紙の本
精神科医である筆者による「言い返す」技術を伝授する書です!
2018/01/05 13:35
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、「言い返したい。しかし、言い返せない」と悩んでいる人々に向けて書かれた「言い返せる」ちょっとしたテクニックを紹介した書です。私たちは、常日頃、上司や他人から理不尽に怒鳴られたりした経験があります。そんな時、心の底では何か言い返したいのですが、なかなか実行できません。本書は、そういう人たちのために編まれた書です。筆者は言います。「相手を完膚なきまでに叩きのめす必要はありません。大切なのはちょっとだけ反撃して自分の身を守ることです」と。本書を読めば、いろいろと思い当たる節があり、多くの示唆が得られるでしょう。
紙の本
おすすめします
2022/06/20 21:27
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投稿者:特急急行 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日頃の思考方法を教えてくださいます、大変ためになる一冊です。また、勉強にもなります。今後の生活の糧になります。
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p40
討論で通る意見は知識量でなく発言量の多さで決まる
p44
動揺を見せてはいけない。うつむいたり、席を立たない。深呼吸をして背筋を伸ばし、目線を上げる。喋りもゆっくりでくつろぎモード。つまんないと思わせたら勝ち。
p60人は皆自分と同じ意見を持っていると思いがち。たとえ、自信たっぷりに批判を浴びせてきても、それは相手の単なる思い込みです。根拠のない自信に支えられた解釈。
p67気持ちが飲まれそうになったら、小さな勝ちを見つける。
p73たとえ自分に非があっても、相手が調子に乗って人格を傷つけるような侮辱、皮肉、中傷を言ったら、ここからは許さないと、ためらうことなく反撃して構いません。その時でも穏やかに。
p75相手を効率よく説得するために客観的なデータが効果的だが、最後のつめが感じんで、だから〇〇すべきだと、証拠の提示後に結論があるかないかで説得力が変わる。
p79〇〇だから〇〇にすると説得力が上がる。
p88反射の戦術
相手の批判をそのまま要約して返す
勢いに飲まれず、謝罪せず、落ち着いて即座に。
それでも相手の興奮が収まらない場合は要注意。引き続き、きりのいいところで要約を返すを繰り返す。まだ相手の主張を否定も肯定もしていない。
p94分散の術
相手の主張を認めざるおえない場合も全面降伏せず、小さい部分のみ認める。受け入れられると一瞬攻撃の手が弱まるので、その隙に改善策を提案するなり、もっともらしい言い訳を添えるなど始める。ここで大切なのは小さな負けを引きずらない。しつこい相手でも、負けの範囲を拡大させない。あくまでも小さな部分に限る。根比べで、感情的な空気を極力排除。
p105質問の戦術
反論するその前に
それで?何故ですか?どんな時にそう感じるんですか?と質問を挟み、聞く時間を延長する。オープンクエスチョンをする。自分に有利な結論にじりじり追い込む。
相手の言う悪口に関わる事実を質問形式で突いてみる。
先に言われたことにそうですか、それでは〇〇はどうですか?と急所を撫でる。→再反撃しにくくなる。
p108延期の術、押し切られそうになったら。
相手の話に対して、とにかく即断を避け、考えさせてくださいと言う。分かりました+延期。
p112フィードバックの術
相手の言い方に焦点を絞る。
そんな強い言い方をされなくても。。
→やりすぎはダメ
p131傷つける言い方をされた時は間接話法でその言葉を繰り返す。〇〇、ですか、、、
p138会話の主導権を握ってきたら、話の終わりに関する質問をする。それで、結局どういう形で決着をつけていただいたでしょうか?
p148相手が必要以上にぽろぽろ言わなくてもいい事や攻撃をしてきたら、今の発言は聞き捨てなりません。一体どういうことでしょうか?これは〇〇ともとれますが、そうとっていいのでしょうか?と一つの言葉尻を捉えてガンガン攻める。
反論していく途中も焦りは禁物。下手な反論はかえって相手の気持ちを燃やす。要約からはじめ、反撃の機会を探る。
じっくりとひとつひとつの言葉を観察して矛盾点や言い過ぎな点を確���に覚えておく。
話し終えた時点で、ただ、今の言葉の〇〇という内容ですが、、、ただ、先ほどの言葉は少しおかしくないですか?と一気に反論。
p168普段から共感者を作るように心がける。
p210私は〇〇だと思うという形で伝える。
人間にとって1番腹が立つのは、自分の全てを分かったように振舞われること。
相手を批評するより、まず問題となる事実について自分がどう思うか感想を形で伝える。
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タイトルから期待されるだけの情報はおおよそ手に入ると思う。ただ、これで出世したり友達が増えたり……のような劇的な効能はおそらく無い。
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意外と中身は実践的。
心理学の実験を豊富に記載。
ちょっとした話のネタにもできそう。
題名が軽すぎる印象。
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接客業をしていて嫌なことが続いたから買ってみたけどそうなんだとか確かにって思うことが多くて面白い。
あまりこういった本は読まないけどたまにはいいと思う。
参考にする程度で読むといい。
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人付き合いにおいて相手の言い分に言い返すことが苦手な人のために言い返す技術について解説した本。
言い返しの戦術についても触れられているが、それ以前にキモになるのは、悪口や批判ににも冷静に対処し相手に動揺を悟らせないこと、受動的な態度を改め自分から積極的に相手との関わりを持とうとする姿勢が重要だと感じた。人間関係にストレスを抱えていると人との関わりを避けようとするので、そのあり方から改める必要があると気付かされた。
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自分が苦手だな〜と思う人となんとなくうまくやれてたのは、接し方や扱い方が間違ってなかったんや!と自信を持てた。
威圧的で理不尽な人ほど、本当は自分に自信がない可哀想なひとなんだ、と思うだけで少し心に余裕がでるかも。
「惜しみなく、愛を」これがとっても重要だけど、中々難しいことだと感じた。
そして、やはり一番大事なのはこの「ちょっとだけやり返す」ことであって、この技術を身につけて相手より上手になったからと言ってこてんぱんにやっているようじゃ、同じことが自分に返ってくる。
やっぱりどんな人にも愛を持って接してあげられる余裕のある人間になることが、これからの課題!
