投稿元:
レビューを見る
伊坂幸太郎さんの短編に絵をいれるとこんなにもホットでチャーミングな絵本になるのかと感動した。
謎の男のこじつけからどんどん話が広がって、あたたかなものに。サンタクロースなんて! ではない、もしかしたらあなたの身近なひとがサンタクロースかも。
投稿元:
レビューを見る
ムックで一度読んだかも。そうだとしても、素敵なお話でした。温かみのある絵と一緒に読むと、さらに味わい深いです。クリスマスのお話は心が温まります。わたしのところにも、来てくれないかな。
投稿元:
レビューを見る
伊坂さんらしいテンポの良い会話と考察とうんちくが楽しい。
マヌエーレ・フィオール氏の柔らかな優しい絵も素敵。
投稿元:
レビューを見る
伊坂幸太郎の原作の初の絵本。
舞台はドイツ。クリスマスマーケットの開かれている街の華やぎとは対照的に、なぜか心浮かない探偵。それもそのはず、こんな日にしている調査はなにかというと、あるおじいさんの浮気調査。街の光もとどかないような寒空の公園から、調査対象の男性が入っていった家をじっと監視している。仕事とはいえ、なんでこんなくだらないことしているんだか…
そんな探偵のもとに、どこからともなく一人の男が近づいてきて、こう切り出した。
あなた、探偵ですね?
果たしてこの男の正体は…
ストーリーは、まあまあ面白いミステリーとなっているので良いとして、どうにも絵のほうが自分には淋しく感じた。クリスマスだというのに寒色系の絵ばっかり。ドイツのクリスマスってこんな淋しいの?
いや、そんなはずない。クリスマスツリーだって、アドベントカレンダーだって、クリスマスマーケットだって、みんなドイツ起源じゃないか。きっともっと華やかで、楽しくて、光に溢れたもののはず。
ストーリーはいわゆるハートウォーミングなのに、どうしてこんな淋しい絵ばっかりにしちゃったのかな…
投稿元:
レビューを見る
絵本ということでもう少し子供向けかと思いましたが、文章の長さ、内容共に完全に大人向けですね。小説と比べれば、絵本っぽいストーリーにしてある気はしますが。
子供に買うのでなければ、とてもほっこりする「大人の絵本」という感じで良かったです。伊坂さんらしいストーリー展開。
ここ最近の作品と思うと文章や構成が拙い?と思ったら、大学1年でこれ書いてたんですね。だとするとやっぱりこの人はすごい。
いつか子供にこの本をクリスマスプレゼントとして渡せたら素敵ですが、この内容が分かる頃にはクリスマスプレゼントって歳じゃないかも。15歳までサンタクロース信じてくれてるといいですが(笑)
投稿元:
レビューを見る
トナカイが本当に空を飛ぶという設定やサンタらしきものは存在するという設定のもとに語られる公園での、探偵と謎の男の会話。
ひねくれ頑固な探偵さんが、「グリュック」=幸福という名のお店で食事をする夜が、この日のクリスマスだったらなと思えるお話。
投稿元:
レビューを見る
伊坂幸太郎さんが絵本を出したと聞いて……。
絵本だと思って読み始めたら内容が結構ヘヴィーでびっくり。
漢字も多いし振り仮名ないし、文章量も多くて完全に大人向けの絵本。
もう少しほんわかしたお話を期待していたのですが、ラスト十数ページの怒涛のカタルシスは、やはり展開の早いサスペンスを書いている作家の真骨頂といった感じ。
投稿元:
レビューを見る
これが伊坂幸太郎の原点なんだ。
それを絵本の形で残せたなんて、書いた本人もうれしかっただろうなぁ。
「大人の絵本」最高です!
投稿元:
レビューを見る
あたたかいお話だった。
さりげなく散りばめられた点と点が最後に繋がっていく爽快感は、この短いストーリーの中でも健在だった。
序盤は、絵本の題材にするにはこれはどうなんだろうと思いながら読んでいたが、読み終わった今となっては、絵本にぴったりのストーリーだったと分かる。
投稿元:
レビューを見る
伊坂さんって、こういう作品も書くのね。
まさにクリスマスにぴったりで嬉しくなる。
心の中にあたたかい炎をともしてくれるみたい。
誰かにプレゼントしたい1冊。
投稿元:
レビューを見る
大学生のときに伊坂さんが初めて書いた小説を自身の手により完全リメイク!、だとか。
伊坂さんお得意の、そして私の大好きな、伊坂作品のなかの、「巧妙な構成」と「ラストのどんでん返し」と「絶妙なこじつけ」の物語は、最初からってことなんだなぁ~、と感慨深い。。。
やっぱり、いいな♪ 伊坂、好きだな♡
投稿元:
レビューを見る
書店の棚の目立つところに「著者サイン本」の文字があり。大学生のときに書いた短編のあらすじをもとに書き上げた小説に、イタリアの漫画家の絵を添えたとのこと。釣られて買ってみました。
浮気調査のためにある男性を尾行している探偵。浮気相手とおぼしき女性の邸に入って行くのを確認、出てくるまで目の前の公園で時間をつぶすことに。ベンチで一緒になった男から話しかけられる。
読むうちに、世の中はいろんな可能性に満ちているのだということ、そしてそれは素晴らしいことだと思わされます。どうせ可能性を考えるなら前向きなほうがいい。後ろ向きなことばかり考えていたら、幸せが逃げていくのかもしれません。
学生の頃からして著者が非凡な才能な持ち主だったのだとあらためて感じました。大人向けの絵本です。
投稿元:
レビューを見る
クリスマスイブの探偵が体験したファンタジー。
7年前の短編作品の絵本化ということだが、子供が読むにはシニカル過ぎないかな。
著者特有のユーモアもあるし、最後はファンタジックにまとまっているものの、不倫ネタが出てくるし、家庭崩壊的なものも出てくる。
読んだことのない短篇だったので著者ファンの自分としては満足しました。
投稿元:
レビューを見る
クリスマスイブに浮気捜査中の探偵が知ったサンタクロースの秘密。文中「浮気」がたくさん出てくることを除けば、挿絵が温かくてとても綺麗な絵本。海外のファンタジーの翻訳本みたい。探偵の捜査が浮気じゃなかったら、子供向け絵本にもなりそう。
ほとんど無理やりなこじつけで、伊坂幸太郎らしいハッピーエンド。自分が真実だと思っていることが真実とは限らない。
投稿元:
レビューを見る
2018.03.09
図書館で予約して半年。
手元にくるまで絵本だと知らなかった。
見方を変えればステキな秘密が見えてくる。
少し気を緩められるお話し。