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素晴らしい児童書!子ども時代に読んだ記憶がない。お母さんの石段の思い出が印象に残る。
心の中でやろうと思ってもやらなかったこと、やれなかったことなんて数えきれないほどある。電車の中で席譲るとか‥。
どう生きるか?人生半分くらい生きてきてそう問われたら、なんて答えよう?
それを考えるのも楽しいかも。
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*肝心なことは、世間の目よりも何よりも、君自身がまず、人間の立派さがどこにあるか、それを本当に君の魂で知ることだ。~自分自身が心から感じたことや、しみじみと心を動かされたことを、くれぐれも大切にしなくてはならない。
*自分のしたことは、誰が知らなくとも、自分が知っていますし、たとえ自分が忘れてしまったとしても、してしまった以上、もう決して動かすことはできないのです。自分がそういう人間だったことを、あとになってから打ち消す方法は、絶対にないのです。
「君たちはどう生きるか。」
最後の一文に対して、自然と自分の考えが湧き出てきた。
自分の心に素直に生きようと思った。人目を気にせず、自分が正しいと心から思ったことに素直に従ってみようと思った。コペル君の日常を通して、人として大切なことを改めて教えてもらえた。子供だけでなく、大人にとっての道徳的な物語だ。特に間違いをどうにか言い訳して弁明して、自分は間違っていなかったと肯定したい心の動き。大人になってもある。人は醜い生き物だと思った。過ちを認めて、正しい自分を追求していくことが人としてあるべき姿だ。
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道徳の資料として非常に良いとの評判を聞いて読みました。確かに道徳的な考えさせられる内容でした。特に各主人公の体験や考えに対して大人である主人公の叔父さんから新しい問題提起を将来読ませるための日記として書いてあるのは、主人公の体験をどのように捉えればいいのかという指針になります。
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コペルくんは僕にとって息子に重なります。
息子に人として立派な人間になって欲しい。
叔父さんに託した思いは如何許りかと思います。
本書はコペルくんと叔父さんの会話とノートから成り立ってます。
僕は息子に色々教えていますが上手く伝わってるのか。
とにかく息子に読ませたい本です。
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すべての人がおたがいによい友だちであるような、そういう世の中が来なければいけない
人類は今まで進歩してきたのだから、きっと今にそういう世の中に行きつくだろう
それに役立つような人間
すべての人が
そのように生きていれば
気持ちのよい、素晴らしい世界になるのだろうなぁ~
そんな世界に住みたいなぁ~
中学生の頃に読みたかったなあ~
他人を見下げるような心を起こしたら、
人間として肝心なことのわからない人間、その意味で憐れむべき馬鹿者になってしまう
僕たちは、自分で自分を決定する力をもっている。
仏像
仏像を作る技術は支那から学んだ
支那はそれをインドから学んだ
仏像を作る技術のもとをさかのぼれば、ガンダーラの仏像までゆき、それからギリシャの彫刻にまでつながっている
アレキサンダー大王
「生産関係」
・経済学、社会学
人間がこんな関係をつくって生きているということから出発して、いろいろ研究してゆく学問
・発見
本当に人類の役に立ち、万人から尊敬されるだけのもの
・言葉、文字
自分の経験を人に伝えることも、人の経験を聞いて知ることもできる
・学問
できるだけ広い経験を、それぞれの方面から、矛盾のないようにまとめあげていったもの
人類の今までの経験を一まとめにしたもの
・文明
学問を前の時代から受けついで、その上で、また新しい経験を積んでいき進歩したもの
今までの人類の経験から教わり(学問を修める、勉強する)
進歩する(よりよい、生きやすい生活を創造する)
「生産する人と消費する人」
「未成年者は世の中に立つ前の準備中の人」→「何も生産していない、その分際だけは守り、生産者に尊敬をもつことが本当
生産者を馬鹿にすることは、身の程知らず」
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子どものための哲学書・道徳書とあるけれど、大人が読んでもハッとさせられたり、考えを正すきっかけをくれる本だと思う。
読みやすい分、手を止めて胸に刻みながら読みたい。
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第二次世界大戦前に書かれた青少年向けの「生き方」を問う書。マンガ版が出版され注目されている。本書はそれに伴い新版として出版された本である。