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ネットでマンガバージョンを紹介されていたのだけど文庫本バージョンでも一緒だろ~と思って読んでみた。
でもマンガバージョンの方読めばよかった…
文章が…ちょっと苦手系
この本、苦手な相手にふいにいや~な感じのことを言われてとっさに反撃したいときの技術本
聞かないふりするとか、笑ってそのばをごまかすとか…まあいろいろな防御バージョンがあるけど、私もイヤなことを言ってくるヤカラ相手に向けて対抗したい!と思って読んでみた。
とにかく反射の戦術が一番使えそう
相手の批判をまとめて繰り返すって戦略と
相手の言葉をオウム返しにする戦略
あとは相手の言い方を非難するって戦略か…
って頭では思ってるんだけど
いざって時に使えるかな~
あ~でもわざと何かを落としてその場の会話を中断させるっていうのは使えるかも…
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いわゆるハウツー本ですが、ぶっちゃけていて堅苦しくない。それでいてすぐ使えそうなテクニックが沢山あって、それなりに使える気がする。黙ったら負け、とにかく反論する、みたいなところは共感した。
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分かりやすくて簡単に実践出来そう。言い返す事だけではなく、自分自身の気持ちを振り返る事についても書かれていて納得出来た。
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さっと読めておすすめ
相手が戸惑うような言い返し方があって使えるような場面に遭遇したら使ってみようかな思った。
文句を言ってくる相手の心境を理解して聞けるともっと心に余裕がうまれるのではないかと思った。
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ケンカをして自分の価値を下げたくはないけれど、言われっぱなしは嫌。
そんな私にとってピッタリの本です。
これは、修行ですね。
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自分は基本 言い返すのは得意なんですが
ケンカっぽくは返さない。
それより気になったのが、【何かと言ってくる人は、何であんな内容が無いことを自信満々に言ってくるんだろう】と思ってたのもあり、この本を手にとった
納得
ある程度の言い合いは【内容無くて良いし、正論かどうかも関係なく、話してる量だけで決まるらしい】
そういう人が「言ってくる人」
この本にもありましたが…自分も良くやるのが
●言われた時の最初のリアクションは【オウム返し】して、相手の話を聞いてるのをアピール
●言い返す時は【全て質問で返す】それを真面目に聞いてるフリしながら【ものすごい量を質問し続ける】これを相手が説明出来なくなるまでやる…こっちは質問してるだけなので攻めてはいないが…攻撃しまくってる状態になります。
●最後に相手が言ってたことを【一行ほどに要約して落とす】
(例)なるほど…分かりました…貴方が言いたい事は【これやってくれて 有り難う助かるよ この野郎!!】って事になりますが?それで良いですか?自分は おかしいと思いますが…
ってやると結構黙りますよ(*´∇`*)イヒヒ
※でも結局 俺が何が言いたいかって言うと
【中学の時、女の子が貧血でお風呂で倒れたらしく、大きなタンコブが出来てて 心配して声をかけたら泣き出してしまい…その子の親友が出て来て「なに泣かせてるのよぉ~あやまりなさいよぉ~」言うから、俺悪くないしと思いつつ謝罪したら…「はぁ~?聞こえませぇ~ん!!」って言われた時の気持ちは何っ!?ってのと…来月44になるけど未だに鮮明に覚えてるよ!!】って事!!
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ちょっとしたイヤミを言われたときに、泣き寝入りすることなく、うまく対処できる方法を探していて本書を手に取りました。
ポイントを押さえて読めば、役に立つ情報が得られます。自分の目的はできました。
章のタイトルと内容がずれているところがあって迷子になるところがあったので、自分で気になったところをメモに取って、最後に俯瞰することで自分なりにまとめて理解することができました。