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肩肘張らない、でも甘すぎない、絶妙な新感覚の謎解き! 体質改善セミナーに参加したメタボな4人。空腹絶頂の中、シュークリームが盗まれる大事件が発生する!「限定販売特製濃厚プレミアムシュークリーム事件」他、ひと味違う傑作本格ミステリ作品全6編を収録。
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短編集。
それぞれが違った味わいがあって愉しく読める。
お気に入りは、最後の青春物?。
1作目も設定が面白かった。
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体質改善セミナーに参加したメタボな男性4人組。インストラクターの無慈悲な指導によって耐え難い空腹感が怒りへと変わっていく中、冷蔵庫のシュークリームが盗まれる大事件が発生する。爆笑必至の「限定販売特製濃厚プレミアムシュークリーム事件」はじめ、ひと味違う傑作本格ミステリ作品を全6編収録。
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なんか読みたいなぁーとフラリと書店に入って購入。だいぶ前にこの作者さんの別作品(探偵もの)があったのを思い出して。あと帯のカズレーザーの推しもあり(笑)
内容は血みどろミステリーではなく、平和な日常ミステリー。謎要素もそこまで強いものではなかったし、伏線もわかりやすかったけど、確かにあまり気を張らず読むにはいい話ばかりかもしれない。
個人的には血みどろに慣れてしまったためか物足りなさもありましたが、「なにか起こるぞ……」という事件までの入りが読んでいて楽しかったです。
そういえば前に読んだこの作者の探偵ものも、平和目立った気がする……
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シュークリームパニックという題名と表紙にひかれて読んだ。(ついシュークリームも買ってしまった)
どんでんがえし的な展開を期待してた私には少しものたりなかった。
でもコメディのようにさらーとよめた
・現金強奪作戦
おぉ~…あらー…というかんじ
最後に若干無理やり感を個人的には感じた
・限定販売特性濃厚プレミアムシュークリーム事件
大事件のようで大したことない事件だった話。
探偵が凝ったこと考えるけど実はめっちゃ単純だったというのがシュール。一緒に「ハズカシー」となった
・強運の男
もはやこの人に声をかけられた時点で超絶不運なのでは…
うまい話にはのらないように気を付けないととおもった
・通い猫ぐるぐる
けっきょく…真実はどうだったのー。。となった。うずまきちゃんがとにかくかわいい
・名探偵南郷九条の失策
2度読みした。おぉ~一番好きかも
・夏の終わりと僕らの影と
青春だー、、なんかもっと不思議な展開になるのかな(乾さんが未来人だったとか)と思ったけど、そんなことはおこらず青春だった。青春小説よみたくなった
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「現金強奪作戦!(但し現地集合)」
「限定販売特製濃厚プレミアムシュークリーム事件」
「強運の男」
「通い猫ぐるぐる」
「名探偵南郷九条の失策 怪盗ジャスティスからの予告上」
「夏の終わりと僕らの影と」
シュークリーム事件と名探偵南郷九条のやつがすきだ。あとうずまきちゃんベリーキュート。
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「シュークリーム・パニック」
2冊が1つになった短編集。
「豆腐の角に・・・」に惹かれ読んでみたいと思いつつ、こちらを手に取りました。タイトルとタイトル元になっていると思われる短編のあらすじがなんとも面白そうだったのですが、あとがきによると、タイトルに特に意味は無いようです。元ネタと思われた「限定販売特性濃厚プレミアムシュークリーム事件」という如何にもな短編も関係ないようです。
また、本書は以前にノベルズ版2冊に分けて刊行されたものを1つに取り纏めしたもの。厚目の本は売り上げが悪いから薄い2冊で販売しようという編集部の意向だったようです。確かに本書は500ページ超ありますから、短編集としては厚目です。因みに、倉知氏はノベルズ版の著者の言葉の中で其々の本を「2つに割ったシュークリームのもう片方」と表現しました。そして、今回の本書は2つが1つになったシュークリーム丸ごと1個ということになります。こっちにはシュークリームの意味があったと。表現が粋だ。
本書に収められているのは6つの短編。共通して言えるのは前置きが長い!ということ。読んでみると「前置きが長いなー」と突っ込みたくなると思います。この前置きの長さがキャラクターを特徴づけています。短編によっては青春モノだったり、ユーモアモノであったりするのですが、どの短編でも生きてます。ちょっと癖になる面白さ。
ユーモアでは「限定販売特性濃厚プレミアムシュークリーム事件」と「名探偵南郷九条の失策 怪盗ジャスティスからの予告状」。青春モノ(羨ましいこの上ない)では、断トツで「夏の終わりと僕らの影と」。ミステリーとしては「現金強奪作戦!(但し現地集合)」と、どれも面白かったです。
★収録作★
■現金強奪作戦!(但し現地集合)
