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やっぱり最終的には智ぼんか…と思いつつ、幸がようやくのびのびと商いを広めていくさまは読んでいて気持ちが晴れる。
(話の都合上仕方ないことだけど、四代目五代目の身勝手さにイライラしていたもので)
どんな運命にもありがとうございましたと言える幸を見習いたいものです。
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幸は妻となり、商人としての更なる成長も感じられ、性格にも変化が生じ、少しのことではへこたれないのは勿論、いい意味で図太くなった印象である。呉服商の方は、様々な出来事や新たな人間模様などがあり、突然の出来事に、どう対応して良いか苦悩する場面もあったが、夫達と協力し、きちんと対応し、幸の手腕が発揮される場面もあり、収まるところや収まり安心である。夫婦の何気ない平凡な日常に幸せを感じるのはいいと感じる。商いの大事なことも感じられて、良い。呉服商の更なる発展や繁盛、夫婦の成長に期待したい。次巻も楽しみ。
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四代目だったゲスの夫を亡くして五代目の嫁となった幸。ここまでは予想したけれども、第三巻で五代目も失踪、この第四巻で六代目と夫婦になるとは。それを聞かされた天満組呉服仲間の第一声と同じく私も「げっ」。三人兄弟のもとへ順繰りに嫁ぐなんて。が、六代目と幸のコンビは絶妙。これまでの巻と比べてイケズされる度合いも低く、幸が次々に繰り出すアイデアが楽しくて、ニヤニヤしながら読むことができました。労を惜しまず商いに精を出せば自ずと財を成す。誰も試したことがないからこそ試す。その姿勢を見習いたい。引き続き頑張ってや、幸。
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富久の大きな愛が幸を守り五鈴屋の暖簾を次代につなげたこと,感動しました.幸のこれからの商売の工夫が本当に楽しみです.人形遣いと傀儡と例えてましたが,そこに確かな愛があれば,それは幸せなことでしょう.困難があってもどうこなして行くか!次巻がまたまた楽しみです.
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4巻にしてやっと、収まるべきところ・・
「智と幸の物語」になりました。
思えば、この本に出会った時から、智と幸という他人事とは思えない二人の行く末を楽しみに読んで来た。
ここからは、商いの知恵と、夫婦というものの、なんとも言えない「機微」で楽しませてほしい。
くれぐれも、ドラマチックな不幸とか要りませんよ。
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トントン拍子に物事が運びすぎて、だんだん面白くなくなってきたころ、やっと来たね、敵役。
ここからが見所になりそうで、次が楽しみになった。
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この作者はとにかく主人公をいじめぬくので(笑)、時々読むのがツラくなるほどだけど、今巻は、やっと!収まるところに収まって、安心して読めた。
智ぼんのおかげで幸はいよいよ商売の才能本領発揮できてきているし、お店の商いは順調だし、4巻目にして初めて主人公がのびのびと活躍していて、嬉しい。お家さんが亡くなったのも、この展開の中なら、安心して見送ることができてよかったなぁと思った。
ただ、長男次男についで三男に嫁いだという引け目か、単に商売がおもしろくて夢中になりすぎているのか、智ぼんが幸と共有しようとしているような、夫婦としての日常的な幸せを幸本人はあまり感じていないことが、少し心配。
これからも大浪小浪あるだろうけど、幸がどう乗りきっていくか、まずはラストの衝撃のM&Aをどうこなすか、次巻も期待しています❗
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1巻目からの予想通り心やさしい三男と一緒になりました。
意外性は皆無ですが様式美といえなくもない展開ではありますかね。そして今巻もとにかく幸のひらめき商才無双です。もはやそのひらめきが見どころなのか、その後にしっかりとやってくる「困難」が見どころなのか。
読んでいてひらめきでもってどうにか乗り越えても「きっとまた困難が来るんだろうな」と思ってしまうし、困難に見舞われても「きっとまたひらめきでもってなんとかなるんだろうか」と思ってしまいます。
思うに前シリーズのみをつくしと比べるとコミカルな部分がほとんどないため物語に起伏が感じにくくワンパターンに思えてしまうのだろうか?と。。
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文句なしに面白いのだけど、幸さんが案外強欲なのでちょっと引いてしまいます。どん欲さと商売上手は兼ねないとうまくいかないんだろうか。
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貫流……最終章で「商いは、川の流れ」のようだと読者は教えられる。それは信用と誠実という水を集めて大河になることなのだろう。幸の身の上は、連れ添い共に商売するはずだった五代目から、六代目を襲名する智蔵へと激流のごとく流れていく。次々に商売の才覚を現す幸の姿は、読んでいて我が事のように嬉しくなる。さて、恩義を受けた桔梗屋を救うべく立ち上がった幸。次巻も激流の予感!
