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和菓子のアン以来の坂木司さんだけど、すごく読みやすくて面白かった〜〜!
本屋さんでなんとなく惹かれてかったけど、あたりでした。
和菓子のアンみたいにほんわかしてる話だと思ったら、最初の話でまんまと裏切られる!
読んだらお腹が空く短編集だと思ったけどまったくそんなことなく、むしろ不味そうでそそられない(笑)
武闘派の爪先とアメリカ人の王様がすっごい好きだな〜
君の好きなバラは仄暗い!
肩の荷(+9)はハッピーエンドでほっとした(笑)
魚のヒレもほのぼの。失恋した後にすぐ次の人が現れるのいいな。
ほんの一部はなんか耽美でした。エロい。タイトルが繋がると一気に耽美さが増す。
あー面白かった!鶏小説も文庫化されたら買おう!
2018.01.06
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肉と男性をテーマにした短編集。1話目だけちょっと怖い終わり方ながら、それ以外はさっぱりしだ読後感。脂っこいもの好き家族と結婚する、アッサリ好きデザイナーの話が一番面白かったかな。
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料理がテーマの作品で、その料理が食べたくなくなるというのは、なかなか希少な経験でした……面白くないわけではないのですが、登場人物の誰にも共感できなかったのと、読んでいて胸やけがしてきたのでこの評価; 白米とお新香が恋しくなりました(笑)
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豚肉にまつわる短編小説集
課題本ではないけど読書会のために再読
前にも読んで感想を書いたはずが、記録が残ってない
何故だ?
収録は6作
・武闘派の爪先
・アメリカ人の王様
・君の好きなバラ
・肩の荷(+9)
・魚のヒレ
・ほんの一部
あと、あとがきと近藤史恵さんの解説
・武闘派の爪先
田舎でいきがりたいヤクザっぽい人
豚足が苦手だという
田舎には田舎でヤベェ輩がゴロゴロいたりするんだろうか?
私は豚足の食感は結構すきですけどね
ボイルしただけのやつも、煮込んだのも美味しくいただけます
・アメリカ人の王様
上品か下品かという判断基準の男
結婚したい女性の態度はときに上品とは言えず、その親も……
まぁ、本人の気質もあるんだろうけど、読んでいて若干の嫌味に感じる部分がある
それってあなたの好みなだけど、他の人がそれに合わせる必要ないですよね?という感じ
それでも、最後まで読むと、彼女のお父さんとの共通点に言及されていて面白かった
・君の好きなバラ
微妙なお年頃の男の子
親との関係もそんな感じになるでしょうねぇ
ましてや茶化してくる母親なんて
・肩の荷(+9)
おっさんとホルモン
私はホルモンも結構好き
焼肉でも頼むし、もつ煮も作るし
ってか、そんなに噛み切れないか?
私の歯が衰えてきたらまた考えが変わってくるんだろうか?
・魚のヒレ
若干のエロさを感じる
遺言のトリックwww
まぁ、本当に料理上手な人って名前のつかない料理を作れる人ですからね
あながち間違いではないと思うよ
・ほんの一部
エローいw
人によっては気持ち悪く感じるんだろうか?
まぁ、これが酷くなると猟奇的になっちぁうんですけどね
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「肉小説集」という名前ですが美味しそうな料理が出てくることはなく、それどころかマイナスイメージが付きそうな描写もあります。さすが坂木司。
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短編集だが、どれもストーリーが似ていなく、そこが良い。共通点は、物語のバイプレーヤーに必ず肉料理があることのみ。タイトルに惹かれて読んだだけだが、大当たりだった。
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最初の短編、結局どうなっちゃうのか気になる。コメディタッチの話なのでさくさく読めてよかった、頭使いたくない(けど本よみたい)って時に読むと楽しめるかなあ
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「肉」および肉料理と、ぱっとしない男、
が二大テーマの短編集。
肉料理も、登場するものは「おいしくない」もの多し(^ ^;
ゆえに「グルメ小説」ではない。絶対に(^ ^;
特に連作になっているわけではなく、
一作ごとのテーマもシチュエーションもバラマラ。
でも坂木氏の軽妙な文章による統一感はあり、
圧倒的リーダビリティで一気に読了(^ ^
最後に収録された作品は、とても官能的。
小学生が主役で、直接的なエロは登場しないが、
それでも「背徳的なエロス」に満ちあふれている。
解説にある「そう言えば性欲のことを肉欲とも言う」
の一文に納得。「肉」小説という時点で、
性的なニュアンスを内包していたのか...