「兄ちゃん。金、欲しいないか?」人生大逆転を狙って、場外馬券売り場で見知らぬおっさんが持ち掛けてきた、1人あたり1億円ゲットの銀行強盗計画。但し、現地集合だけでは終わらない。終わり方も綺麗。
■限定販売特性濃厚プレミアムシュークリーム事件
体質改善セミナーに参加したメタボな男性四人組。無慈悲なインストラクターによって耐え難い空腹感に苛まれる中、冷蔵庫のシュークリームが消える事件が発生する。メタボ界のシャーロックホームズは、この謎を解けるのか。終わり方も最高。
■強運の男
「ほんの運試しをしませんか?」静かなバーで一人飲んでいた私にある男が話しかけてきた。趣向を凝らしたマトリョーシカを使った運試しだ。一杯のアルコールを掛けて私は挑戦するが、次々と勝っていく。次第に明らかになる男の狙いが脅威的。感覚的には、ホラー。
■通い猫ぐるぐる
真紀の暮らすマンションに通ってくる、おなかの横に渦巻き模様のある猫。いつしか真紀は、猫を部屋に招き入れ、「うずまきちゃん」と名付けて部屋で遊ぶようになった。そんな日常の中、近隣で傷害事件が発生! 所轄署の若手刑事にして真紀の彼氏である満久は、うずまきちゃんに事件にかかわる秘密が隠されているという。その秘密の隠し場所がイケてた。
■名探偵南郷九条の失策��怪盗ジャスティスからの予告状
「本日午後9時 貴殿の所有する価値ある色紙「五少女の微笑」を奪いに参上する」怪盗ジャスティス。そんな予告状がオタク作家鈴木・ペンネーム「草まんじゅう」の下に届いた。依頼を受けた名探偵南郷九条は価値ある色紙を守れるのか。犯人が秀逸。ユーモア溢れるミステリー。
■夏の終わりと僕らの影と
高校2年生の夏休み。受験勉強を前に、羽を伸ばしてすごせる最後の夏、「僕」は仲間たちと映画制作を始めた。監督の「僕」は以前から気になっていた同級生、百合川京子を主役に抜擢し、撮影は快調。しかしその最終日、ラストシーンのロケ場所から、彼女の姿が消えた。ちょっとずるい。
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短編集。どの話も比較的にほのぼのとした感じが多め。特に「限定販売特製濃厚プレミアムシュークリーム事件」は一つのシュークリームに五人の男性が振り回されるという喜劇さとシュールさが面白かった。まぁ現実にそういう事が起こるとそうなるわなぁ。「強運の男」はこの話の後が非常に気になるという点で印象深い。一番気に入った話は青春にちょっとしたスパイスとして謎を取り入れた「夏の終わりと僕らの影と」かな。うーん甘酸っぱい話だった。
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勝手に長編作品だと思ってましたが、短編集でした。そしてこれは賛否両論の作品だなぁ(;^_^A倉知さんは好きな作家さんですが・・・。なんだか後出しじゃんけんのような作品とか、謎解きしてから「なんちゃって」みたいな作品とか,
最後の作品は飛ばし読みしてしまいました。嫌いではないけど、好きではないかなぁ・・・。残念。
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ずっしり厚さがあって存分に堪能できた。
色んなタイプの作品があるのが嬉しい。
「夏の終わりと僕らの影と」が1番好き。
高校生が主人公で、初めて自主制作映画を撮るなんて、ザ・青春な展開がまぶしい。あれ、謎はあるのかな?と思っていたらああいう展開とか、いいなー、いいなー。若いなー。
「通い猫ぐるぐる」も微笑ましかった。タイトルは、翻訳物のあれを意識してるのかな?
探偵南郷九条氏は、他の作品にも登場してるのかなぁ。これは、思わず読み返しちゃう作品だった。最後の絶叫がw
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個人的ベストは
「限定販売特製濃厚プレミアムシュークリーム」
シュークリーム1個をめぐる華麗な論理、からの爆笑必至の展開。
ミステリーが好きな人ほど笑えると思う。
他の作品も、バラエティに富んでいて面白かった。
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短編集なので気軽に読めますが会話が多く、会話の内容も重要でないような事がダラダラと長く読むのに疲れてしまいました。短編集で良かったです。この厚さを同じ話で通されたら読むのをやめていたと思います。私には合わなかったです。
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短編6話。表題の話のようにお馬鹿な話から最後の話の爽やか青春まで、それぞれにテイストが違って楽しかったなぁ。
それにしても、プレミアムシュークリーム笑
この表題作のあらすじにつられて手に取ったわけだけど、予想に違わず面白かった。なんか、もう途中からいたたまれない笑
空腹は禄なことにならないとは言え、みんなちょっと落ち着いてほしいな!!
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『私の特製濃厚プレミアムシュークリームをっ、誰かが盗ったんですよ』
タイトルに惹かれて。
「っ」が多用される文体や、深夜の通販番組よろしく、早口でまくし立てる台詞はまさにパニック。
そうか、倉知さんはこういうキャラでしたね。
6 編の短編が収録されており、大人っぽいビターなものからシュークリームの甘さまで、それぞれ違った味わい。
分厚い割にはさらりと食べられるので、隙間時間の読書に丁度良かった。