紙の本
陰鬱な陰陽師と女子高生の凸凹コンビ
2018/05/06 06:44
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投稿者:ふにゃ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「からくり図書館来客簿」シリーズのスピンオフ。
今回の主役は現世で人間の致死量相当のお酒を飲み、平然とやらかしてしまった晴明様のための現世ガイド(常識外れな行動をしないようにするお目付け役)になってしまった、生きている女子高生。
「からくり」と異なり今回の騒動元は妖のたぐいだが、晴明は勿論、残念なイケメン小野篁に時子、茜と行ったお馴染みの冥官達も出演(^ ^)。
ただ「からくり」第6集より後に始まったシリーズなので、本書を読まれる前に「からくり」を読まれたほうが良いかもしれません。
紙の本
おとなりはあの晴明さん
2018/08/23 10:00
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投稿者:ひさみん - この投稿者のレビュー一覧を見る
晴明という単語に引かれ購入しましたが内容は微妙でした。作者は陰陽師の知識があるのかなと思いました。まず晴明は閻魔の補佐ではないし、補佐である小野篁はどう見ても晴明より地位が下に捉えて読める。
一度死んで現世で暮らしているという設定は良かった。
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仲町さんの新刊が出るとわかり心待ちにしていたのだけど、あの表紙はいただけない。
なんであんな一昔前の漫画のような表紙なの?
とはいえ中身は既刊のからくさ図書館シリーズやあやかしとおばんざいと同じ世界とは嬉しい限り。
リンクしてるところが多々あってニヤニヤしてしまった。
ただ今回は主人公の桃花のキャラクターが、なんか妙に漫画っぽい気がする。だから読みやすいのだろうけど、いままでの仲町さんの書く女性よりちょっと軽いなと。
現代の高校一年生だから妥当なのかも。
お猿戦線以上なしは可愛かったなー
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【わたしの家のおとなりには、どうやらあの「晴明さん」が住んでいる――。】
一家で京都に引っ越してきた女子高生・桃花。隣に住んでいたのは、琥珀の髪と瞳をもつ青年・晴明さんだった。
不思議な術で桃花の猫を助けてくれた晴明さんの正体は歴史に名を残す陰陽師・安倍晴明その人。晴明さんと桃花の前に現れるのは、優しい鬼や京都の街を守る平安京サル会議、美の御利益をもたらす女神様。晴明さんは、いつも憂鬱そうな顔で、けれど軽やかに不思議な世界の住人たちの願いを叶えていく。
そして現世での案内係に任命された桃花も、晴明さんの術で思わぬ姿に変身して――。
悠久の古都・京都で紡ぐ、あやかしファンタジー。
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「清明さん、猫を助ける」
逃げてしまった猫を探して。
人間相手に対して、こんなに簡単に自分の正体を明かしてしまっていいのだろうか。
「やすらい祭り」
妖かしとなった夫婦を追って。
想いの強さにより付喪神になったのだろうが、供養しようとしていた主人は突然なくなってしまった足袋に驚いただろうな。
「優しい鬼」
家族以外にも守りたいもの。
守るために怖い表情をしていなければならないのに、それが出来ないとなると作った職人の腕が問われるな…。
「おサル戦線異常なし」
京の街を守るサルたちの悩み。
引っ越した本人もその土地に慣れるまで戸惑うが、一緒についてきた守り神も同じく戸惑ってしまうのだな。
「舞妓の神様」
少食な彼女を心配して。
自分の元へ訪ねてきた相手に近づき助言や行動で助けてくれるなんて、どれだけ優しい神様なのだろう。
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同じ作者さんの他のシリーズともつながっている。安倍晴明がお隣さんになって生活しているちょっとファンタジーなお話。
2020/5/20
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京都に引っ越してきた家の隣に住んでいる、清明さん。
実はあの…な存在であるお隣さん。
作者が書いている、別の小説の登場人物も出てくるので
そちらを読んでいる人はちょっと嬉しい、かと。
読んでいなくとも、そのまま進めますが。
不思議な話ばかりですが、危険もなく
のんびりほのぼのした内容ばかり。
お母さんが底抜けに明るいです。
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京都市に家族で引っ越してきた女子高校生の桃花のお隣さんは、閻魔大王のもとから現世に研修にやって来たあの安倍晴明だった。桃花は、イケメン清明に勉強を教えてもらう代わりに、研修のお手伝いをすることになる。いろいろな不思議なことに遭遇することになるが、ほんわかしたことばかりで、ちょっとぬるいかな。うーん、もう一息。