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普段ミステリーは手にしないけど、気になってた桜木紫乃さん初めまして本。全体的に暗くてどんよりした、いつ何が起こるかわからない空気感。それが作品全体に緊張感を与えてくれてる。
2人の視点から語られる形式だけど、あくまでそれぞれの視点で都合のいいところだけ語ってるから、ほんとのところはわからない部分も多い。
芸能界で活躍することを夢見ていた紗希。その真面目すぎる性格がゆえに苦しい思いもしてきたんだろうけど、かなりやばい。書かれてないだけで紗希はほかにも殺人や自殺のほう助をしてきてるんじゃないかと思ってしまう。しかもそれを「愛」と捉えてるあたり。捕まっても反省することはないだろうな。あくまで自分の信念は貫いてる。
亮介はひたすら翻弄される人生。女の力でのし上がり、女によって狂わされる。ある意味自分がないのかもしれないけど、不憫な役どころ。
ラストの展開に思わず「えっ」と声が出てしまった。おもしろかった。
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ずっと亮介に肩入れして読んでいたので、紗希が現れたことによって亮介の人生の歯車が狂っていくのではと心配だった。
そして、終盤も終盤、思いがけない結末にびっくり!
しばしボーっとしたり、タイトル見返したり、余韻にひたったり。
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読みやすく最初から引き込まれました。終盤に思いもよらない方向に進みびっくりしましたが、題名とリンクしていて納得、余韻に浸っています‥。
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〈そこにあったものは「愛」だったのか? 驚愕の結末が話題を呼んだ傑作サスペンス長編。〉
読書会課題図書
皆さんの感想など伺いたかったけれど、体調不良で欠席。
残念
それにしてもこのラストは!?
えー!
なに?
沙希はこれでよかったの?
これからどうして生きていくの?
ラスト
「花の下に埋もれているのは、なんですか?
それを愛と呼んではいけないのでしょうか?」
≪ 教えてよ 執着幸福 それは愛 ≫
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引き込まれるように一気に読んだものの、死体を埋めるくらいから「あれ?」となり、最後の1章で「うそでしょ?」となる話でした。後味悪かったなぁ。(面白かったけど・・・)