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シリーズ第四弾。
惣次が五鈴屋を出て行ってしまい、ついに智蔵が六代目に・・・。そして、幸がその伴侶となります。
智ぼんさんは優しい人なので、幸もここぞとばかりに商才を発揮しまくっています。(傘や風呂敷の“五鈴屋グッズ”は私も欲しいです・・笑)
ラストの幸の決断は、またもや波乱必至ですが、どのように乗り越えていくのか、楽しみです。
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大阪商人の志す商いには、「利」と「情」の両方が不可欠。両方が揃って初めて、血の通わぬ金銀に息を吹き込むことができる。
利だけに偏るのも、情だけに偏るのも違う…桔梗屋の救済に名乗りを上げた五鈴屋の行方は。
超絶続きが気になる終わり方!
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今回の幸は、なかなか順調で嬉しい。
あの人があっさり退場して、戻ってくる人もありで五鈴屋にとっても激動の展開。
幸は、まっとうに生きているからいざというとき味方がでてきてくれる。
そして、あの商才は目を見張るばかり。柔軟な発想が素晴しい。
でも、あのラストは、またまた一波乱ありそうで続きが気になって仕方がない。
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神無月の客/お家さんの心痛/揺れる心、揺るがない思い/曽根崎心中/援軍/披露目/結び糸/新たな売り方/人を育て、我も育つ/羽黒蜻蛉/勝負の時/決意
波乱万丈の五鈴屋、二人目の夫が消えてしまった幸。知恵を絞って商いを広げる幸の次の決意に目を見張るが、商売以外にも目を向けてほしいとチョッピリ切なく感じる。
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幸の商才がついに発揮され、今迄の幸の苦労が報われる展開で読み手もスカッとした気分になる。
その分次回の展開が楽しみだが、また新たな不幸
があるんじゃ無いかと今から心配になる。
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惣次が店から姿を消した。消息が分からぬままに二十日ほどの日が過ぎ、惣次からの文を携えて智蔵が五十鈴屋にやってきた。
惣次からの文には「隠居する」という内容が書かれており、彼が二度と五十鈴屋に戻る気がないということは察せられた。惣次は智蔵に跡を託すつもりのようだが、智蔵は自分には商いの才がないと逃げ腰。
お家さんである富久は、どんな形になっても幸が店に残れるようにと、ある提案を幸に告げるが......。
※これ以降、ネタバレを含む感想になります。ご注意ください。
2017年8月23日読了。
シリーズ4作目ですが、幸の人生は相変わらず波瀾万丈です。
幸の持つ才に、惣次は嫉妬して功を焦り、結局は逃げ出してしまいました。
途方に暮れる五十鈴屋の面々ですが、そんな中で幸は遂に智蔵と夫婦になります。1作目で二人が出会ってからずっと、二人が結ばれて欲しいと願っていたので、私はこれがとても嬉しかったです。
その嬉しさの陰で、ひとつの悲しい別れも。幸にとって、実の母親以上の存在である富久です。惣次が姿を消した後、幸を養女に迎えたいと言い出したり、最期まで幸を大切に思っていた富久。彼女の退場はとても寂しかったです。
これからはお家さんの助言を頼りに出来なくなった幸がどう波乱の日々を生き抜いていくのか、ますます目が離せません。
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なんとまあ、そうなるのね。今回の展開はちょっとやり過ぎかなーという気持ちが否めない。別に養子でもよかったんじゃないかとも思うけれど。できすぎる妻が疎まれるのはしょうがないのかな、もっと陰で守り立てるその能力があれば、話は変わってきただろうけれど。やっぱ夫としては不甲斐ないよねえ。現代ならさちは結婚なんてしないでバリバリ働くキャリアウーマンになるんだろうね。江戸だからムズカシイだけで。しかしこれといった失敗もなく実績を積んでいるさちはすごい。浄瑠璃人形とおなじ出で立ちでの観劇の件はちょっと感動。よく考えた。
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シリーズ第4弾
