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権力の腐敗が進み、富の集中も進み、どこか閉塞感が漂う今日この頃。
与党の政治家や官僚が保身のために空気を読まざるを得ない圧迫されすぎた権力構造を今のまま進めてはいけない。
おかしいと思ったことは、おかしいという。
目の前にある問題に見て見ぬふりをしない。
望月さんのような気骨のあるジャーナリストが増えて欲しいと思う。
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あとがきにあった言葉。望月さんが大切にしているというガンジーの言葉。
「あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。そうしたことをするのは、世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないようにするためである。」
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望月さんのおかしいことはおかしいと思えるその感覚とそれを勇気を持って声に出していく行動力に胸が熱くなった。
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自分に分かるまで、とことん質問する。
この姿勢は、実に重要なんだね。
菅義偉に嫌われるほどに質問するっていいぞ。
臭い物に蓋をする。なかったことにする。など
今の 安倍ー麻生ー菅義偉の姿勢は、
許せないなぁ。
加計、森友、詩織さん事件、など目に余る。
現在も、年金問題のなかったものにする姿勢。
子供の時には女優になりたかった。
南アのアパルトヘイトの本を、母親に渡されて
不公平さに、怒りを覚え、ジャーナリストになろうとする。
学生運動をしていた父親も業界紙の記者だった。
「読売」は嫌いだという父親のぼそりと言った言葉に
機敏に反応する。感受性が豊かだね。
頑張れ、望月衣塑子新聞記者。
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内容(「BOOK」データベースより)
官房長官会見に彗星のごとく現れ、次々と質問を繰り出す著者。脚光を浴び、声援を受ける一方で、心ないバッシングや脅迫、圧力を一身に受けてきた。演劇に夢中だった幼少期、矜持ある先輩記者の教え、スクープの連発、そして母との突然の別れ…。歩みをひもときながら、劇的に変わった日々、そして記者としての思いを明かす。
映画『新聞記者』を観に行き 原案のこの本が気になり読んでみましたが 内容は映画とは全く違うものでした。
しかし、空気を読まずに疑問を質問しまくるこんな記者がいてもいいんじゃないかと思っています。
権力者が原稿を読み上げるだけの答弁なんて意味があるのかと...
マスメディアの役割は、政治的な事実を報道・解説し 一般市民に政治的判断の基準を提供することだ思うのだけど 今の日本はどうだろうか?
特にネットニュースは面白おかしく書かれているものもあり 仕事としての責任感はないのかな?と思ってしまいます。
世界によって自分が変えられないようにするには 周りに流されず 自分自身のはっきりとした思いを持たないとなぁ...と思っています。
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当然だが自己肯定の内容。それなりに評価はしているが結局なんだったんだ?と思える行動だった。より質の高い情報を発信していただくことを期待する。本の内容も結局なんだ?と思える。もっと詳細に現場にいるかの様な描写だとありがたかった。
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映画を見たので読んだ。官房長官に「あなたに答える必要はない」って言われてたの、望月さんだったのね。
記者会見でズバズバ切り込んでいく望月さんの話は気持ちいいし、切り込まれて言い淀むでもなくさらっとかわしていく官房長官には不快感しかないなー。
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新聞記者でこの人ほど毀誉褒貶が激しい人はいないだろう。
いや、一般人が新聞記者で名前を知っている人といえば、現代ではこの人ぐらいだろう。
それほどの有名人の生い立ちから家族、就職、転職の誘い、結婚、そして、質問のことが歯切れよく書かれている。
安倍長期政権が民主主義とはどんどん離れていってしまっている。原発事故のときに、保身と我欲にまみれた体制がこのような事態を招いたと言われたが、現在は原発だけでなく、さまざまな面で、長いものには巻かれよ、が蔓延している。
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現役の新聞記者が、今、現在起こっている事に、如何に向き合い、如何に伝えようとして奮闘しているかを、渾身の思いを込めて記した一冊です。
ここに出てくる事件の中には、未だ解明されず、あるいは解決されていないものも有り、その事への想いは、読者である我々の想いにも通じるものがあります。
是非、みなさんにも読んでいただきたい。
そして、今一度、報道の現場を少しでも身近に感じて、新聞、ニュースに接してみると、新たな面が見えてくるかもしれません。
同時に、同題名『新聞記者』の映画もご覧になられると、過酷で、スリリングな、報道の現場が体感できるかもしれませんね。
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話題の本だが、著者の仕事に対する執念を感じる好著だ.前作「武器輸出と日本企業」も読んだ段階で、非常に共感するものが多かったので、本書も期待していたが、その通りの内容だ.菅官房長官とのやり取りは冷静に見て、彼女の勝ちだと思います.おっさんの見苦しい言葉は、政権の状況を如実に表していると感じています.頑張れ、衣塑子!
