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以前から気になっていた本。臨場感のある事柄が書かれていて、新聞記者の取材方法、気持ち、メディアで報道されていない事件の裏側等、実名も交えて出てくるので「えー!」という驚きを持って読み終えました。テレビの菅官房長官の定例記者会見で時々名前を聞いた東京新聞の望月衣塑子記者。ネットで酷い書かれ方をしていたのを読んだこともあったので、興味もあってこの著者を手にしたのだが、日歯連事件、森友加計学園の疑惑、村木厚子さんの事件、他最近の大きな事件を追いかける望月記者の心意気みたいなことが伝わってきました。ネットの書き込みを見ただけでは鵜呑みには出来ないなあと改めて感じます。
「私は特別なことはしていない。権力者が
隠したいと思うことを明るみに出す。そのために、情熱をもって取材相手にあたる。記者として持ち続けてきたテーマはかわらない。これからも、おかしいと感じたことに対して質問を繰り返し、相手にしつこいといわれ、嫌悪感を覚えられても食い下がって、ジグソーパズルのようにひとつづつ疑問を埋めていきたい。」
応援したくなる一文です。
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映画を観てから読みました。
てっきり映画の本版だと思って読み始めたところ、実在の新聞記者だと分かり驚きました。
物語のように、真実を追求する新聞記者がいるものなのだと。
先にこの本を読んでから映画を観れば、もっと熱い気持ちで観られると思います。
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Twitterでフォローしている記者の著書。
閣僚の会見と質疑はパフォーマンスだが、著者は政府の隠し事を確信をついて質問する、そんな方だ。
バンバン暴いて欲しい。⭕️
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新書だったので新聞記者の仕事術など客観的整理本かと思いきや、著者自身の記者人生をまとめたルポだった。
思いついたままに述べているので、読む側のマインドセットとしては新書よりも小説のように扱った方が読みやすい。
取材内容など全て実名でありのままをさらけだしており、臨場感がある。新聞記者の生き方、権力との戦う姿勢や葛藤が垣間見え、一種ドラマを見ているようであった。
同業に就いている同期が何人もいるので、親近感を持ちながら読むことが出来た。特に朝日でも読売でもなく、東京新聞配属だからこその著者の色が見え、主観的立場が知れてよかった。
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熱血先輩新聞記者の武勇伝をサシで飲みながらひたすら聞かされるような感覚を覚えたいならば良い本だと思います。
もう少し客観性をもって広い視野でモノを見つつ、真実を伝えるというのがお仕事なのだと長い間勘違いしていたのが、霧が晴れたようにすっきりしました。「権力者が隠したいと思うことを明るみに出す。そのために情熱をもって……」と書かれているので、誰であれ権力者は全て敵で、相手がなにをどう思おうと、隠そうとしたらズケズケ入ってきてそれを暴くのがお仕事ということはよく分かりました。
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あとがきで書かれている、ガンジーの言葉
『あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。そうしたことをするのは、世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないようにするためである』に痺れた❗ありがとう✨
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正直なところ、文章自体は熱っぽくて苦手だった。徹底的に政権に質問し批判するスタイルは、感情的にでもならないとできないことなのかもしれないとちょっと思った。
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筆者の本は3冊目。当然、同じ内容のものを書いても仕方ないから、本書は生い立ちに重きが置かれている内容。いかにして今の望月が出来上がったのか、的な。歴史上の偉人伝ならいざ知らず、現代人の評伝に興味がない自分としては、前半のそのあたりのくだりは、正直退屈。でも、インタビュアーとしての本領を発揮し始める中盤以降は、他に読んだ著作とかぶる内容もあるにせよ、やっぱり圧倒的にスリリング。前のめりに応援したくなる。
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新聞記者・望月衣塑子が記者を目指す前の幼少期の頃〜現在に至るまで、そして記者としてどんなキャリアを築いてきたかを自身が描いた作品。
東京新聞と読売新聞の併読したい
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淡々とした筆致ながらもその熱い思いが伝わってくる。著者のキャリアアップストーリーは、仕事と真剣に向き合ってきたからこそであろう。一皮向ける瞬間、会社の垣根を超えた人との出会い...。自身の仕事観を今一度考えさせられた一冊。
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映画の元になった本ということで読んでみた。
菅官房長官の会見時のやりとりが多く取り上げられているが、菅さんが総理になった今後について続編を期待したい。
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2017年当時の記者会見映像を見返してみる。本人が認める通り確かにうまくはない。簡潔にまとまった質問ではない。物議を起こしたが、応援の方が多かった。そして、政治部の問題を炙り出すことになった。そこに至るまでのどのような経緯があったか、記者としてどういう思いを持っているか、本書で語られる。仕事に子育て、母親の看取り、スクープとミスを重ね、人として記者として成長していった様子がわかる。今のメディアの病理は根深い。「空気を読まない」ことよりも「読み過ぎる」ことの罪の方が重い。一石を投じた功績は讃えたい。
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この本をきっかけに日本のジャーナリズムの現状を知ってもらいたい。
そして、「日本のジャーナリズムはどうあるべきか」を考え、急に変わるようなものではないけど、少しでも現状が変わっていければ良いなと思う。
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現在のジャーナリズムと政治のジャーナリズムに対する向き合い方に警鐘を鳴らす1冊。タイトル通り、「新聞記者としての私が、ジャーナリズムのこれからを変えるには」という内容だが、各社の報道によって日々の情報を支えられている私たちが知っていてもいい内容だろう。
だが、筆者の自叙伝という側面が強く、中には解決済みとされた事件に対して未だに食い下がっている部分もあり、筆者のイデオロギーと読者のイデオロギーが違った場合に、記述内容を素直に受け取れない可能性がある。
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とにかく面白かった!
映画はオブラートに包んで何の事かよくわからなかったけど 本の方が何倍も面白い!
望月さん 頑張って欲しい!
読み終わったら「菅さ~ん」と思ってまう