女は日陰の身ゆえに今まで出来ず歯痒い思いをしていた知恵を出して商いをすると言う事への幸の手腕が心地よく発揮できるようになって、見ていて気持ちがよかった。笑って勝ちに行く幸の逞しさは、決して独りよがりに笑っているのではなく関わる人全てに笑みがこぼれるような優しさが基盤になっている。決断力 実行力はお見事で、次なる難題にどう立ち向かうのか、早く次が読みたいな。
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幸が、四代目五代目そして六代目にも嫁ぐ事になる。
人形と人形遣いの様な関係の夫婦は、知恵を働かせて商いを大きくしていこうとする。
幸がお家さんとなって本格的に商いに邁進。
この先、繁栄ばかりではないだろうが、どう大きくなっていくのか楽しみ。
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納まるべきところに納まった幸と智蔵。
いよいよ、幸の胸のすくような活躍が始まる。
一巻で、四代目徳兵衛に嫁ぎながら夫に愛想をつかし、実家に戻った元ご寮さんの菊栄。その立ち居振る舞いが魅力的で、一巻だけでこの物語から姿を消してしまうのは残念に思っていたら、前巻で幸と5年ぶりの再会。この巻では、幸にとってさらに貴重な役割、重要な存在になってくる。
今後も、この二人、様々な関わり合いになっていきそうな予感。
一気に第四弾まで読んでしまったが、第五弾は未刊行。
今までの刊行間隔からすれば、次巻は来年の2月?
楽しみに待つとしても、なるべき早い刊行をお願いします、高田郁様。
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幸の商才がとうとう発揮し始める第4巻。
これまでで読んでいて最も安心できる展開となっている。
しかし、前巻までがあまりに波乱に満ちていたため、
今巻はきれいに納まり過ぎていて、なんとなく物足りない気もする。
それとも、今回は単なる箸休めに過ぎないのかも。後から更なる苦難が押し寄せてくる予感もする。
それに、雲隠れした惣次の行方も気になる。
ますますこれからの五鈴屋から目が離せない!
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惣次が出奔し、五鈴屋は当主不在となってしまった。
いよいよ体調の思わしくない富久は、五鈴屋を幸に託す。しかし、女は当主になれぬ掟。
そこで、三男の智蔵は、五鈴屋に戻り六代目徳兵衛を名乗ること、幸と夫婦になることを決意する。
智蔵は、あたかも人形浄瑠璃の人形と人形遣いのように、自らは人形となり、幸に自由に商才を発揮させようと考えたのだった。
やっと優しい智ぼんはんに嫁ぎ、商いの工夫も冴えまくり、超絶美形になってきた幸。
本作で、五十鈴屋の商いが順調に大きくなり、いよいよ幸が勝負に出たところで次巻へ続く!
うう〜、もちろん幸はここで勝負に勝つんだろうけど、これまたもちろん、そう簡単にはいかないんだろうなぁ〜。
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ようやくこの流れ来た!と思わせる第4巻。
智ぼんとの結婚に落ち着いてこその、流行への仕掛け、新たな商い、業務拡大。
これから快進撃だ!!と応援したくなる幸の才能が心地よい。
でも夫への気持ちが言葉ですらすら出てこない幸にもキュンwww
そんな幸をちゃんと理解している智ぼん、いい旦那さんだ・・・。
最後のシーンで切った啖呵もカッコイイ。
次巻も楽しみです。
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想定通りというか、収まるところに収まったという気がする。これからは思うまま力を発揮するのではと思わせて落とすのが、この作家。どうなるのか、次回も楽しみです。
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いやー、もう面白い!!
高田郁さんはどれもいいけど、今の所このシリーズが最高かな。今後もっともっと面白い作品を描かれそうだけど、今の所は。
三兄弟に嫁ぎ、やっと何もかもしっくり来る旦那さんに巡り合えて、幸の商いの剛腕もうなる、うなる!
利も上げ、情もある商い。
自分も見習わないといけない事がたくさんあるなぁ。
この作品でぜひ直木賞を獲ってほしい!
ま、受賞しなくても傑作という事実に変わりはないんだけどね。
早く続きが読みたいー!