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古事記なんて縁が無い と思っていたけど、ふとした出逢いでこの絵物語を読んだ。子供たち向けに作られた本だから見易く読み易いのであっという間に読了した(^^)
これで古事記の一部を分かった積もりですけど如何ですかね♪
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古事記の物語を、ざっと読むにはちょうど良い。
山村浩二の絵の雰囲気が、雑多で大らかな神話世界に合っている。
でも、ちょっと漫画っぽいかも。
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[墨田区図書館]
「絵物語」という冠名からもう少し絵本チックで読み聞かせにも使えて、精神年齢の低い息子が一人で読みたくなるような本を期待していたんだけれど、、、、、まぁこれはこれでアリ、かな。
何しろ「天照大神の岩戸こもり」や「因幡の白うさぎ」など、随所に昔話や民話となっているお話が(当たり前だけど)しっかり入っていて、読む気になってみれば挿絵もある種味があって小学校中学年くらいなら一人読みも出来る感じ。そして何より、個別の神(民)話集ではなく、「古事記」としてこのように出してくれている類書がない!!!
それにしても、「古事記」という本の存在と題名は知ってはいたものの、自分の知っていた「日本昔(神)話」の数々がこの本からの抜粋話で、しかも元は一つに続く長いお話だったということに、今更ながらに目からウロコ。
ただそれでも、身近な神(民)話集として語り継がれる新たな中核書としての地位を目指しての刊行だったのであれば、「地図」と共に「地名」などの由来や紐づき、そしてカタカナのみで書かれた神様たちの名前の漢字表記名とか現代での立ち位置とかも、その場注釈でなく巻末ででも並べてほしかった。
因幡とか出雲とか、黄泉とか、漢字でもひらめき、既に知っている他との繋がりが思いつく"大人"でないと、気づきの場と知識の欠如している今の子には、紐づきの存在にすら気づけないかも。そういう意味では本当に惜しい!学術書ではなく、「絵物語」としてのシンプルさを狙ったのかもしれないけれど、、、、もう一歩欲しかったので、★4つでなく、普通の3つ!
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「なになに、この国のはじまりのことを知りたいというのかな?よしよし、話してあげよう。でも、少々長い話になるぞ。なにしろその物語は、むかしむかし、大むかし、まだこの世の形が定まらず、なんにもなかったところから、はじまるのだからな」(P6)
古事記上巻を語りかけるような文章と、動きを感じる挿絵とで表現した一冊。
古事記を知るための第一歩というところで、説明も丁寧だし文章と絵とがつながっていて非常にわかりやすいです。私は最初にこちらの「日本文学全集」で古事記全訳を読んだのですが、まずはこの絵物語で概要と視覚的イメージを掴んでからが良かったかも。
https://booklog.jp/item/1/4309728715
例えば挿絵は、「イザナギが体を洗ったら次々に神々が産まれた」という文章に合わせて、イザナギの体から沸き立つように神々が産まれてゆく絵が描かれていて、文章だけで「体を洗って神様が」といわれるよりも、視覚的に表現されるととてもわかりやすいです。
古事記では多くの神様が出てきて、一柱ずつの判別が難しいのですが、こちらの「絵物語」では再登場時には「アマテラスは使いに出す神としてアマノウズメを遣わすことにした。アマノウズメとは、アマテラスが天の岩屋に隠れたときに岩屋の前で踊りを踊った女神だ」などと説明が入ります。
そして最後は「天からくだったホノニニギ(※アマテラスの孫)が、山の神の娘コノハナサクヤビメと結婚して、ホオリが生まれ、そのホオリが今度は海の神の娘トヨタマビメと結婚して、ウガヤフキアエズが産まれた。これからさき、中つ国は、天の神と、山の神と、海の神の血を引くものが治めてゆくことになったのだ」と結びます。
古事記フルバージョンで神様の名前を読んで行ったときにはこの事実にすぐに思い至らなかった…!
このまま古事記中巻、下巻も出してほしいなあ。このあと神様がどんどん人間に近づきそして人間の世になり、騒乱や戦争の話になるので、お話としてはあまり面白くなかったり子供向けではないから描くのは難しいのかな。
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古典に挑戦したいけどいきなりだと萎えそうだな…と思ったところで発見した本。教訓じみたものは感じず、古事記ってこんなこと書いてあるんだな〜くらいの感覚で読めた。掴みとして読むなら持ってこいだと思う。
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古事記を読んでみたいと思っていたが、難しい印象があったのでなかなか読むことが出来なかった。
因幡の白兎やヤマタノオロチなど名前だけは聞いたことがあるような話を絵とともに読むことができたのでとても良かった。
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古事記に興味があったのですが、難しいのは入口としてはどうなのかな…と思っていたところ見つけた本。
小学生でも楽しめるくらいのやさしさです。
古事記の上巻にあたる、日本の神様のことがわかりやすく書かれていて、すんなり入ることができました。絵も味があって好きです。
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娘への読み聞かせ用に購入。
子ども向けと侮るなかれ。かなり本格的。
性にまつわる描写こそぼかされているものの、ストーリーやディテールは丁寧に描かれている。
しかも、全ページにイラスト付きなので、小さな子どもでも集中して聴く・読むことができる。
残念なのはヤマトタケルのエピソードが入っていないこと。なので、星4つ。
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アマテラスやヤマタノオロチなど、聞いたことはあるが一体どんな話なのかは知らない人も多い。そんな神々の生誕から地上ができるまでを挿画と共に知ることができた。
文も語りかける口調で読みやすく、古事記入門に適している一冊。穢れや殺すシーンの絵が少し怖い印象はある。
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「日本の国の歴史を一言ももらさず暗記しました。」
稗田阿礼(舎人)
本当に⁈ ありがとうございました。
21世紀にも楽しませていただいております。
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字数を抑えた、ふざけすぎずに、分かりやすい訳。
ふんだんに使われた、可愛くて滑稽でグロテスクな挿絵。
子どもが初めに手に取る古事記として、取っ付きやすいものだった。
小学校低学年でも、本に慣れた子なら、十分読みこなせる。未就学児でも、1日少しづつの読み聞かせで、数日で1冊読んでしまうと思う。
これで古事記に興味を持ち、少し大きくなってから改めて別の古事記に触れてもらうための入門書としてはちょうど良い。
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現存する日本最古の『古事記』。
一度勉強したいと思っているものの
かなりハードルが高そうなので、
まずは簡単に読めそうなものからと思い
「絵物語」というワードに惹かれて読んでみました。
物語を書いているのは、富安洋子さん。
日本を代表する童話作家の方だそうで、
とても柔らかくて読みやすいです。
さらに全ページに渡って
アニメーション作家の山村浩ニさんのイラストが
描かれているため、
名前が複雑で覚えづらい神様達の物語が
大変分かりやすく入ってきます。
ヤマタノオロチや因幡の白兎など、
有名なエピソードも多数!
導入編といては最高の一冊ではないでしょうか。
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「『古事記』の上巻におさめられた神話が、富安陽子さんの息のかよった文章で生き生きとよみがえりました。全ページ、山村浩二さんによる挿し絵入りで、迫力のあるイメージが広がります。子どもから大人まで、初めて読む『古事記』の決定版です。」
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とっつきにくい古事記を全ページイラスト入りで読みやすくしてあり、小学生でもわかりやすいです。
娘が読んでいるのを借りましたが、あっと言う間に読めました。
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ハードルが高くなかなか覚えられない古事記の文章を、全ページイラスト入りで小学生でもわかるような物語として書いてくれている。入門書としてオススメしたいのと、また何度も読み直したいと思える軽さもある。