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任侠シリーズが好きで甘糟さんのキャラも好きだったから楽しみにしながら読んだら期待以上におもしろかった!ところどころに挟まれた甘糟さんの弱気な発言にクスッとさせられる。
身近なわりに何も知らない警察のこともよく分かる内容で興味深かった。
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マル暴甘粕が主人公、任侠シリーズのスピンオフ作品。
いつもふんわりしていて、マル暴には向かないと本人は言う・・・樋口 顕シリーズもそうだが、氏は、この手の主人公を書くのがとても巧い。
スーパーマンではなく、どこにでもいそうな人物を描くことで、等身大の主人公として会社員目線で物語に入っていけるところが好感を持てるのかも。
甘粕に対して最後にアキラが言う、立場が違えば一緒に飲めたのかと訊ねる場面・・・とても良かった。
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今野敏さんの「任侠○○シリーズ」でも時折、阿岐本組の事務所に顔を出す気弱なマル暴刑事、甘糟達夫の物語(新シリーズ)です。「マル暴 甘糟」、2014.12刊行、2017.10文庫化。甘糟のキャラからくるものとは思いますが、テンポが悪すぎると思います。
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気弱で普通極まりない甘糟君が、マル暴の担当としてなぜか活躍する話です。
マル暴といえば、柚月裕子の「孤狼の血」のように自分自身が暴力団一歩手前というイメージを逆手に取ったニューヒーローという感じでしょうか。
さほどガツンとくるようなエピソードがあるわけではないのですが、意外な人物が有能な動きを見せる話はそれだけで胸がすく思いがするので、なかなか楽しく読む事が出来ました。
今野さんは読む前に勝手にハードル上げてしまっている自分がいる・・・。
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マル暴という、暴力団対応の警察官の話。
マル暴は嫌だと言っている甘粕さんですが、暴力団と近付きすぎず、なおかつ、離れすぎない。それで警察官らしくない。
もう、マル暴ピッタリじゃないですか。
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任侠シリーズでおなじみ甘糟のスピンオフ。主人公キャラとは言い難いような、押しの弱さがありつつも、任侠シリーズが面白い作品ぞろいなので、こちらも手に取ってみました。
任侠シリーズでは阿岐本組に横槍を入れるかのような存在ですが、本作ではほかの刑事たちにつき従うかのような役回り、でも最後にはしっかり事件解決の主役になっているあたりはさすがといえるでしょう。
アキラの甘糟に対する最後の問い掛けとその答えのやりとりはなかなかよかったです。
それにしても裏表紙には「任侠シリーズの阿岐本組の面々も登場!」ってあるけど、どこにいた?
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評価は5.
内容(BOOKデーターベース)
甘糟達夫は「俺のこと、なめないでよね」が口ぐせのマル暴刑事だ。ある夜、多嘉原連合の構成員が撲殺されたという知らせが入る。コワモテの先輩・郡原虎蔵と捜査に加わる甘糟だが、いきなり組事務所に連行されて―!?警察小説史上、もっとも気弱な刑事の活躍に笑って泣ける“マル暴”シリーズ第一弾!“任侠”シリーズの阿岐本組の面々も登場!
読みやすい。不器用だけど誠実な甘糟が少しずつ成長していく様子が読み取れる。○クザが手荒なこともせず、暴れず安心して読める。
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任侠シリーズに登場する甘粕刑事を主人公にしたスピンオフ。セリフは甘粕らしいが、事件捜査に臨む姿勢や解決シーンはらしからぬ描写という印象。スピンオフ作品としてサラッと読める。
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に任侠シリーズのスピンオフとしてマル暴刑事の甘糟が主人公として描かれているが、中々スピンオフではもったいないキャラクターである。
ヤクザにマル暴らしからぬ刑事として弄られるも、中々良い仕事をしている。
気楽に楽しい刑事物に座布団一枚!
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任侠シリーズのスピンオフなんですね。
マル暴に合わない甘糟のキャラが生きていて面白かったです。
でも本人が思っているだけで本当はマル暴が似合っているのかな。
次が読みたいですね。
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いや~、面白かった~☆
タイトルにもなっている<甘糟(あまかす)>くんは、まちがいなく「警察小説史上、もっとも気弱な刑事」だ。
今野氏の<任侠シリーズ>でちょい役で出てくるあの”彼”である。
任侠シリーズでも彼はぼやいているけれど、本作ではぼやく、ぼやく。とにかく、ぼやく。
ぼやき節が止まらないし、冴えてさえいる。
そんな史上最強の”気弱”な刑事が、なんと、マル暴なのが驚きだか(→ここは本人も自覚している)、もっと驚きなのが、なんだかんだ言って、マル暴として優秀な刑事なのだ(→ここは本人にまったく自覚がない)。
暴力団構成員が殺害されたことでストーリーははじまるが、そういうものを扱いながらも物騒なきなくささはまったくない。
なんだろう、こういう書き方ができるところが今野氏のすごいところなのだろうな。
「もし、俺がグレてなくて、あんたが警察官じゃなかったら、いっしょに飲みに行ったりできたかな」
やられたぜ~い。
こんなことを言われたら、もうどうしたらいいんだろう。
とにかく甘糟くんのぼやきをはじめ、上司の郡原やヤクザ側の人物たちとの会話が絶妙で、ときに「え!」を声をあげ、ときにくすっと笑いながら、気づいたら甘糟君のファンになっていた。
これ、シリーズものとして続編に『マル暴総監』があるようだ。
こっちも読んでみよう。
===データベース=======
甘糟達夫は「俺のこと、なめないでよね」が口ぐせのマル暴刑事だ。
ある夜、多嘉原連合の構成員が撲殺されたという知らせが入る。
コワモテの先輩・郡原虎蔵と捜査に加わる甘糟だが、いきなり組事務所に連行されて―!?
警察小説史上、もっとも気弱な刑事の活躍に笑って泣ける“マル暴”シリーズ第一弾
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「任侠」シリーズに登場していた下町のマル暴刑事甘糟、実は結構な優秀なデカでした。意外ね。
阿岐本組が出てくるかと期待してたんだけど、それはなかった。
でも多嘉原組長とアキラも、ちょっと良いよね。
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マル暴と言えば、ゴリゴリの本家も顔負けの、どっちが刑事でどっちがヤクザなのか分からない様な刑事を想像しますが…
この作品は違います(笑)
どちらかというと、刑事には一切見えないような刑事さんの活躍物語です。
登場人物みんなキャラが良い!!
テンポよくさくさく読める作品です。
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'22年10月22日、Amazon audibleで、聴き終えました。今野敏さんの小説、確か以前も読んだ事ありましたが…ちょっと覚えてないですಥ‿ಥ
面白かったです。理屈抜きに、楽しめました。
主人公を筆頭に、登場人物が皆、魅力的で…やくざのアキラでさえ、親しみを覚えました。
今野さんには、もう少し、ハードボイルド的なイメージを持っていましたが…良い意味で、ひっくり返されました。ちょっとコミカルな、本書のような主人公も、いいなぁ…。
今野敏さん、もう少し読んでみようかな。
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甘糟さんと郡原さんと本署の梶刑事とのやりとり。読んでいて捜査が進むにつれて犯人が最期まで分からなかい展開。マルBの価値観や警察内部に思考を読み取れた。郡原さんのぶっきらぼうであるが、的確な判断、指示、人情味がある雰囲気が私にはグッときた。