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詩集で大きな活字で書かれていたので読みやすかった。
言葉と改行が合わないのはそこであえて分けて読んで欲しいということなのか。
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日本語とドイツ語の二か国語で創作活動を行う著者の詩集。
著者の「エクソフォニー」を読むと、この二か国語にかぎらず全くわからない言語も含めて、多言語の環境で、詩を読んだり、作ったりのワークショップを開催していて、興味をもった。
おそらくは、言葉の意味以前の音、声ということ、言葉のアニミズムに興味のある作家なんだろうと。
読んでみると、やっぱそんな感じだな。
詩としてすばらしいかどうかはわたしにはわからないけど、言葉の音、そしてイメージが湧き上がってくる。
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『チトローネ(檸檬か)』
ほじくり出しては
一個ずつさっぱりしていく
からん、からんと
皺だらけのかたい種子が
カソリック教会の鐘みたいに皿に落ち
あとに残された果肉は
黄色く透き通って
酸っぱさだけになった
橙さん
柚さん
などなど
もっと気のきいた友達もいるけれど
狂気を気取るカタ
カナのレモンあたりが
安っぽくて君には似合う
種馬君はもう全部取り除いたつもり
ところがよく見ると
まだまだ沈んでいる
灰色の影
しつこい種子
ほじりくりだす度にぷちぷちと
房が砕けて汁がこぼれる
と思っただけでもう唾が湧いてきて
…
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私には難しい。「面白いな」という箇所もあるが、全体的にわからない。解説を探す前に10回くらい読もう。
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谷川俊太郎さんみたいな言葉遊びを期待してしまってたけど、ついていけなかった。ドイツ語がわかればなるほどと思う点があるのかしら。