時代背景等は現代とは異なるが、いじめに立ち向かう人間としての倫理観、貧困等社会の中の問題にどのよう対処していくべきか…いつの時代でも起こりうる普遍の問題である。
物語として話は進んでいくが、実際に読者はその立場になった時、どう行動するか、これから先の人生をどのように考えて生きていくか、読者に考えさせるのである。
とても読みやすく古さを感じさせない、いつの時代でも起こりうる問題を丁寧にわかりやすく提示している。
このような良書が日本で、今も読み継がれているということをうれしく思う。
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漫画の方はどこかで読もうと思っていたところ、思いがけずまわってきたので読んでみた1冊。時代背景が少し昔になるけど、大切なことはあまり変わっていないし、こういうことを教えてくれる大人がまわりにいる人は幸せだろうと思いました。人として大切にするべきこと、というだけでなくナポレオンやアレキサンダー大王がなし得た歴史的な事実いがいの中身の話は、そういう視点で他の歴史上の人物も考えてみるとおもしろいですね。自分のかけている時間とその活動量をどうこの先使っていくべきか、考えさせられる1冊でした。
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道徳の教科書のようでしたが、良書でした。石段の、お母さんの話のところが良かった。それでも、なかなか、同じような後悔を繰り返してしまったりするけれど。
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素直に読むと「コペル君!君はなんて良い人達の中に育っているんだ!そのまま自分に悔いの無いように真っ直ぐ、生きていっておくれ~(ToT)」と思うけれど、私の邪悪な部分が「人生って、そんな上手くいかないさ!そんな風に育った人が話し合いで何でも解決できると思っているんだよ(--;)」と言っている(^^;)あ~ぁ私は何でこんなにひねくれて育ったんだろう?(-.-)
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しっかりと自分に向き合って成長しながら生きていくことは何歳になっても難しい。年配の方々にもおすすめ。大宇宙から見ればとても儚い人生であるからこそ、自分の声に対して素直に、仲間に対して謙虚に、そして前向きに丁寧に生きていくことの大切さを都度思い出すことが大事。「僕はすべての人がお互いに良い友達であるような、そういう世の中が来なければいけないと思います。人類は今まで進歩してきたのですから、きっと今にそういう世の中に行き着くだろうと思います。そして僕は、それに役立つような人間になりたいと思います。」 「世の中のため」は必ずや「自分のため」に。
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中学一年生のコペル君こと本田潤一君の人間として学び成長していく様を描いた小説になります。
コペル君には、お父さんがいません。ただ、お父さんの代わりに優しく色々と相談に乗ってくれる伯父さんがいます。
叔父さんは、コペルの話を聞いて、「人として大切なこと。考えて欲しいこと」をノートに記していきます。
そのやり取りを通して、「人としてどう生きるか?」を学ぶ事ができる本になってます。
・人は、一人では生きていけない
・無償の愛で成り立つ人間関係の素晴らしさ
・過ちを認める勇気
道徳教育の教科書としてとても素晴らしい本になっています。
大人にとっても、改めて「優しい気持ち」を思い出せる素敵な本です。
「子供に読ませたい本」の理由もわかります。
是非オススメです。
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難しいところもたくさんあったけれど、コペル君みたいに大人びた考えも浮かばないけれど、考えて、思って、いい世の中になるように、そうならなくても、いい世の中で生きてると思って生きていきたいと思う。
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1日で読破!
生徒が貸してくれたもの。
コペル君と叔父さんの関係が温かい。
後悔ないように生きていかないと!
まさに、道徳。心が動く本。
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子どもに読ませたい道徳の本ということで購読。
ところが子どもを育てる大人にとっても為になる。
また、叔父さんが父親代わりに主人公・コペル君を導こうとしている様に、その心のかけように感動。こんなに立派に子どもと向き合えるかを考えさせらせた。