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またも本人の作品を読まずに、対談・エッセイから入ってしまった。
穂村さんの対談が入っているので手に取った。
言葉をめぐるプロ同士の話は面白い。
対談の中から最果さん自身のプロフィールが見えてきて興味深い。
「自分」という個人が見えない言葉を書く、というのが
芸術っぽいなと思った。
松本隆さんの「論理は防御には使えるけど攻撃には使えない」
という言葉は、もっと広く伝わっていい考え方だなと思う。
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現代詩の概念を打ち破り、新たなる可能性を広げてきた詩人・最果タヒ。彼女はなぜ「ことば」の世界を選んだのか。作詞家、女優、詩人、漫画家らと、ジャンルを超えて「ことば」について語り合う。『ユリイカ』他掲載を書籍化。
くどくてちょっと退屈だった。
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詩人最果タヒと、松本隆、大森靖子、二階堂ふみ、青柳いずみ、谷川俊太郎、穂村弘、石黒正数、志磨遼平の対談集。
穂村弘の綴る言葉が読みたくて手に取ったが、他の人との対談もとても興味深かった。特に詩はわからないものという言葉が印象に残る。言葉で綴ったものって、どうしてわかる/わからないを評価の軸にしてしまうんだろう。青く澄み切った空、透明な海、燃える夕日を見てただ「美しい」と思うように、ただそこにある言葉が自分の感性を震わすことだってある。そんなことも忘れちゃってたな。
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対談集ってその人の過去とか習慣とか浮き彫りになってしまって、作品に理由を求めてしまう自分が嫌になるから、あんまり好きじゃないなと思った(語彙力)。
でも、“生身のものが好き”っていうのが大共感だった。私は嫌いな人とかものとかに出会った時に、建前で話したり仲良くし続けることができなくて、自然と距離を取ってしまう。建前で話したり、苦手だなって思った人と話し続けることが多かったけど、やっぱりしんどくて、考え事が多くなっちゃったし。視野を広げて色んな人と関わるって、“ん?”という違和感を押し殺すことでもあるんだね