に生きた人生が終わりかけた時に、自分なりにまずまず良くやって来たと振返るようなものなのじゃないかなと思えるんだな。
この本で感動するには、サラリーマンを長くやり過ぎたか…。
和海や凪子の曰くありげなところもあまり掘り下げられないし、姉の宏美のとっ散らかりようもなんだかで、★は少し辛め。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
いわた書店さんの一万円選書より。
都会で挫折した青年が、急死した疎遠だった父親の片付けをしていくうちに、自分の立ち位置を見つけ始める話。
爽やかな読後感がよいです。
海のそばにいると、悩んでいることが解決できるかもしれないなと。実際そんなうまくいかないだろうけれど。
その後は気になると思っていたら、続篇がありました。