と思うと、一作目の「武闘派」の話は
全くもってエロとは無縁のスラップスティック(^ ^
作者の奥行きの深さに舌を巻くばかりである(^ ^
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2019年、20冊目は、坂木司の短編集。六編収録。肉小説集ですが、より具体的には、豚肉小説集です。
今回は、部位と料理を添えた一言感想を。
武闘派の爪先:豚足、スライスと沖縄おでん
コレがツカミなの?何かズレまくった主人公の、どこまでも的外れな、ドタバタ系ヴァイオレンス喜劇。
アメリカ人の王様:ロース、トンカツ
コレは大真面目に喜劇。オチはホッコリ系。自分、揚げたてのトンカツは、辛子だけで食べますが……。
君の好きなバラ:バラ、角煮+豚バラ炒め+豚バラキムチ炒め
坂木司が描く、厨二病。理想(妄想)と現実。
肩の荷(+9):肩肉、バーベキュー料理・カレー他
タイトルが凝ってる(最初気付かなかったけど)。上手くまとめて、最後オトすトコも好き。
魚のヒレ:ヒレ、豚ヒレ肉のトマトソース煮込みピザ風
言葉遊びの与太話。それを軽妙なタッチで読ませちゃう。ラストはベタな終わり方だが、洒落てる。
ほんの一部:腿肉、ハムサンド
主人公は小学六年生。厨二病の手前のこの感じ。甘酸っぱい、エロス展開。自分には、甘酸っぱ過ぎなトコあるが、匙加減が絶妙。
あくまでも、美味しい肉料理がメインの話達ではない。出てくる料理が、美味しそぅだとは限らない。それでも、それが日常。好みのモノが、毎日食卓に並ぶ訳でもなければ、食の好みが合わない上司、先輩との会食もある。それらも含めて、上手いこと調理されている。
六編それぞれ、年代の異なる男性主人公で描かれているからか飽きはこないし、各話の言葉のチョイス、会話回し、テンポ感も自分の好みのタイプ。それでも全体評価が伸び悩んだのは、隙間読書用でも良かったかな?と、突き抜けるインパクトを残せるモノがなかったという点。
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豚肉をテーマにするという斬新な短編集。
食に対する個人的なこだわりや記憶の数々は、同意できなくても理解できるものが多く、面白く読むことができました。
少しシニカルだったりセクシーだったり、普段の坂木作品とは少し違うテイストが新鮮でした。
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坂木先生。本当に面白いです。
肉が出てくる短編小冊。一つ一つ面白くてまた暖かい。読んでいて最後ににこっとなるそんな短編。
すっごくおもろー。
ただ、連続短編や長編と違うので、読みやすい反面もっと深く読みたい!!って感じます。
とにかくおもろー。再読はずっと先。たぶん。
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豚の部位に応じた料理が毎話出てきますが、人間模様を主軸とした短編集かな。
冒頭の「武闘派の爪先」では豚足が出てきます。私も主人公同様どうも苦手なので、どういったところがダメなのか共感できましたね。話の内容はかなりブラック…
個人的には「肩の荷(+9)」が好みでほっこりしました。
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心温まる短編集のかたまり。
こんなハートウォーミング。
ずるい。。
文章化しない。
あえて語らない文章の使い方が秀逸。
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出てくる料理があんまり美味しそうに見えない…ˊᵕˋ ;
個人的に、『鶏小説集』の方が共感できる部分が多かった…かな?
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長い人生、時には自分の中で折り合いをつけてやっていかなくちゃいけないことなんていっぱいある。そんな時にでも、相手を理解しようとする器の大きさが欲しいし、それを前向きに楽しもうとする姿勢があれば尚良し。他人はみんな、どこかの国の王子様かお姫様と思えれば。