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投稿者:のきなみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
近所のおばちゃんにも分かるように、といフレーズが嘘じゃないです
凄く分かりやすいしためになる
今までなんとなく怖い、としか思わなかった病気を理解出来た気がします
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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
病理学と聞くとむずかしいイメージがしますが、近所のおっちゃん、おばちゃんにもわかるように説明してくれています。
紙の本
話し口調
2018/09/15 20:04
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投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
話し口調で進んでいくのて、愉快な感じで読めます。ただほぼ文字だけなので、解剖生理学の基本的な知識がないと難しく感じるところもあります。基本的な知識がある人が更に雑談としての知識を得る感じです。
所々に著者お薦めの本が紹介されていて、読んでみましたが面白かったです。
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わかりやすく説明されているとはいえ、後半は結構難しい。しかし、何度も読み返したくなる本だ。この本を読んだら、怪しい治療法などに惑わされることは無いと思う。
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印象に残った言葉。「知らないことを学ぶときに大事なことが二つあります。ひとつは、大きな流れ - ものごとの原理とか大枠といってもいいかもしれません - をきちんととらえること。・・・細かいことは、後から必要に応じて、原理の幹とでもいったものに枝や葉としてくっつけて覚えていけばよいのです。・・・もう一つは、言葉の意味をきちんと理解しておくことです。・・・幹となる事柄や大事な用語はそれほど多くありませんので、きちんと理解して覚えてくださいね」。この言葉そのものを、病理学にあてはめるとどうなるかを示してくれた本。細胞の6割が赤血球というのはちょっとびっくりだった。
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こちらを読了。
色々な本を読んでいると「あまりにささっと作られた感じの本だなぁ…」というのも多い一方で、逆に「この本はとても丁寧に書かれた本だなぁ…」と感心する本というのに出会うことがありますが、こちらがまさにそのような本。
とにかく内容が濃い。門外漢向けなのに手を抜いていない。よって、正直一度読んでイマイチ理解出来ない箇所もある。でも全体としては限られた書面の中で極力内容レベルを下げずにそれでいて専門外の人にも分かりやすく書かれており、ときにかなりのユーモアも盛り込まれていて読み手を飽きさせない。恐るべし。
いや、とても勉強になりました。
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病理齧っていないと、少し難しいかもしれない。
それでも、お医者さんが「この薬はここで○○を阻止するのに効いて…」とあーじゃこーじゃ言う言葉が、分かるかもしれない。
結局は単純で、悪いものを増やしたくない。とか良いものを増やしたいとか、そんなことを言っているのだ。
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衝撃的だったのは、「日本で1年間での妊産婦死亡数はおよそ40人程度で、もうこれ以上下げることは不可能だとされています」の一文。現代ニッポンで、お産で亡くなる人が今でも年間40人もいて、しかも不可抗力ってか。どんなに世の中が進んでも、太古から根本的に変わらない、お産って本当に大変なんだ。
映画「うさぎ追いし ー 山極勝太郎物語 ー」も、どこかで観たいな。遠藤憲一主演だって。
がん発症の詳細、原因とか過程とかに総論と各論に分けて多くのページを割いて丁寧に説明されているが、その割には子宮頸がんワクチンについては態度が曖昧。
「エピジェネティクス――新しい生命像をえがく (岩波新書)」と同じ筆者であることがかなり後半になって判明。これ、エピジェネ関連ではダントツ良書。
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<目次>
序章 病理学ってなに?
