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途中からものすごくエグい展開になってびっくりした。読みたくないのに夢中になって読んでしまったが、死体を切断したり、人肉を調理したり食べるところが、本当に気持ち悪くなってしまい、しばらくお肉は食べられないと思った。
場面や語り部が次から次へと変わっていって、わたしにはついていけない所もあった。
ただ、林真理子はこんな物語も書けるんだ、とネタの多さに、キャパの広さにものすごく感心した。
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料理研究科の主人公が、息子が殺してしまった自分の愛人の肉を料理して家族で食べて証拠隠滅・・・というストーリー。淡々としつつも、じわじわと気味の悪さがこみ上げてきます。
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なんだこれは。後半の展開が本当に予想外。ただ、ラストが突然過ぎて、こちらが処理仕切れないまま終わってしまった。
濃かった…
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林さんのエッセイはこれまで何度か面白く読ませて頂いていましたが、小説は今回初めてでした。
グルメで美しいもの好き?な林さんらしい内容だなと読み進めていましたが、終盤のシーンが衝撃的すぎて、私にはちょっと刺激が強すぎたように思います。
ただ、エッセイは好きなので、他の小説にチャレンジしてみようと思います。
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途中でやめられないくらいおもしろかったけど、
後味の悪い小説でした。
主人公の女性の望んでいる世界は、女性の大半がもっている価値観だと思う。
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最後3分の1の、急展開があまりにもすごい。
家族のつながりが、こういう形で表現されるのもありなのか。。
圧倒される作品やけど、人には薦められないです。。
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2012/4/23(月) 後半証拠隠滅の描写のグロさにびっくり。かなりの斜め読みで乗り切る。小池真理子さんの雰囲気に類似。
崩壊していた家族が一致団結する様子が自然だった。分かる気がする。
が!他のレビュアーの方も書いていたが、人には勧めない。
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後半はちょっとグロかったですけど面白かったです。でも、ここまでじゃなくてもどこの家族にも色々抱えてることはあると思うんですよね。
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ぎゃあ
最初は、空中庭園的な寒々しさを感じてただけだったんだけど
最終的に吐き気と闘いながら読み終えました。
周りから見たら明らかに歪んでるものも
歪んだ中身はまっすぐかもしれないし
周りからみたら明らかにまっすぐなものも
まっすぐな中身は歪んでるかもしれない
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主人公は44歳の美人料理研究家、ユリ子。大手都市銀行に勤める夫に、有名進学校に通う息子、母のアシスタントを務める娘(ただし、ここだけが自分のプロフィールでやや難とユリ子が嘆息する、垢抜けない娘)と、幸福で完璧な家庭を築いてきたはずだった。息子の圭児が愛人の緑川へ接近するまでは・・・。
作者の真骨頂!という調子で始まる物語だが、中盤から「エッ?!」という展開になる。ホラーに徹し切れていないホラーとでも言おうか。林真理子流のホラーにしようとしたために何だか中途半端になってしまったような。
そんなわけで後半はダラダラ読みになってしまった。
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これが噂のカニバリズムってやつですかね。
途中の解体シーンはこっちが吐きそうでした。ユリ子が静かにまるで家畜を捌くかのような狂気にゾッとしました。
みんなで力を合わせているようで、実際は完全崩壊に向かって転落しているだけなのが哀しいですね。逃げきれたら良かったのに…って思いました。
ずっとなんでディナーじゃなくてランチなんだろうと思っていたので、最後はやられたなーと思いました。
気持ち悪かったけど、こういうテイスト好きです。
あと角川文庫の装丁も好きです。可愛い。
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気持ち悪すぎて人に勧めることができない。なので星ふたつ。
でも家族のあり方としては、描き方が極端ではあるけれども、運命共同体だなと思った。
家族とは運命共同体。
それでありさえすれば、たとえ狂った方向に行こうが、常識を越えていようがいまいが家族とは繋がっているものなのでしょう。
…レビューがしづらい。読了感が半端じゃなく悪い。
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ダイエットにいい。
ごはん、欲しくなくなる。
子供を守りたい。
って、そういうことなんかな。
愛がないわけではないけど、
いちばんではない気がする。
2015.11
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読了:2017.10.26
初の林真理子作品。明らかに伏線だと分かるキラキラスタートに、この後ドロドロ&家族がバラバラになってくんだろうなと呑気に構えていたら、まさかの展開。
そして皮肉にもそれが強力な力となり家族が歪んだ形で再生していく。
(ネタバレ要素:みかちゃんの目線や心情がよかったなぁ。けいじが突き放されるのがかわいそうだった。スプラッタ好きなんでそれも込みで面白かった。)
作品の中でも異色らしいので次はTHE真理子を読んでみよう。
教団Xからの聖家族のランチだったので宗教要素が続いたわけだけど。与える側と受け取る側に温度差あるとこが恐怖要素に使われる理由よね。神・宇宙とか不確かな題材でいろんな捉え方があるものを排他的にひとつを信じ抜く。それを周りに訴え始める・強制し始める。拒否はできても否定はできないあたり、武器が弱くて恐怖を感じるのかしら。
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◆内容(BOOK データベースより)
大手都市銀行に勤務する夫のヨーロッパ赴任に伴って、現地で料理を学んだユリ子は、帰国後、美貌の料理研究家として一躍マスコミの脚光を浴びるようになっていた。母のアシスタントを務める長女と、有名進学校に通う高校生の長男をもち、母の美味しい手料理に舌鼓をうちながら会話をはずませていたこの家族に、やがて暗い「影」が忍び寄る。ユリ子と雑誌編集長の不倫、夫が遭遇した金融危機の荒波、長男に手を伸ばすある組織…。家族四人がそれぞれに口にはできない“秘密”を抱えていたのだ。家族の崩壊と再生の困難さを、衝撃のストーリーで描いた傑作長編小説。
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料理研究家という設定をそう活かすのね。前半の家族の抱える問題ぜんぶまとめて粉砕!って感じのインパクト。力技ですね…
でも、共通の脅威がなければひとつになれない人間の悲しさ、みたいなのは感じる。