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ナイキ創業者である著者が、オニツカ(現アシックス)のスポーツシューズの輸入代理店に始まり、日商岩井の協力を得ながら事業をスケールさせ、いかに世界最高のスポーツブランドの地位を確立させたかを描く自伝。
ちょうど年始に訪れたポートランドで、郊外にあるナイキの本社を見学したのだが、正直なところ、そこまでナイキという会社についてはよく知らなかったし、特段愛着があるブランドという訳でもなかった。しかし、創業の歴史がまとめられた一室で20分ほど熱っぽく自社の歴史を語ってくれたマーケティング担当の社員の話を聞くうちに、その熱量に引き込まれてしまい、kindle版を購入し、帰りの飛行機の中であっという間に読んでしまった。
事業の成功の陰に日商岩井という総合商社の存在が非常に大きかったことが何度も語られ(オニツカも含めて日本に対する敬愛を示すために、広大な本社の中には竹林などを備えた美しい日本庭園がある)、著者がスポーツをどれだけ一途に愛していたかが伝わってくる。
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サクセスストーリーは面白いがとても冗長な展開で入り込めず。もう一つは語られているイベントの時間軸がもう一つ理解できなかったのも理由。
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どのようにしてNIKEが誕生したのか、創始者が語ります。とてつもない苦労があったんだなと。NIKEファンは必読です。次のランニングシューズ、またNIKEにしようかな^ ^
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Facebookやネットでたくさん紹介されていて、読むのが楽しみだった。ようやく読むことができた。NIKEのスニーカーは、30年近く履き続けていて、好きなブランドであるので、創業者であるフィル•ナイト氏の想いが詰まったこの本を読むことが出来て良かった。NIKEが、日本と関わりが深かったことも驚きました。
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3連休に感謝。長い本だけど、ようやく読了。
NIKEみたいな大きな会社も、初めは当たり前にベンチャー。
そして、いろんな苦労をして、いまが出来上がっていることがよくわかる一冊。
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とても面白かったです。
ナイキの創業者が会社を立ち上げて上場するまでを自分で書いた本です。
とても読みやすいのでさくさく読めるのですが、内容はとても濃く、読んでいてとても気持ちが熱くなります。
久しぶりに本を読んでいて涙が出ました。
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ナイキ創始者フィル・ナイト氏の自伝。
まるで小説のような文体で非常に面白くボリュームのある内容にもかかわらず手を止めることなく読み続けてしまいます。
ナイキという企業のルーツが日本にあったとははじめて知って驚きました。
自画自賛の自伝ではなく様々な経験と失敗の中を泥臭く乗り越えてきた著者の言葉は感動的ですらあります。
素晴らしい本でした。グッド!!
おまけですが、この本のカバーの紙の触り心地が凄く良いです。
一体どんな紙を使っているのだろう、気になる。
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ナイキの急成長ぶりに驚かされた。
オニツカタイガー(現アシックス)やアサヒシューズのような日本人に馴染み深いメーカーが関わってくるのが面白い。
また、バッシュのイメージが強いので、陸上が原点であるのが意外だった。
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夢中で走り続けたら、ここまで辿り着いていた、というのが私の感想だ。終盤の株式上場まで苦悩の連続であった。読んでるこちらも辛かった。フィル氏は走り続けるし、途中で振り返って悦に入ることをしない。彼の言う「運」は実在すると思う。経営者には欠かせない要素の一つである。登場人物の中で、侍アイスマン・イトーと、情熱の男スメラギが個人的には大好きだ。登場人物全員が人間くさくてカッコいい。
