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この手の本の特徴として、読んでいるうちは「ふむふむ、なるほど」と理解できたフリができる、というのがある。
まぁ、僕だけかも知れないけれど。
そして本を読み終えて3歩ほど歩いたらすべて忘れてしまう、というのもある。
まぁ、僕だけかも知れないけれど。
ところが、本書は上記の特徴には当てはまらなかった。
読んでいても、ちっとも「ふむふむ、なるほど」とはならなかったのだ。
理解できたフリすらも出来なかった……。
なんか難しくって。
まぁ、僕だけかも知れないけれど……ブツブツ。
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年末(2017)の大掃除で部屋の片隅から発掘された本です、いつかは興味を持ってしっかりと勉強してみたい分野ですが、今のところ読みたい本が山積みで、途中までとなってしまっていました。
一部ですが、気になったポイントです。
・宇宙船の中から見ても地球から見ても、光時間の中を飛ぶ光の速さは秒速30万キロである、地上から見た光の1往復は、地上から見るとこの光の1往復には1ナノ秒の時間がかかる。つまり、地上で1ナノ秒が経過したとき、宇宙船の中ではまだ1ナノ秒が経過していない、宇宙船の中の時の流れが、地上の時の流れよりも遅くなっている(p97)
・原理的には3機の人工衛星と距離が分かれば地上の場所は特定できるが、スマホ時計は人工衛星に積まれた原子時計ほどの精度がないので、時刻の情報を補正するために、もう1機の情報を加えて、最低4機の人工衛星からのシグナルを受信することで自身の場所を特定するのがGPSである(p100)
・地球が時空を曲げた、というのは、地球がAさんに重力を及ぼしたということ。万有引力の法則として知られている(p134)
2018年1月14日作成
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相当分かりやすく書いてくれてるんだろうけど、それでも十分難しい。。
ID論には与しないが、世界は美しく出来てるみたいだなあ、と改めて思った。
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時空に関する本は好きなのだが、なにぶん自分の理解が追いついていかないため、こういった手軽な本を読んで頭の中を再整理する必要がある。しかし何故だかこの本は扱う領域が広く浅すぎて、読後に残るものがあまりなかった。駆け足の量子論も未消化で終わってしまった。
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このところ続けて宇宙論の書籍を読み進めていましたが、流れは同じものの、一度、物理学の視点からの書籍ということで、松浦壮氏の「時間とはなんだろう」を読んでみました。”はじめに”のところで「最先端の物理学は、人類史上初めて、時間の真の正体を捉えつつあるという静かな興奮の中にいます」とあり、古来から自分を含めて世界中の老若男女が一度は思ったであろうこの問いかけに答えが見えつつあるというのは、静かな興奮どころか大興奮ではないでしょうか!?
と言う事で、本文を読む前から物凄い期待をしつつも、数ある宇宙論書籍で読み尽くした感のある古典物理学から量子力学のおさらいで終わるのかなと(もちろんそれはそれで何度読んでも飽きないので、何冊も宇宙論の入門書を読んでいる訳なのですが)思いつつ読み始めました。
最初に時間の観念をわかりやすくおさらいした後に、時間が空間の構造の一部である(と言われても最初の時点ではなんのことかさっぱりでしたが)ことを示唆した上で、時間を読み解くために物体の運動である物理学をニュートン力学からおさらいしていきます。ここら辺は他の宇宙論の書籍と大差無いように思われますが、さすが物理学者?であくまで物理の視点での解説なので、宇宙論にありがちな飛躍的な論調ではなく、時間との関連を示唆しながらわかりやすく進んでいきます。象徴的だったのが、量子論をマクロ的な運動にあてはめても現実的ではない対象とするスケールの違いによる「有効理論」と言う物理学の考え方は、私が記憶している限りでは初めての内容で、ここら辺は宇宙論の書籍ではあまり読んだ記憶がない知識でした。宇宙の始まりは量子論が避けて通れないことは理解できても、それをマクロ的に適用して統一理論にしようとすると違和感がある多世界解釈なども(本当は違うのでしょうけども素人にはこのように感じなくもないのです。。。)、このような説明なら納得できます。また古典物理学のニュートン力学から相対性理論までが と言う検証手法でひとつながりになると言う話も新鮮で、物理学はやはり蓄積なのだと納得しました。
本書の中に何度か出てきた例えで、仮に時間が止まれば光子も運動しないので止まっていることの認識すらできないと言う例えも、ともすればSFを通り越した非現実的な高次元・多次元世界の理論も、イメージできる世界に多少は近づきます。自分の解釈でかみ砕くと、もし時間を超えた次元を認識できる存在からは、しょっちゅう時間が止まっているのかもしれない世界を、我々が認識出来ていないだけなのかも知れません。
