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ナイキのこれまでの成長がこれ程波乱に満ちていたとは。
オニツカとの手切れがなんとも後味悪いが、それはナイキ目線からしか描かれておらず、それは別途調べてみると価値がありそう。
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たくさんの人がレビューしている通り、ストーリーとして非常に面白い。物事を客観的に捉えて、人に話せるように、臨場感を沸かせるようにと言うのがやはり重要だなと痛感。
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本書は、知らない人はいないであろう、世界的スポーツ用品メーカー「ナイキ」の創業者であるフィル・ナイトさんによる自伝です。
発売と同時に世界中で反響を呼び、日本でも10万部超えるのベストセラーとなっています。
フィル・ナイトさんは、ナイキを創業する前には、オニツカタイガー(現アシックス)のシューズをアメリカで輸入販売する会社を経営していました。やがてオニツカとの関係が悪化したのを受け、日本の総合商社である日商岩井(現双日)と組み、ナイキを創業し、自らシューズの製造販売を手がけます。当初は資金繰りにも困窮し、あわや倒産寸前まで陥りましたが、有名選手がこぞってナイキのシューズを履き、世界的大会で好成績をおさめたこともあり、飛躍的に業績、業容が拡大していき、現在のナイキとなりました。
500ページ超もある長編ですが、とても読みやすい翻訳で、波乱万丈のフィル・ナイトさんの生涯にグイグイ引き込まれました。
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ナイキと日本がこんなに関係が深いとは知らなかった!まさかナイキのはじまりが、日本製のランニングシューズを売ろうとしたことだっとは。
敵となる日本企業も、救世主的な日本企業も登場して、日本人としてはすごく読み応えがある。日商岩井かっこよすぎ。特にアイスマンのこのくだり、超好き。
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「何とも愚かなことです」
当初、彼は私のことを言っているのかと思った。だがそれは銀行のことだった。「私は愚かなことは好みません。みんな数字ばかりに気を取られ過ぎです」
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しかし全編通じて、フィル・ナイト達の困難に向かって戦い続ける姿がすご過ぎて、なんか打ちのめされる。
一番ズガンときたのはこのフレーズ。
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人生は成長だ。成長がなければ死ぬしかない。
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フィル・ナイトは若い人たちが「失意に陥らないよう」本書を書いたそう。しかしここまで困難に立ち向かい続けられるかは、天性のものな気がするなあ…。
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ナイキの創業から主に株式上場までついて創業者自ら書いた本。
ナイキというと私が知った時には、スポーツブランドとしては既に確立されていて、スター選手が愛用していてファッションとしても認められているという状況だったので、始まりが日本企業の代理店から始まったこと、陸上を経験してそこからシューズを改良しながら発展してきたという点が意外だった。巨大な企業として確立するまでは危機また危機を乗り越えて行く様子が描かれている。危機のひとつに日本の商社が助けている場面もあり、これはドキュメント番組としても取り上げられている。大変面白く作られている。
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レビューはブログにて
https://ameblo.jp/w92-3/entry-12323118027.html
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フィルナイトのナイキ創業時の自叙伝。
オニツカタイガーの販売代理を始めるところからナイキ誕生。創業時の資金政策。リアル。
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10/30 読み終えて
本文より
2 0代半ばの若者たちに言いたいのは 、仕事や志す道を決めつけるなということだ 。天職を追い求めてほしい 。天職とはどういうものかわからずとも 、探すのだ 。天職を追い求めることによって 、疲労にも耐えられ 、失意をも燃料とし 、これまで感じられなかった高揚感を得られる 。権力を打破しようとする人たち 、世の中を変えようと思う人たちに言っておきたいのは 、背後で常に目を光らせている連中がいるということだ 。成功するほど 、その目も大きくなる 。これは私の意見ではなく 、自然界の法則だ 。
