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内容(「BOOK」データベースより)
江戸時代中期、長く続いた不況を脱し、景気にも明るい兆しが見え始めた。大坂天満の呉服商、五鈴屋でも、五代目店主の惣次とその女房幸が、力を合わせて順調に商いを広げていた。だが、徐々に幸の商才を疎むようになった惣次は、ある事件をきっかけに著しく誇りを傷つけられ、店主の地位を放り出して姿を消す。二度と戻らない、という惣次の決意を知ったお家さんの富久は、意外な決断を下す。果たしてその決断は五鈴屋を、そして幸を、どのような運命へと誘うのか。大人気シリーズ第四弾!
平成29年8月25日~27日
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やはり面白くて一気読み
「貸してー」と三人が待っている
読みやすくて 面白い
以前の登場人物もしっかり出てるし
こういう本がいいなあ
五巻、早く~早く!
来年でしょうか
≪ 商いの 人形遣い みごとなり ≫
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髙田先生の本はいつも次巻が待ちきれない程面白くて気になる終わり方。もう一刻も早く次の巻が読みたい思いでいっぱいです。
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再婚した惣次とも思わぬ形で別れることに。
そして、まさかの展開・・・。
でも、これでようやく幸の商才が存分に生かされる条件が整ったというところか。
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惣次と別れてしまった幸。
きっと今度は智ぼんと結婚して、商いを自由にできるようになるのではと思ったらその通りの展開に。
でも一筋縄ではいかないのがやはり高田郁作品。ようやく軌道に乗り始めたかに見えた五十鈴屋だが、つぎからつぎへと問題が起こる。
そして隠居したことになっている惣次だが、本当にもう出てこないのか?
いまから次巻がたのしみ!!
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五代目惣次が失踪で終わった前巻の続きで、どうなるのかと思ったら、なんとやっぱりそうするんだ。高田さん、元からそう考えてたんだろうか?
で、それですんなり行ったら話にならんので、最後にはまた驚くような展開。また、次巻に引っぱられるわ・・・
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2017.9.1.相変わら最後まで興味津々、楽しんで読めた。人形と人形遣い…連続ドラマの朝が来たを思い出した。これからの展開がますます楽しみ。
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ようやく幸の身は固まった模様。これ以上誰か他に…という展開があればかなり驚くけど。お家さんが旅立たれいよいよ幸の大舞台が始まり、その相方が智ぼんさんなら何とも心強い♪ちょっとした工夫や仕掛けで商売を起動に乗せていく幸は頼もしい。ちょっとした事を思い付くのは大変なんだけど。真澄屋が今回は宿敵になるのだろうか。まだ4作目。ひっくり返ってひっくり返って、の連続に違いない。そして惣次もこのままであるはずもなく。高田さんの物語の練り方が楽しみで仕方ありません。治兵衛が要所要所締めてくれるのが心地よいです♪
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ようやっと、というか、早くも、というか、智ぼんと添うことになった幸。
あまりに智ぼん屈託なさすぎて逆に不安だけど、優しい人なのは昔からだし、苦労を経て人の気持ちのわかるいい男になって帰ってきたんだなあ。奉公人への暖かい言葉には涙がにじむ(兄2人がひどかったから余計に)。
お家さんにはゆっくり幸せな余生を送ってもらいたかったな。
幸の商才と度胸でニヤリとして読了。
表紙の着物が人形のアレなのかな?
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予想通り第4巻では、三男の智蔵が登場。学と徳、和と謙虚の智蔵のもとで、幸の才覚、商才は見事に花が開きます。高田郁さん、渾身のシリーズ、絶好調で第5巻に続きます!
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あきない世傳金と銀、第4巻。
ようやく手に入れました!
そして、ゆっくりじっくり味わいながら読みました。
第3巻のラストでどうなることか?!
と、気をもんでいたのですが…
予想だにしない展開に、「えっ!!!」と声を出してしまいました。
天満の五鈴屋へ女衆として奉公に上がり、4代目徳兵衛の後添えになった幸。
4代目徳兵衛は3兄弟の長男ですが、読んでいて腹立たしくなるほどの放蕩息子。
その4代目徳兵衛が不慮の事故で亡くなります。
事故の原因も自業自得というか…
そして、5代目徳兵衛となったのが弟の惣次。
3兄弟の次男。
5代目徳兵衛は幸の商才を認め、幸を娶ることを条件に5代目に。
この惣次、商売熱心で、商売人としては4代目とは比べ物にならない。
幸の商才を認めていたので、幸と二人三脚でやっていくかと思いきや…
商売が上手くいき始めると、手柄は自分ひとりの裁量と勘違いし始める。
”情”というものが全くなく、儲けることしか考えない。
その結果…
自分で自分の首を絞める状況を招いてしまう。
そんな状況を作ったのは4代目自身なのに、あろうことか、お金をもって逃げ出した。
後に残された幸と五鈴屋。
どうする幸????
どうなる五鈴屋~~~~!!!!
と、思っていたら、3兄弟の末っ子、智蔵が6代目徳兵衛に。
そして、そして、幸がその嫁に!
3兄弟の長男、次男、三男と三人の嫁になった幸。
でも、第1巻で智蔵は幸と夫婦になることを望んでいたのだし。
そして、なんといっても人としての優しさを持っている智蔵。
自分を人形に、そして幸を人形遣いに例え、幸が思う存分あきないに力を注げるように尽力する姿。
”智ぼん、よう言いはった!”
”智ぼん、ようやらはった!”
と拍手喝采!!
次から次へと窮地に追い込まれ、やっと商いが軌道に乗ったら、またまた問題が!
第5巻は来年の春ごろ発刊でしょうが、今から待ち遠しい!!!
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細く小さな流れも
やがて大河となり大海にそそぐ。
大河になるには
多くの流れを束ねる。
決して源流はひとつではない。
ひとつっきりじゃない。
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「女名前禁止(女性は店を持つことはできない)」という掟のある江戸時代の大阪で一人の女性が商いの道を志す。
もう、店主を影から操るしかないんじゃないかと思っていたが、あの男の登場によって幸に追い風が吹き始めた。
その圧倒的商才と人情で呉服界に新風を巻き起こせ!
幸!君なら出来る!
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満を持して、本命の三男坊登板。
なんだこの継投リレーは。
2番手の中継ぎのヒトは、ああ見えていい仕事を残していったのだな。
それが後の躍進の下地になっている、と。
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前巻を読んでから随分経ってやっと四巻を読んだけど、読みながらこれまでの筋が思い出せた。奇しくも3人の兄弟に添い続けることになった主人公 幸、商いの才知に長けた本領をこの巻でも随所に発揮していく。奉公先の店で上り詰めて苦境の店を磐石の店に導いて自他ともに認める御寮さんとなった幸だが、更なる大店を目指す一手となるかならないかの一石を打ったところで終わりだ。波乱万丈の度合いは前巻までの方が勝っていた気がする。