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たちばな書店の紹介文を読んだ段階では「スポーツには興味ないしな…翻訳もの苦手だし…」とあまり興味が持てなかった。ところが、ビジネス書を買うならここ! と決めている好きな本屋に行くと売上ランキング2位の棚にこの本が置いてあり、「2017年最高のビジネス書」というポップがつけられている。急に魅力的に思えた。そのころの私はちょうど、「売れてる本には売れてる理由があるし、自分では手に取らないような本をミーハーに読んでみたい」と思っていた時期だったので、「2位」「2017年最高」の文字にホイホイ釣られたのである。
まず読みやすさにびっくりした。翻訳がうまいのもあるだろうけど、フィル・ナイト氏の文章力がすばらしいんだと思う。ユーモアにあふれていて、疾走感があって、自伝というより小説みたいだ。おかげで翻訳ものに対する苦手意識が薄らいだ気がする。
小説みたい、と感じた理由は内容の波乱万丈っぷりにもある。ビジネス書というと成功体験ばかり書いているものがほとんどだけど、この本に出てくる人たちはみんなめちゃくちゃ失敗をする。ギリギリの綱渡りをしたり、トラブルから死にもの狂いで逃げ切ったりもする。とてもスムーズとはいえないけど、でもずっと必死で、全力で、泥だらけになりながら熱中している。そういう姿がかっこいいなと思った。
病的なほど靴づくりに熱中して靴に身を捧げている人のことを「シュードッグ」と呼ぶらしい。その言葉がめちゃくちゃかっこよくて好きだと思った。人の熱狂とか熱中とか心酔とかを表現した言葉って全部好きだ。
【読んだ目的・理由】売れてそうだったから
【入手経路】買った
【詳細評価】☆4.0
【一番好きな表現】
入っていたのは12足のシューズで、クリーム色で側面に青のラインが縦に入っている。なんと美しいのだろう。美しいというだけでは言い足りない。フィレンツェやパリでもこれを超えるものにお目にかかったことはない。大理石の台座に置いたり、金縁の中に入れたりして飾りたい気分だった。掲げて光に照らし、聖なる物であるかのように抱きしめた。作家が真新しいノートに触れたり、野球選手がバットに触れたりするようなものだ(本文より引用)
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ナイキの創始者フィル・ナイトの自伝。日本とのつながり、NIKEの始まり、靴LOVEの人たち。面白く、読みやすかった。「競争のコツは忘れることだ」、「負け犬だけれど、力を合わせて勝つことができる」とか教訓にもなったな。「他人がより充実した人生を送る手助け」をするために前に前に進んで行った人なんだなあ。大きなことをする人はやはり止まらず熱い思いとともに進んでいくんだな、何があっても。
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概要
ナイキの創業者フィルナイトが、陸上から創業して株式上場をするまでの変遷の人生。
走り続けること、行動力の大切さ。
印象的だったこと
・勝つこととは、負けずに生き延びる以上のこと
・負け犬も力を合わせれば勝つことができる(最高の人生「自分の価値は、自分の周りの人の価値で決まる」)
・無条件で信じてくれる親の大切さ(8000ドルが1600万ドルにして返せたこと)(→りょーとさんから「人生の幸福度は、家族・恋人・友人社会・自分から自分へのベクトルで決まる」という話で、家族ってそんなに重要か?って疑問だったけど、これを読んで大切なんだと感じた)
・メンバーには、失敗してもいいから伸び伸びとさせた
・ビジネスとは、お金を稼ぐこと以上のことである。想像して、世の中に貢献して、声高に宣誓すること
ペア読書をやった感想
→他の人は、
・初期のアンバサダー、ビジョン売りマーケティングの重要性(江藤さんのnoteに近い内容)
・何事もとりあえずやって見て、ビジョンは後付けなのでは
という自分は気づかなかった観点があった
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ベンチャー企業の本質ってこれなのかぁを実感。
キラキラしてるイノベーターたちはいつも、確かに現金もたずに、ギリギリレバレッジかけて夢追いかけてるなぁ
