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『桃太郎は盗人なのか?』を読む前にこちらを。
桃太郎の昔話はそのままに、空から見た絵が展開していく。
『桃太郎は盗人なのか?』という視点を持って読んだからか、鬼は本当に悪なのか?桃太郎の正義は本当に正義なのか?と考えてしまう。
まず、桃太郎が突然鬼ヶ島に鬼退治に向かうけど、鬼が悪さをしたという流れがなかった。桃太郎の家や周りの山に荒らされた形跡なし。私が知る桃太郎の話では、鬼が散々悪さをして人間を困らせていたような気がしたけど、違ったのかな?
なぜ、桃太郎は鬼退治へ?
次に、鬼ヶ島は鬼がたくさん暮らす島で、人間のコミュニティと変わらない賑やかさがあった。そこに桃太郎たちが乗り込んで暴れ出す。
これまた私が知る桃太郎の話では、鬼ヶ島は遠く離れた寂しい島で、悪さをする鬼が数人いるだけだったけど、生き生き暮らす鬼の国に乗り込んだの?
このページだけ見ると、桃太郎、乱暴すぎない?侵略者に見えるよ。
最後、宝物を持ち帰る桃太郎たち。
山盛りの宝物を仲間たちに引かせている桃太郎よ、自分はリーダーだから先頭を歩くだけなの?こんなに重そうなのに、自分より小さい仲間を手伝わないのかい?
おじいさん、おばあさんと三人で幸せに暮らしたとさ、らしいけど、村人や仲間たちはどうなったの?宝物独占したの?
そんな感じで、もう桃太郎が普通に読めないかもしれない。
さて、『桃太郎は盗人なのか?』を読んでみよう。
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萌ちゃん初めての桃太郎。
図書館で萌ちゃんが持ってきたので、桃太郎の何か違うお話なのかな?と思ったら、そのまま桃太郎、空から見た桃太郎、タイトルそのまま笑
とても可愛いし、萌ちゃんも同じ地点から見る感じで分かりやすかったみたい。歌を交えて読んだらとても気に入って読んで読んで!となった。
鬼のシーンは、なんで?と聞いてきたけど、うーん、鬼が悪さをするからかな…と。
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子どもと図書館へ行った時に私が気になり借りてしまった。
「桃太郎たちだけでこんなに鬼を倒したの?」
「鬼からもらったお宝持ち帰るの大変だったんじゃない?」など子どもと会話しながら読めた。
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日本の昔話「桃太郎」を空からの視点で描いた絵本です。
「おじいさんは山へしばかりに」「おばあさんは川へせんたくに」でおなじみの場所はどんなところだったのか、ドローンを飛ばして撮影したかのような風景が横長に広がっています。
空高くから見ているので人物や動物は小さく、空を飛んでいる虫の方が遠近法で少し大きかったりします。
成長した桃太郎は、きびだんご一つとひきかえに、イヌ、サル、キジを家来にして鬼ヶ島へ鬼たいじに向かいます。
「むかしむかし」のお話なので交通網は整っておらず、鬼ヶ島への険しい道のりが壮大に描かれていました。
そして最も圧巻なのは、空から見た鬼ヶ島でした。
桃太郎とイヌ、サル、キジだけで鬼たちによく勝ったな、絵だけを見ると全然無理だなと思いました。
たいへん美しいダイナミックな風景画集でした。