この本は、私達若者に向けたメッセージだと、読み進めるうちに考えるようになりました。主人公は、自分の仕事が多くの人々の役に立つことを信じ、逆境にも負けず働き続けます。金のために、や、生きるために、ではなく自分の靴が人々のためになることに確信を持って働きます。
本書の一節で、金は人間にとって必要だが人生の目的ではない、といった言葉があります。本当にその通りで、仕事の目的がお金になった途端、仕事の充実感は乏しくなります。
人によって、ハマる仕事が違うのは当然のことで、そのハマる仕事=天職を追い求めることが大切なのだと説きます。
尾原和啓さんの著作『モチベーション革命』において、「今の若い世代は、金や酒や車といった一世代上の方々が仕事の目的としたモノに満足感を得ることができない。人との繋がりや、役に立ったという感覚を求めている」という趣旨のことを書いていましたが、その価値観に通じるものがあります。
いかに仕事に熱狂できるか。自分の仕事を遊びとできるか。これが主人公の仕事感なのかな、と読み取りました。
マクドナルド創業者 レイ・クロック氏の自伝『成功はゴミ箱の中に』を『Shoe Dog』の前に読みましたが、その中にこんな言葉があります。
「仕事ばかりして遊ばなければ人間ダメになる」という格言があるが、私はこれには同意しない。なぜなら、私にとっては、仕事が遊びそのものだったからだ。
ここでも、仕事にハマることの大切さが説かれています。
今、私は大学を卒業して4年。なんの理由もなく、なんとなく就いたツケで、今の職に全く満足することができていません。大学時代を「モラトリアム」なんて呼んで、仕事を嫌なものとみなし、休日を心待ちにするありがちな無気力社会人です。
そんな私にとって、「仕事って楽しいんだぜ」「仕事がない人生はつまらないぜ」というような生き方をする主人公達は素直に眩しく、羨ましい。いつか私も、という気持ちにさせてくれる。
しかし、そんな気持ちになって、いつもそのままになる。飛べないバンジージャンプはなく、飛ぶか、飛ばないかは自分が決めているだけだと誰かが言っていたが、この本を読んで行動を起こすか起こさないか決めているのも私だ。
思い切って行動を起こしてみよう。そしてこのレビューに追記できるようにしよう。(ただこの本のレビューを求めている人には迷惑だと思いますがすみません。ただ、それだけの気持ちを生んでくれる私にとっての名著だと言うことはわかると思います。)
とにかくこの本はおすすめです!いつかアメリカに行き、主人公の戦友ジェフ・ジョンソンのコレクション本が詰まったホーダーズにも行ってみよう。
10/29日 途中記録------
まだ進捗度16%ですが、思わず落涙。感想を書きます。
実家暮らしの主人公フィル・ナイト。早朝のランニング中にふと閃いたアイディアがナイキブランドに繋がります。知見を広めることを目的に世界を周り、目的である日本 神戸のオニツカタイガーに向かいます。
さて、一見行動的で社交的なイメージの主人公ですが、実は内気な性格であり、辞書の訪問販売などの仕事をしますが結果は奮いません。自分はこのように人とコミュニケーションを取ることには向いていないのだと考えます。
その後、オニツカタイガーのシューズのアメリカ西部での専売特許を得るわけですが、ここでもシューズの売り方は訪問販売。ここでは以前していた辞書の訪問販売では考えられないぐらい得ることができます。なぜ辞書は売れず、シューズは売れたのか?主人公は考えます。そこでこのように考えました。本文より引用。
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ポ ートランドまでの帰りに 、私は商売が突然軌道に乗った理由について考えた 。百科事典は売れなかったし 、軽蔑もしていた 。ミュ ーチュアルファンドの売り込みはまだマシだったが 、内心では夢も希望もなかった 。シュ ーズの販売はなぜそれらと違ったのだろうか 。セ ールスではなかったからだ 。私は走ることを信じていた 。みんなが毎日数マイルを走れば 、世の中はもっと良くなると思っていたし 、このシュ ーズを履けば走りはもっと良くなると思っていた 。この私の信念を理解してくれた人たちが 、この思いを共有したいと思ったのだ 。信念だ 。信念こそは揺るがない 。
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これは、私の仕事観にも通じます。建前で相手を説き伏せることはできても心を動かすことはできません。真に心から信じていることだけが相手に通じると思うのです。作者の仕事への価値観に触れることができてよかったです。
ところで、まだまだ読み応えのあるストーリーが沢山詰まっています。主人公がオニツカタイガーの専売特許契約を得るために父親に交渉をした際の、彼の母親の行動などもじーんとします。
家族やコーチや友人を含めて様々な協力者に囲まれている主人公が羨ましくもあります。続きも期待!
