紙の本
お伝さんに盛り過ぎ
2018/01/20 21:04
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
とにかくやたらとお伝さんに色々と設定を盛り上げている印象です。次はお伝さんの行方不明のお母さんのネタかな?
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神田紅梅亭シリーズ第6弾。
2編からなるが、どちらもお伝さんがメインとなって話が進んでいく。
彼女が祖父に書く手紙は作品のカンフルとなっていいのだが、生い立ちを無理に面倒くさくし、かつそれをミステリー仕立てにしようとする意図に無理を感じる。
ミステリーリーグと銘打っているので、ミステリー仕立てにしないとならないのかもしれないが、謎解きされてもスッキリしないし、クスっと笑えるような謎解きの人情落語話話くらいで落ち着いて欲しい。
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神田紅梅亭シリーズ。全作からレギュラーに加わったお伝さんがメインの物語。彼女のキャラクターもこれまたいいなあ。これからの成長っぷりが楽しみでもあります。
どちらの作品も面白かったのだけれど。「カイロウドウケツ」の立体落語は傑作。これ、リアルで見てみたいですね。馬春師匠のアレも(笑)。謎解き部分に関してはちょっと頭がぐるぐるしてしまいましたが。なるほど、そういうケースもあるのかもしれないなあ。そして裏にそんな企みがあったとは、実に意外でした。
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長いスパンで書き続けられている神田紅梅亭シリーズの今作は6作めで、中編2話が収録されている。
落語とミステリが融合された作品は、何人ものミステリ作家が書いているが、この著者のシリーズが代表格と言えるだろう。落語への造詣の深さは他を寄せ付けない。落語の用語や符丁の説明も分かり易いし、その説明が物語の流れを止めていない。そういう些細な点が巧い。
謎解きミステリとしては幾分物足りないが、2話目はこのシリーズらしからぬトリッキーな物だったし、1話2話を通して主人公の弟子の女性噺家の成長物語として読めて面白かった。
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お伝ちゃんの過去が明らかに。
あまりのことに呆然。なんてこと。
それでもねじけていないお伝ちゃんに感心。
落語家としても大成できそうで嬉しい。がんばれーー。
最初の事件の犯人は許しがたい。
だめでしょ、それは。
別シリーズと明確につながってきて、今後が楽しみ。
次は亮子があちらのシリーズに登場したりするのかな。
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落語を聞いていた児童たちのたわいない言葉遊びがお伝さん襲撃事件に意外なかたちでむすびつく(「手がかりは『平林』」)、お伝さんのテレビ出演から血縁問題がもちあがり大金が絡んで遺産騒動に!そこで犯人あぶり出しになんと「立体落語」を持ち出す(「カイロウドウケツ」)。落語好きからミステリマニアまで楽しめるシリーズ最新刊!
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シリーズとは知らずに最新刊から読んでしまったが、物語自体は、問題なく愉しめる。別のシリーズの神楽坂倶楽部の関係者もちらっと登場し、行き来のあるシリーズになっているようなのが、愉しくもある。謎解き自体も、それぞれ違った趣向で、お伝の生い立ちに絡む複雑な事情と相まって、嫌でも興味をそそられる構成である。これから先も愉しみだが、遡って読んでみたいシリーズである。
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落語ミステリ。
前回お弟子さんをとられてからのお話。
前々回からしばらく間が空いててその間にいつの間にかすごく時が流れていますが、いつの間にか若手から中堅落語家になっていたりいろいろと変化が。
世代交代な雰囲気もありますが、落語ミステリ第二部第二巻という感じです。
そして、神楽坂のあの御仁も頑張ってられる様子も見られます。
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愛川晶さんの神田紅梅亭シリーズ。
落語が好きでミステリーも好き、という方にピッタリの本。
今回のはミステリー仕立てにするために、少しいじくり過ぎたかな?
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落語ミステリーシリーズ、もう何作目になるのだろう。
初期の頃は結構熱中して読んでいたのだが、ここ数冊はシリーズ物を追いかける目的で読んでいる。
福の助が馬伝になり、弟子を取るほどにもなり、今回はその弟子お伝を中心に描かれる。
初期の頃は馬伝の師匠・馬春のべらんめえ調の謎解きとそれを受けた馬伝の人情落語が魅力だったが、今回はお伝そのもののキャラクターや人生にシフトされている。
ミステリーとしてもちょっと敢えて複雑にした感があって、初期の頃のような軽快でほっこりするような感じが薄れてしまったように思える。
もう一つのシリーズ、神楽坂亭のお席代が登場して本格コラボになったのは少し嬉しかった。彼女も頑張っているようで安心する。
この調子で続いていくのなら今後も読み続けていくかは微妙。
まぁ愛川さんは他にも色々魅力的なシリーズがあるのでそちらを追いかけていくのもありかな。
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馬春さんの神田紅梅亭シリーズ。
あれですね。完全に前作の「お伝」さんが中心になってる第二シリーズって感じですね。それはそれでいいんですが、出自が出自なので話がなんとなく深刻というか重苦しくなってしまいがちなのが若干気にはなります。落語の無理難題を落語の中で解決ってのは個人的には好きだったんですが、現実の事件だとかががっつり入ってきちゃうと途端に生臭く感じてしまうというか。
そう考えると前シリーズでは出番の多かった意地悪な兄弟子「笑寿」さんは話の展開的には得難いキャラクターだったんだなあ・・と。
あと後半の話がやたらややこしくて・・・「え?どういうこと?」って何度も読み返してしまいました。ただでさえ落語の登場人物と噺家さんの名前とその本名とかペンネームとかいろいろ名前があるので思いっきり混乱してしまいましたw