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"「今なら、今なら僕は……!」
抑え込もうとする私の下でもがきながら、彼は必死に主張する。やった!この男、あまり力は強くない気がする!
「せっかく今なら死ねる気がするのに!」
魂からの主張だと察せられるほど必死な声だった。初対面のときの、あのジト目で淡々とした男はどこへ行った。今の彼は、自ら作ったと見られる絞首台に手を伸ばしてもがいている。
彼と同じく必死な私も、堪らず叫ぶ。
「勝手なこと言わないで!?」
新婚二日目にして、夫に首を吊られる花嫁のことも考えてほしい。私のこの恨みがましい気持ちよ、どうか届けと願った。
導き出した2人の答えにちょっと泣いた。
表紙絵みてると指火傷しないかなとちょっと心配になる。
http://ncode.syosetu.com/n3307ed/ の加筆修正とのこと。
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婚約者に3回死なれた主人公のあだ名は、死神。
そんな彼女に結婚を申し込んできたのは
死にたがりの魔法使い。
題名そのまま、です。
しかも世捨て人状態なので、登場人物が少ない。
ものすごく把握しやすい話でした。
人形の少年は可愛くてたまりませんし
それにうっかり嫉妬してる魔法使いが面白いw
ツンデレというより、違う方向に病んでる人?
その辺りの描写はそこまでないですが
毎日毎朝やられると大変、で終わらせるべきか…。
別段何の事件も起きません。
魔法使いと人形と、温かい家族交流物語?
おまけのように、事件があるだけ、ですが
気持ちを確かめるために、必要だったやも?
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三回婚約して、婚約者全員に不幸が訪れ「死神令嬢」とのあだ名がついた令嬢が、頑固に死のうとする不老不死の美しい伝説の魔法使い(御年300歳)と結婚。
始めは愛情なんて微塵もない中、2人の間に愛が生まれる物語。
「庶民派お嬢様と偏屈な魔法使いが贈る、優しさ溢れるおとぎ話!」というキャッチが裏表紙に書かれているが、大きな事件もなく、本当に優しい物語だった。
冒険とか大ロマンスとか、そういうのが好きな人には物足りないと思うが、些細な日常の温かさとか幸せとかが好きな人は楽しめると思う。私にとっては好きなタイプの話で一気に読んだ。