ところで、私はブルーノマーズにはまっていて、ナイキのコルテッツを購入して愛用しています。雨が多くて全然履けない!
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正直ビジネス戦略的にはなにも参考にならん。運良すぎやろってだけや。でもここまで起業してみたくなる本はそうないで。
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フィルナイトがナイキを立ち上げどう今の会社を創っていったのか苦闘がよくわかる物語であった。オニツカ、日商岩井に助けられながらアディダス等のライバルに闘っていく姿は勇気を貰える。自分の価値は自分に関わる人たちで決まる、だからどのようなところに身を置くかが大切なのだ。ビジネスとしての闘いの精神は見習いたい。
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「SHOE DOG」はナイキ創業者の自伝です。世界を旅したり会社を作る前に契約を取りに日本に出かけたり、靴は売れているのに現金がなくなり給与や仕入れが自転車操業になったり、契約を反故にされ乗っ取られそうになったり、アディダス等既存勢力から法を盾に圧力を受けたり、苦労が多い話です。
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NIKE創世記。それはスポーツシューズにすべてをかけた男、フィル・ナイトのビジネスの長距離走なのですが、でも毎日毎日はお金の工面という短いダッシュの果てしなき繰り返しなのでありました。ハラハラドキドキ、ピンチの連続を気合と偶然で奇跡的に乗り越えていきます。NIKEってずっとベンチャーであったのですね。スポーツをビジネスにしていく物語はビジネスをスポーツのように取り組んでいくことで生まれたものです。本書もスポーツ、それもランニングが持っているリズム感を持っています。なにしろセンテンスが短い。それがテンポよく積み重ねられていくのです。イチニイチニ、タッタッタッ!まるで、フィル・ナイトと一緒にスポーツシューズビジネスというマラソンを並走しているような気分。もちろんそれは定常なランニングではなく、焦り、ジェラシー、調子乗り、スランプ、諍い、気づき、プライド、裏切り、戦い、反則行為…様々な障害を乗り越えていく走行ですが。ただ、後ろを振り返ることなく、また遠くを見据え過ぎることもなく、目の前のことに集中しているのがスポーツっぽい!フィル・ナイトはビジネスをスポーツにしただけでなく、人生もスポーツにしたのかもしれません。
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NIKEのイメージはAPPLEなどと同じような多くのイノベーションを産んだ特別なブランド価値を持つ企業だと思っていた。
まさか会社の起源が日本企業の代理販売だとは思ってもみなかった。
会社を0から立ち上げることは困難の連続でそれを一つひとつ愚直に乗り越えてきた著者は本当にすごい信念を持っているのだろう。
そしてその信念はスポーツへの愛情と自分の会社への愛情と使命感によって形成させているからこそ判断基準をぶらさずに事業を拡大できたのだと思う。
自分の好きなブランドの起源と成立ちを知れたことがすごく興味深く読みやすかった。
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エアマックス、ジョーダン、フォース、ズームフライト、ワーム。などなどなど。。
当時は欲しくて欲しくて堪らなかった靴たち。
お小遣いを貯めて、悩みに悩んでようやく手に入れたジョーダン11の思い出が蘇ります。笑
90年代に思春期を過ごした自分からすると、NIKEは物心ついた時から既にスポーツ界の巨人であり、歴史ある大企業のようなイメージがありましたが、フロンティア精神と情熱が溢れる若き「SHOE DOG」達の奇跡と言っていい程の出来事によって産み出されたブランドだと知りました。
それにしてもこんなにも日本と縁が深い企業だったなんて。。。良くも悪くも衝撃でした。
ここで創業者フィル・ナイト氏からの名言を一つ。
臆病者が何かを始めたためしはなく 、弱者は途中で息絶え 、残ったのは私たちだけ 。私たちだけだ 。
痺れるー!
最近はNIKEの靴にスッカリ魅力を感じていませんが、たまには履いてみようか。
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数字は大事。でも、数字に意味を持たせることは一番大事。また、ナイキの創業者が日本にここまで影響を受けていたことに驚いた。