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新聞記者の仕事がどんなものなのか、この本で初めて知った。ジャーナリズムとは?報道とは?漠然としか感じていなかったこれらの言葉に、具体的な責任と使命感を持って仕事をしている人がいる、というのはとても頼もしい。同時に、それをサポートする人や環境が諸外国よりずっと遅れていて、情報の受け手の意識が低いこともハッキリと感じられ、改めて危機感を覚えた。
文学的にどうこうではなく、彼女の意見や考え方が率直に伝わってきて分かりやすく、非常に興味深いことが詰まった一冊。広く読まれてほしい。間違っても販売自粛などということにならぬよう。
ところで、7月にはこの本を元にしたという映画も見た。同じくジャーナリズムをテーマにしたドキュメンタリーで、湾岸戦争の時の誤報について扱った『記者たち』に比べるとやや間延びしていて情緒的なシーンが多いと感じたけれど、面白かったし衝撃的な描写も多かった。他の切り口で調べると、内調は「実際はあんな仕事はしない」ということを書いている人もあり、フィクションならではの誇張もあるのだろうと推測できるが、それでも、言いたいことは十分に伝わってくる作品だった。
イオンがスポンサーで、上映回数も多く見に行きやすかった。ちょっと見直した。
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今、最もブンヤらしい人と言えば、この東京新聞の望月記者であろう。
新人で千葉、神奈川、埼玉で事件記者を経て、東京本社の政治部へ異動し、そこで彼女の本領が発揮される。
今や安倍総理の記者会見では、決して指名されない。そう入りの記者会見で指されるのは、読売と産経ばかりだからだ。
しかし菅官房長官は手を挙げている記者なら質問はさせてくれる。菅氏は最低限の常識は持ち合わせているようだ。
それでもその回答は木で鼻をくくったようなはぐらかしをする。そこで望月氏がしつこく食い下がると、忖度側マスコミの記者が勝手に会見を終了させる。この国はそんな仕組みになっているらしい。
当初は孤軍奮闘で他社の反発を招く事も多かったようだが、現在はわずかながら味方の記者も出てきたらしい。
この様な望月氏の行動に対し、いくらやっても無駄だとか、
結局今も何も変わっていないとか批判する人も多い事だろう。そんな人にはこの本の後書きにも書かれていた次の言葉を贈る。「あなたがすることのほとんどは、世界に対して無意味であるが、それでもしなくてはならない。それをするのは世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないようにするためである」(マハトマガンジー)
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映画がTwitterで結構話題になっていて興味を持ち、この本を手に取った。
最初は少し入りづらかったけれど読み進めていく内に、引き込まれた。淡々と書かれている文章だけれどその裏側に著者の情熱、信念、誇り。。。そんなものが見て取れた。そして何と言っても、気骨があり、ものすごくカッコいい!!!同じ女性だけれど惚れてしまいそうになった(笑)
昨今、マスゴミと言われたり報道の仕方、扱われる事柄に眉を顰める事も少なくないが、この著者の様に権力の背後に渦巻く隠蔽、疑惑等々を暴こうと正々堂々と立ち向かう人がいるのだと知った。そして、著者にはこれからも国民が知りたいと思っている事の裏側、ひいては真実を引き出してもらいたい。
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映画「新聞記者」を観て、読む。映画の原作かと思ったが、別物。
望月衣塑子は、どうやって今の新聞記者・望月衣塑子になったのかの物語。
その過程で、現在のジャーナリズムの危機、政治家の傲慢や思慮のなさが暴かれていく。現状「怖い」。
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映画を観るか、どうするか?
元となっている原作を読んでから、、、 というより、著者望月衣塑子氏の為人を知ってからのほうが良かろうと著作から手に取ってみた。
菅官房長官の会見での質問攻めの映像が話題となり注目を集めている。その行動の目的は? いや元となるモチベはどこから来てるのか? それが分からないと単なるスタンドプレー、名を売り知名度を上げ、その後なにを企んでいるのか、という猜疑の目でしか彼女を見ることができないだろう。
映画『新聞記者』(藤井道人監督)の原案とはなっており、幸い「原作」ではないので、映画が社会派サスペンスとなっているのに対し、本書は、より望月衣塑子氏の生い立ちや、今日に至るまでの記者生活、家族生活が語られていて、人物像を理解するのに資する内容となっていた。
結果、氏の言動は、信頼に値するという印象を持った。あの会見場だけが、彼女の主戦場だとしたら、それは違うよという思いを強くもっただろうが、ではないようだ(あくまで本人著のこの本を読んだだけの感想ではあるけど)。
官房長官会見で何かを変えようと思っているわけではなさそうだし、メディアとの質疑応答で何も生まれないのであれば、会見自体意味のないものだということもわかり、いずれ改善されるだろう。「そのままにしておかない」という姿勢が大切。それは現政権の何かを変えるためのものではないのだから。
記者魂がいかんなく発揮される仕事っぷりは、昭和な刑事ドラマを見るようで面白いし、2人の子を持つ親としての、「今の平和を子どもたちに受け渡すためにも、日本という国が現状のまま進んでいってもいいのかと何度も疑問に思ってきた。」という言葉に嘘はないだろう。
著者が大切にしているというガンジーの言葉を知れただけでも、読んでよかったと思った。
《あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。そうしたことをするのは、世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないようにするためである。》
これが、彼女の執拗な質問の応酬のモチベだ。