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ナイキの創業者フィル・ナイトの自伝。面白くて引き込まれる。
世界旅行を思い立ち、後にその販売代理店としてビジネスを始めるオニツカ(現アシックス)に立ち寄った1962年から始まる。そこから株式を公開する1980年までの濃密な一年一年をそのときの心情を再現するようにさらに濃密に語る。伝説の経営者ではあるが、そこにはほとんど泥臭い物語しかない。危機は次から次へと訪れる。彼は悩む。そうすべきではなかったという後悔があふれている。決断をするということは、後悔をするということでもある。あのナイキでさえ成長企業としての在庫と資金調達の問題に振り回されている。ナイキへの印象が変わった。
1962年に「ここがすべての始まりだ」と言ったアテネのアクロポリスの丘でパルテノン神殿の横に立つアテナ・ニケ(Nike)神殿。勝利を意味するこの言葉が後にナイキ(NIKE)という彼の会社の名前となる。ただしナイキという名前については彼は気に入っていなかったようで、当初はディメンション・シックスという名前を押していたという。
あの有名なロゴが決まる場面についても合議を重ねた様が描かれている。35ドルでデザインされたナイキのロゴ。こちらもフィル・ナイトは最初は気に入っていなかったようだ。「とりあえず時間がないから、これにしよう」と言ったらしい。ナイキの成功は、決してフィル・ナイトの独断とセンスで決まってきたものではなかった。シューズに対する愛と、成功するという強い信念によってなされたものだった。
「ナイキはシューズ以上の存在だ。私はもはやナイキを作った人間ではない。ナイキが私を作っているのだ」とフィル・ナイトはいう。
「臆病者が何かを始めたためしはなく、弱者は途中で息絶え、残ったのは私たちだけ。私たちだけだ」
と書かれた文を読むとき、歩まれた道のりの長さを感じ取ることができる。
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それにしても日商岩井のスメラギとイトーは恰好良すぎる。日商岩井がナイキを救ったのだ。
「スメラギは、イトーの前で今にも土下座しそうな勢いで、自分が単独でやったことで、会社をだましていたと断言してくれた。「なぜそんなことをしたんだ」とイトーは聞いた。「ブルーリボンが大成功すると思ったからです」...フィル・ナイト氏とは何度もトレイル・ブレイザーズの試合に行きました。倉庫で荷造りも手伝いました。ナイキは私にとって我が子のようなものです。我が子の成長を見るのはいつだってうれしいものです。
「それでは君がインボイスを隠したのは……つまり……彼らのことが好きだからというわけか」
非常にバツが悪そうにスメラギは頭を下げた。「はい」と言った。「はい」と。」
そしてイトーはナイキを苦しめていた地場の銀行に対して次のように告げる。この本の山場のひとつだ。
「彼は直ちに本題に入った。忌々しい本題に。彼はホランドしか相手にしていなかったが「みなさん」と前置きした。「私の理解では、ブルーリボンとの取引を今後は拒否するそうですが」
ホランドはうなずいた。「そのとおりです。ミスター・イトー」
「それならば日商がブルーリボンの借金を返済します。全額」
最後に「20代半ばの若者に言いたいのは、仕事や志す道を決めつけるなということだ。天職を追い求めてほしい。天職とはどういうものかわからずとも、探すのだ。天職を追い求めることによって、疲労にも耐えられ、失意をも燃料とし、これまで感じられなかった高揚感をえられる」と言う。そう言われたときに、自分の子供たちはどうだろうか、と思う歳になった。そして、自分は天職を探そうとしていただろうか、と。
筆者や他の仲間の不器用な熱い思いが伝わり面白いが、それだけに自らに振り返って胸に刺さるものもある。
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びっくりの連続。
NIKEと日本のつながり、
NIKEが常にトラブルの中で成長してきたこと、
そしてなによりも
NIKEの歴史がそれほど古くなかったこと!
物心ついた時からNIKEがあって、
靴売り場には堂々NIKEが鎮座していて、
ずーっと昔からNIKEは存在していたのだと
勝手に思い込んでいた。
違った!
それを知れたことが嬉しい!
今、行ってるジム、皆NIKE履いている。
そうなるまでにいろいろな闘いがあったのかと思うと、
あの光景も感慨深いわ。