第1章 負けるな!細胞たち~細胞の損傷、適応、死
第2章 さらさらと流れよ、血液~血行動態の異常、貧血、血栓症、ショック
インターミッション 分子生物学の基礎知識+α
第3章 「病の皇帝」がん 総論編~その成り立ち
第4章 「病の皇帝」がん 各論編~さまざまな進化
<内容>
軽い書き口にさらっと読めます。そのわりに本格的です(たぶん)。読んでいて思うのは、医学の進歩と病気の進化(がんなどは怖いほどに。耐性ができるということ)。そして、高校生物が大事だということ。病気を知るということは、インフォームドコンセントに対し、理解できるということなので、こういう本をしっかりと読んでいきたい。
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病気の成り立ちを、細胞、血液、分子生物学、そしてがんと分かりやすく解説してくれたもの。
著者は極力普通のオッチャン、オバハンが理解できるように書いてくれたらしいが、専門用語の理解はかなり難しく読み進めるのには骨が折れた。語り口は申し分なく平易ではあったが。
もとより病気の種類は山のようにあるので、全部について触れるわけにはいかないので、今や二人に一人はなるがんについての解説におよそ2章を割いている。
要は、老化と共にがん化する細胞が出てくるのは避けられないし、がんの形態も様々なので薬が効くやつ効かないやつ等、ある意味運次第ということらしい。
がん治療も進歩しているが、がん細胞もその進化を止めないので、その戦いは中々先が見えない。
個人的には持病も色々あるし、歳も歳なのでがんは怖いが、敵を知ることはその戦いの一歩になるので、本書に出会えたの良かった。ブックガイドの側面もあるのでお得です。
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比較的ボリュームのある370ページのページ数でしたが、独特の親しみのある文体のおかげで楽しく読み進めることができました。
医学の、しかも病理学と言う難解な領域をこれだけ分かりやすく解き明かした本は、そうそうあるものではないと思います。
難しい物事を、そのスイートスポットを外すことなく、分かりやすく表現することは、その対象への理解が的確であるからこそ、そして読者への思いがあればこそだと感じます。
一点申し上げさせていただけるのならば、その「わかりやすさ」の点では、表紙に描かれたいるようなタッチのイラストが随所にあればさらに良かったのではないかと思ったり致しました。
付箋は17枚付きました。
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いろんな身近な病気を平易な言葉で分かりやすく説明されているのかと思ったらそうではありませんでした。本書の最初に説明があるのですが、「病理学」というのは、病気の理(ことわり)、原因を調べる学問とのこと。ということで本書で説明されていることはかなり研究より。50年ぐらいで急速に進歩した分子生物学的な解説がメインで、動物の体はを作る細胞の話しから始まり、その細胞の設計図たるDNAとその変異によって発生する「がん」の解説と進みます。病気とは結局は細胞の生死に還元できるようです。著者の大学での講義でもそうらしいのですが、ところどころ脱線して雑談がちりばめられているのが本書の面白いところだと思います。でも、肝心の「病理学」の解説は、分かりやすくはなっているものの専門用語が多くて1度読んだくらいで理解するのは門外漢には難しいと感じます。前半の知識を踏まえて後半はほとんど「ガン」についての説明。多くの「がん」は結局は「運」によるようです。DNAの複製の際に確率的に入ってしまう突然変異が積み重なって、それがたまたまガンをドライブする遺伝子のいくつかに入ると癌化するとのこと。だからいわゆる「がんもどき」はほっといても大丈夫なことがあるかもしれないけど、変異が積み重なれば悪性のガンとなる可能性は高いらしい。そういうことを理解して、自分で治療を選択できるようになるのことは必要だと感じました。
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冗談にまぶしつつ、非常に用意周到な語り口。まず細胞の働きを解説して、病気のしくみを細胞の働きの不全としてとらえる考え方を土台として導入する。たとえば、気管支拡張症から男性不妊やら全内臓逆位まで多彩な症状を示すカルタゲナー症候群が、じつはモーター蛋白の遺伝子異常による繊毛や鞭毛の機能不全というたったひとつの原因から発生していることを示す。続く章で、分子生物学の基礎知識をインターミッションとしてはさみ、日本人の死因の双璧ともいうべき心血管障害とがんにつなげていく。
たいへん面白いのだが、欲を言うと個々の症例に寄りすぎていて、全体像が見えにくいような気がする。序章で親切にも病理学の教科書の構成を示して「こことここやります」と明らかにしてくれるのだが、自分としては本書ではしょられたところのほう(炎症と修復とか、免疫異常による疾患とか)に興味がある。ぜひ続編を期待したい。
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素人にとって、とても読みやすそうで、面白そう。
しかし、検証したいことが書いてなかった。。読むべきタイミングが来るまで保留。
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「近所のおっちゃん・おばちゃん」に読ませるつもりで書き下ろされたものだけあって、大変読みやすくわかりやすかった。ただ、やはり内容が内容なので、何割理解して、何割頭に残ったかは、ちょっと自信がない。何度でも手に取りたい。