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内容(「BOOK」データベースより)
なぜ、ネット社会でも人気は衰えないのか?吉祥寺ハモニカ横丁、新宿思い出横丁、立石仲見世商店街など、「駅前横丁」が再び活性化している。スナックブームも巻き起こっている。一方で、再開発で危機に瀕している横丁もある。武蔵小山は大幅に縮小し、立石も近々ビルになる。安くてうまい食べ物、見知らぬ他者との交流の場所を提供し続けてきた横丁を、いまこそ見直し、将来につなげていく必要がある。社会デザイン研究者にして「街歩きの達人」として知られる著者が横丁の現代的意義を徹底分析。NPO法人「ハモニカ横丁東京」によるインタビュー記録も掲載。
横丁散歩は楽しい。物凄く非日常な気がするのだけれど、本当は嫌になるほど現実的なところが大好きです。壮麗なビル街では感じられない等身大のファンタジーに身を置いていると安らぎが満ちてきます。ちょっと細い路地を見ると曲がってみたくなりますよね。この本はそんな横丁で商売をしてきた側から語っています。とっても現実なんですが、いる人自体が横丁好きなんだということがひしひしと感じられる本です。とりあえず横丁に飲みに行きたいです。