投稿元:
レビューを見る
働き方改革の必要性が高まった背景や、現状の労働時間管理などの制度、今後の働き方改革の方向性について説明したもの。
現行制度の基本的な部分や解釈、運用の実際について、過去の判例を踏まえながら解説しているところは、わかりやすかったかなと思います。
個人的な好みもあると思いますが、文章の書き方が分かりにくい部分が多く(読点がなく長文になる、「同」を頻回に使うなど)、少々読みにくく感じたのが残念でした。
投稿元:
レビューを見る
正直あまり読み進められなかった作品。働き方改革を行うためにまず、どの程度働いているのかといった労働時間の把握を行うことが必要であると述べている。営業社員の場合どうなるのかなど凡例も含めた説明もあるが、とくに働き方改革をどのように進めていくべきかという観点の記載がなかったように感じたため残念。
投稿元:
レビューを見る
4月の施行に合わせて2月末には各出版社から関連本が一斉に出揃うのはわかっていたが、豊富な裁判事例が載っていたので読んでみた。
RPA、AI、ICなどを働き方改革に絡めて整理してあってかなりおもしろいし、「前史」への理解は深まった気がする。
投稿元:
レビューを見る
恐縮ながら積読にしており、社会情勢が変化しつつある今、今更か?とも思いながらページを捲りましたが……
働く人の教養としてではなく、人事などの実務者に参考になる制度解説と事例の基礎を読み物として分かりやすくまとめてあるという感じでした。(もちろん誰にとっても自分ごとで参考になります。)
そのため労使関係の制度に大きく変更があるまでは参考になると思います。
なお、タイトルは改革まるわかりですが、どのように改革していくかについてではなく、現状を(法的な扱いなど)正しく把握する点が主な内容と感じました。「働き方改革のための労働制度の基本まるわかり」というような表題が近い気がします。
内容は悪くないのですが表題から期待した内容とズレを感じたため★2で。
投稿元:
レビューを見る
第1章 働き方改革の背景―なぜ、いま必要なのか?
第2章 「労働時間」をどう見るか
第3章 多様な労働時間制度と健康障害防止対策
第4章 働かせ方、働き方改革の進め方
第5章 働かせ方トラブル時の紛争解決制度
終章 労働の未来と働き方改革
投稿元:
レビューを見る
長時間労働をメインに働き方改革が語られていた。どちらかというと使用者側の立場で、どのように働き方改革をしていくか、訴訟になった時に身を守るためにもどういう工夫をして時間管理をしていくか、ということが語られていた。ダラダラ残業を防ぐには事前申告制を、とか、しかしそれはなし崩しになりがち、とか、うちで実際に起きているなと思う。名ばかり管理職が労働時間の適用除外となることも、マクドナルド事件のようにその妥当性が否定されることも結構あるようだ。みなし労働や裁量労働制を導入しても、特にうまく仕事を捌けない新人にとっては労働時間が長くなりがちで、その健康障害を会社が見落とすことになりかねず、そうした労働制の適用が認められないこともある。どこまでを労働時間と認めるのか、どのように労働時間を正確に把握するのか、難しい。