時間が物体の運動と切っても切れない存在であれば、時間の矢(過去から未来への一方通行)と言う概念も理解出来なくもありません。いずれにしても時間の正体が物理学の一つの事象・法則として明らかになりつつあると言うのが分かる読後は、静かな興奮どころか物凄い興奮を覚えざるを得ません。SFでありそうなネタですが、この世界自体が高次元の別の世界の物理現象の表れである(ホログラフィック理論)事が真剣に研究されていたり、かのアインシュタインも大統一理論を考える前提としてこの世界の物理現象が高次元の現象が現れている結果だという切り口を考えていたと言うトピックスも新鮮です。宇宙論の書籍と似ているようで、やはり物理学の視点での書籍と言う事で、同じ物理学のおさらいも新鮮でより理解が深まった本書でした。ある意味、子供の頃から誰もが感じている「時間とはなんだろう」という人類普遍の謎に現代物理学が肉薄しているのが、観客席から眺められる?ような本書でした。引っ越し続きの海外駐在なので、大概の読後の本は売ってしまうのが常なのですが、この書籍はしばらくは手元に残りそうな書籍です!
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http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000226680
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説明が上手い。時間について哲学的に考えるのではなく、物理学で実証的に考えていく。ニュートン力学、特殊相対性理論、一般相対性理論、量子論、等々をイメージしやすいように説明してくれる。時間は時空となり、絶対的な時間はもはや存在しない。質量が重い地表では高い空の上より時間が経つのが遅い。衛星の速いスピードで時間が遅くなるのより影響が大きいという。
(2020.06.22 再読)
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文系で物理を避けてきた私にはまだまだ実力が足りなかった。特殊相対性理論のところまでで限界。
もう少し写真や絵があると良かった?文章だけではついていくのが難しかった。
少し寄り道して、またこの本に帰ってきたい。
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全ての人に同じ時間が流れる。という認識こそが思い込み。
時間方向という視点。時間と空間は本来同じものである。ということ。
時間の経過を時間方向に移動すると表現する。静止していても、時間は経過している。従って、静止状態を時間方向だけに動いている状態と表現できる。光速が不変なので、1秒を30万㎞と換算できる。
静止状態では、1秒経過すると時間方向に30万㎞移動する。つまり、時間方向と空間方向は同列に扱える。
時空、世界線などはまだきちんと理解出来ていない。
とても興味深く読むことが出来た。
理解できない部分もあり、再読して理解したい。
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タイトルと内容に沿っているのはおもに4章くらいまでで、それ以降は物理学の話にどっぷりと浸かっていく。
それはそれで良いとは思う。
物理学から「時間」という概念だけをスポッと取り出してしまえるわけではないので、全体像を見る必要があるのは理解できる。ただ、量子などの視点で見た「時間」というものの捉え方にはかなりの非日常性が出てくるので、そもそもそれを時間と呼べるのかどうか、という気もしなくはないが、本書を読むとおそらくそれも時間と呼ぶことになるのだろう。
本書の最後で書かれている通り、ミクロな世界ではどのような時間が流れているのか、というのは気になる(というか時間は流れないんだけどな)。
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時間が流れる水のようなものではなく、物体の運動・村土・重力に関係していることはなんとなくわかった。
道元の時間論を理解したいと思っているが、どうも俺には一生理解できないかも知れない。
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時間をキーワードにして、我々の世界を最新物理学で
わかりやすく説明しています。
文系人間の私でも楽しめる一冊です
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興味があるのに、「なるほど...わからん」の宝庫。
物理やったことなく、中学の理科も学年から数えてビリからの方が早いわたしには無理だった...
小説しか読んだことない脳には理解できない日本語の使い方がたくさん出てくるので、それを追うだけで一苦労。数式が出てきて即死。
電波磁場が何度読んでもちんぷんかんぷん。
4ヶ月くらい経つけど、やっと最終章...
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時間に対する概念が変わる.
時間の矢とは?エントロピーとの関係だけではない.
途中,少し横道に逸れてしまったのが残念.
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時間を軸にして、物理学の内容がわかりやすく解説されていた。一般性相対性理論まではなんとなく感覚的にはわかった気がするけど、量子になってくるとやっぱりついていけない。