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歴史と国家 19世紀日本のナショナル・アイデンティティと学問 みんなのレビュー
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紙の本
近代日本の成立と史学史
2018/02/26 23:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Takeshita - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者はドイツ人で東大留学の経験もある歴史学者。もう20年以上も前の著者の博士論文英語版からの翻訳。明治日本の成立以来、日本国の歴史の修史事業は国家事業の一環として取り組まれた。当初日本はランケに始まるドイツの近代歴史学の方法論を手本にしていた。しかし結局は単なる史料の収集、編纂に終始してしまい、戦前の皇国史観一色に行き着いてしまう。著者は日本の歴史学者の象牙の塔の閉鎖性にその原因の一端を見ているが、その傾向は今も変わらないのではないか?こんな立派な日本の史学史の研究書を外国人に先に出されて日本の歴史学者は恥ずかしくないのか?イヴァン、ジェブリンカの本を読んだ時も感じたが、日本の歴史学者はもっと骨太で精緻、且つ視野の広い仕事をするべきだ。
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