紙の本
少しだけ不思議…
2018/05/06 00:48
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投稿者:FUMI - この投稿者のレビュー一覧を見る
色々なことを連想させる面白さがある。
派手では無い感じで、引き込ませてくれるからこそ、改めてすごいと思う。
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さすがの大沢おやぶん(笑)
面白かった。
あの「私」は、なんだか本人っぽい雰囲気なのも面白い。
某警察小説、続きを待ち望んでるので、作中の言葉が実現したら嬉しい。
あの女性作家ってとか考える私は、完全にフィクションとエッセイを混同してるけど(笑)
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今一つ内容がすんなり自分の中に落ちてこなかった。つまらない訳ではないが、面白くてのめり込むかというとそれはない。好きな作家の一人なので、 次の作品に期待する。
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8編の短編集。自身のことをベースに書いたのではないかな。長編のように強く緊張をする場面とか山場のようなものはないが、どれも面白い。一つ一つそんなに長くないし、あっという間に読めてしまった。気に入ったのは『村』『イパネマの娘』『不適切な排除』。図書館の話やら飲みの場でのお話は著者の心情でも(多少?)あるんでしょう、それも面白かったね。
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連作短編集。8編。
「私」=「著者・大沢氏」なのだろうか?既読のものもあった。ミステリー系が多いが、気軽に読める一冊。
しかしながら大沢氏には、長編を期待してしまう。
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8話の短編集。エッセイ風の内容でスラスラ読める。村と不適切な排除の話が政治の陰謀を感じさせる話だったので面白かった。図書館で借りた本なので、著者が作中よく嘆いていた本を買わない読書好きな消費者になるので苦笑いしてしまった。
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そこまで大物ではないがヒット作がありそこそこキャリアのある作家「私」が主人公。軽いミステリーや人生の機微を感じさせるストーリが味わえる、連作小説集というにはあまりにも関連がなく寄せ集めの印象だが、そこはさすがの作者さん、そこそこ味わい深く楽しめる作品集に。
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第1話を読み終わって大掛かりなストーリーが展開すると思いきや、短編集だったのでちょっとズッコケた。小説ではあるがエッセイ的な雰囲気を感じ、何となく作者の心情に触れた気がして楽しめた。
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大沢さん自身かと思われるハードボイルド作家が、友人らと一緒にちょっとした事件にかかわる短編集。
原稿は手書き、インターネットは煙たい存在という、元来の作家さん姿がなんか懐かしくさえある。
何と言っても「村」が面白かった。
この発想が大沢さんらしいなと感服。
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作者には珍しい?短編集。
自身をモデルにしたわけでもないだろうが、主人公のプロファイルは作者にかぶる。
作者のうまさは短編でも大いに味わえる。
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デビューしてまもなく文学賞の候補になる実力の持ち主の覆面作家が、「私」のファンだという-。著者を彷彿とさせる「私」が語り手の短編集。
最近読んだ長編がいずれもイマイチだった大沢在昌だけど、自伝的要素がかなりありそうに思えるこの短編集はなかなか味があった。特に表題作は印象的。じっくり腰を据えて傑作長編をまた生み出してもらいたいものだ。
(B)
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ご本人がモデルの短編集 と、もっぱらの噂。
ええええ!?大沢在昌さんって「落ち目の最近パッとしない」作家なの?
少なくともご自分をそう思ってらっしゃるって、世間ではそう認識してるってこと?
と、私にとっては意外なこの噂の他はリアルっぽいお話。
でもさ。
この、パッとしない作家の日常こそ、もしかしたら「取材ナシのフィクションかもよ?」とか私には思えるんだな。
■ ■ ■ ■ ■
全8編の短編集。
『カモ』と『村』が好き。
いちばんは『イパネマの娘』
私の好きなボサノヴァとマッサージとミステリが詰まってる訳だし。
おじさまの、こういうじめじめしていない郷愁って恰好良い。
■ ■ ■ ■ ■
主人公の作家さんにひとこと。
細身の女ばっか好んでんじゃねぇよ(笑)
■ ■ ■ ■ ■
最後に。
図書館派でごめんなさい。
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八編の連続短編集。
ここに出て来るのは、「私」と語られるハードボイルド作家だ。
著者自身を主人公にしたような「私」。
八つのどこか不可解で、人の心の闇を映すような、そんな物語だ。
表題作の『覆面作家』は、アミの会(仮)の『迷ーまようー』が初出。
なるほど、こういう風につながって行ったのか......。
未読の方はそちらも合わせて。
『幽霊』は出て来るマノという男、あるいはインターネットに集う仕手(計画を立てるだけのものをシテというのか疎い私にはわからないが)の怖さを感じた。
底冷え、というのだろうか。
一人の人間が捕まった時にはすでに大元の者たちはどこかに霧散し、新たな計画を進めている。
浜の真砂は尽きぬとも、と石川五右衛門が語ったと伝えられているが、誰もが簡単に存在を消したり、現れたり、加担したりできる、その恐ろしさは浜の真砂以上だ。
『カモ』はギャンブル好きの倉橋という男についての物語だ。
してやられた、と倉橋も「私」も思っているかもしれないが、そんなの乗る方が馬鹿げている、と思ってしまった。
千円や一万円じゃヒリヒリしない?
ふん、そんな男女の間でカモられたも何も!
ましてや女はギャンブルの道具なんかじゃねえ!といきり立つのは、無粋だろうか?
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まるで作者大沢氏を限りなく彷彿させる作家が主人公の短編小説。
作家である彼は常にネタを探すべく、日々アンテナを張り巡らせ、また向こうから持ち込まれることもあり、実際そんなことも世の中にはあるかもしれない、と思わせる内容が興味深い。
それぞれのネタは長編にするには内容に深みがない、だからこうして短編集が出来上がったのだろう。
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推理小説家の「私」が主人公の8編の短編集。
「私」は著者自身がモデルのよう。
「私」に接触してきた真野と名乗る正体不明の男。彼が語る内容を小説にして欲しいとう「幽霊」、デビューしてまもない覆面作家が「私」のファンだという「覆面作家」等々。
学生時代の友人が語る「村」の秘密の話が一番面白かった。
派手さはないが、作家の世界を垣間見られて面白かった。
(図書館)