紙の本
スリーパー
2018/04/01 16:38
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投稿者:J.J. - この投稿者のレビュー一覧を見る
外二(ソトニ)シリーズの第3弾、バングラデシュに移動になるがその地でも事件に捲き込まれる。浸透工作員との激闘の末、たどり着いた先とは。
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北朝鮮の対日工作員。日本人として社会に溶け込み、工作員としてキムに忠誠を誓い活動している。恋人はジャーナリストの写真家。公安幹部の妻と(活動の一環として)不倫中。それにしても、きちんと社会で勤め、工作もして、彼女や不倫相手と楽しみ、北朝鮮へ極秘裏に帰郷し・・・忙しすぎる生活だ。
よく話には聞くけど、この様な工作員がどのくらい日本に潜伏しているのだろうか。北朝鮮の内情も知る由が無いので、リアルかどうかは判らないけど、知ったつもりになれる。
しかし、本人も、恋人も、仲間も、上司も、大使館員も、公安も、何もかもが表面の姿と異なる本来の姿を持っており、やり過ぎかなと感じた。終盤のところで説明的にバタバタと真実が明らかになっていくのに違和感を感じる。
小説としては面白く読み進められただけに、盛り込みました感が好きではなかった。
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【212冊目】面白いんだけど、話が劇画的過ぎて、特に今回はタイトルでもある「スリーパー」感が全然ない。まぁ、最後の最後に本当にスリーパー感のある人が出てくるけど……
あと、話がリアルっていう感想の方がいるようだが、関係者か何かなのだろうか……
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現時点で筆者の最高傑作だと思う。毎回ブラッシュアップされていて感心する。裏の裏のそのまた裏とどこまで裏があるんだと思わせてくれるが頭がごちゃごちゃになることはなくスッと入って来るとこが素晴らしく、なおかつ強引さが一切無く筋が通っているのが抜群。今までの北朝鮮スパイモノとは一線を画しており激賞したい。最後も驚きで次回作がとても楽しみ。
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北朝鮮工作員が主人公の物語。
ここに出て来るような人間味あふれる工作員が忍び寄ってくると、多くの人は騙されるんじゃないかな?
怖い、怖い…。
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元公安エース筒見のシリーズもの、諜報ミステリ。今回は、日本に潜伏する北朝鮮工作員と闘い。罠にはまる筒見、休眠から冷める工作員、謎の女性、誰が敵か、筒見が見えてきたものは…。緊張、緊張、緊張の連続、読み応えあり。現実でも、このようにして背乗り、浸透しているのであろうと思うと、怖い。そして今回は、女たちがポイントかしら。いろんなところ動いてました。それと家族愛。最後も気になるところです。
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前回のマルトクが面白かったので、第3弾も。
最初は点があちこちに散らばって少し整理しづらいけれど、物語の半分くらいから点がどんどん繋がってきて一気に引き込まれ、夢中になって読んだ。
今回は、家族への想い、祖国への想い、かつての上司への想いなど、出てくる人間の色々な想いが錯綜しながらクライマックス〜ラストでの、劇的な幕切れ。このシリーズ、これで終わらせないでほしい!もっと読みたい!
この著者は取材の記者をされているだけあって物語にリアル感があり、かつ、無駄のない文章を書かれるので読んでいてフラストレーションがない。
最後にもう一回、言う。
このシリーズ、続けてほしい!
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フィクションにありがちな「人工的な面白さ」。関連性の無い人間同士に関係があることが分かると、脳は報酬を与えられる。それがこの本で感じる人工的な面白さ。
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裏の裏はやはり裏だった・・・・・・
ジャーナリスト竹内明の作家としてのフィクション作品初読み。自身の取材経験に基づく部分をベースにして、小説ならではの虚構を積み上げた物語は、どこまでがリアルでどこからがフェイクなのか素人にはわからない。
ただ、こんな裏の裏が裏のような防諜の世界は確かに存在するだろうし、本当に怖いのは工作員を「浸透」させているかの国なのか、国家のためと機密を貫く公安警察なのか、はたまた裏で通じながらすべてを牛耳る力を持つ議員なのか・・・
平和に生きていくために、知らないでいる方が幸せなこともあるのだろうな~としみじみ思った。
このシリーズ終わるのかな・・・
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日本のスパイ物で、面白い作品。白眉なシリーズであることに異論はない!
だけど、細かな枝葉が????取って付けたような読者の裏をかくためだけの意味の持たない、通じないオチになっている気がして消化不良。続編のための疑問であっても、この話のなかでは何故?が解消されない。
何故、女はその道をいったのか。
何故、彼に託したのか。
何故、母は娘の行動を許したのか?
母は、女は、何と戦っている?
とても惜しい。
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リアル過ぎて一気に読み続けてしまった本。
世界には知らない世界がたくさんある。
日常も危険と隣り合わせなのかもしれないから気をつけて生きよう。
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ソトニシリーズは本当に面白い。最後までプロットがわからなかった。特に楓さんがxxなんて。この終わり方、続編ありますよね?
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今日一気に読んだが、評判通り、かなり面白いストーリー。全く飽きることなく最後まで展開していって、終盤のページは、どうなるんだろうとページをめくるのにドキドキしたぐらい。公安の動きや、北朝鮮の拉致や工作員もリアル。
そして、著者が茅ヶ崎出身とのことでビックリ。
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2020年2月29日読了。
ある俳優の死を巡り、元警察官・筒見と北朝鮮の工作員との間で繰り広げられる緊迫の物語。北朝鮮の背乗りの実情や次々に何かが起きる展開など、読んでいて飽きなかった。強いて言えば、リアリティがあったため、登場人物の多さと時に見られるエスパー的な能力が吉だったのか凶だったのかは結果論として考えてしまった。
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工作員と警察と公安、そして政府と。よくよく練り込まれた内容で、最後の最後まで面白く読めた作品。個人的に諜報活動や公安・警察小説は好きな部類なので、星4つ☆☆☆☆。続編があってほしい…