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シリーズ第四弾。今まで通り、裏のあらすじも、中の目次も見ずに読み始める。じゃないと楽しみが減るー。
幸の聡い人柄、微笑ましい風景、商人の人情は相変わらずでほっこりする。そしてまたすごい展開に、次が早く読みたい!
みおつくしシリーズは美味しいが食べたくなったけど、こちらは着物を着て出かけたくなる。
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やっぱりそうくるしかないよね。満を持しての三男智蔵さん。
内助の功も良いが、幸は表舞台で気張って欲しい。
あんまり波乱や不幸が襲いかかって来ないようにとは祈っているけど次はどんな流れが押し寄せてくるやら。
治兵衛さんがまた泣かせる。
朝ドラの影響で富久の言葉が京香様で再生され、幸がてんで再生されてしまって大阪の商人言葉がすんなり響く。
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次から次へとあれよあれよと急展開して、シリーズも早4作目。
五代目店主となった惣次の女房となった幸は、今度こそ力を合わせ商いを広げていこうと意気込んでいたが、その幸の商才を徐々に疎ましく思うようになった惣次は、ある事件でプライドを傷つけられ店を放り出し、姿を消してしまう。
なんと隠居をするという惣次に見切りをつけ、富久の下した決断、そして驚きのなりゆき.・・・
またしてもまたしても、これでもかとばかりの展開に次ぐ展開。
もうちょっとなが~く引き延ばしても・・・
今回もあっという間に読了。
自作が楽しみです。
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やっとこの時がきたな、という気分。ああ、やっと、という気分。
いよいよ幸の『ご寮さん』が本格始動ですね。このシリーズ、どこまで続けるのかな。いきなり「○年後」とかで終わらないでほしい…
2017/12/2
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江戸時代中期、長く続いた不況を脱し、景気にも明るい兆しが見え始めた。大坂天満の呉服商、五鈴屋でも、五代目店主の惣次とその女房幸が、力を合わせて順調に商いを広げていた。だが、徐々に幸の商才を疎むようになった惣次は、ある事件をきっかけに著しく誇りを傷つけられ、店主の地位を放り出して姿を消す。二度と戻らない、という惣次の決意を知ったお家さんの富久は、意外な決断を下す。果たしてその決断は五鈴屋を、そして幸を、どのような運命へと誘うのか。大人気シリーズ第四弾!
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あとからあとから厄介事が持ち上がる五鈴屋であるが、今回は、惣次が失踪したり、お家さんが亡くなったりと、別れが多い。だが、三男・智蔵が戻って五鈴屋を継ぐことになり、幸の運命もまたまた大きく変わることになる。初めからこうなることになっていたのだとも思えるが、これまでのあれこれがなければ、こうなることもなかったのだろう。壁が立ちはだかる度に、妙案を思いつく幸であり、それがことごとく当たってきたが、最後の最後にまたしても難題が。ただ、今回の難題は、五鈴屋にとっていいことになりそうな予感もあるので、次作が愉しみである。長く続いてほしいシリーズである。