投稿元:
レビューを見る
”きっとあの人は眠っているんだよ”というタイトルは、ある小説の一文になる。僕自身は、読んだこともな小説で知らなかったんだけれど、穂村さんの日記を読んだ後にタイトルを振り返ると、ぞわぞわとほの寒い感じを受ける。
投稿元:
レビューを見る
書評集と合わせて読む。
この本を読まなければ知らなかった歌人の短歌とかも読めて嬉かった。(山田航、吉川宏志)
この本を読まなかったら、知しえなかった情報イラストレーターのフジモトマサル、漫画家の吉野朔美が急逝したのは哀しかった。
投稿元:
レビューを見る
「読書日記」とあるが、リアルタイムで読んでる本だけでなく、過去に読んだ本も含めて紹介している。著者が穂村弘だから、短歌や詩の本も多いし、マンガやSFも多くて、もちろん、歴史とか経済なんていう本はほとんどない。でも、面白そうな本がいっぱい載ってて、興味の湧いた本の部分に付箋を付けていったら、15冊くらいになってしまった。今は手に入りにくい本もあるが、逐次読んでいきたい。
投稿元:
レビューを見る
「順風満帆な人生の勝者は共感されにくい」「短歌を読むことには、不器用で繊細な負け犬の呟きを楽しむ、という一面がある。」(255頁)マウンティング思考からは短歌は生まれず、人の共感を勝ち得るには負け犬思考から。この整理の仕方が腑に落ちる。
投稿元:
レビューを見る
膨大な本が背後にうすーくみえる気がする。
目を凝らしてみれば、
そのタイトルがぼんやりわかる程度。
でも、
あの量に心は踊る。
(でも、一生で読める本は限られているでしょう?)
素敵な本を抱えて穂村さんがニヤリ。
本が好きすぎて、
ついに本専門イタコと化してしまった様な読書日記。
穂村さんの口寄せによって本の魂が続々と可視化されてゆく。
投稿元:
レビューを見る
好きな人が好きな本を絶賛していてうれしくなる。ですよね、ですよね、と言いたくなる。知らない本や詩句の世界をのぞけてうれしくなる。とりあえず竹本健治と高野文子をもっと読もうと思った。
投稿元:
レビューを見る
穂村さんの読書日記。とても楽しめました。
既読の本も沢山あって忘れた部分を思い出したり、そういう視点か…と感心したり。
自分がピンとこなかった本は書評を読んでもやはりピンとこなかったりするけど、未読本はぜひ読みたいと思いました。
熱で寝込んだ時は松本清張…覚えておこうと思いました。
関西の友人と旅行に行った時に「シュッとしてる」を多用してたけど確かに東京ではいまだにあまり聞かないし使い方が人によってマチマチでイマイチはっきりわからないなぁ。
投稿元:
レビューを見る
歌人なだけあって、歌集が多いと感じた(^^)読みたい本に付箋紙を付けまくり、ほむほむみたいに金持ちじゃないから、図書館で検索かけたら一冊だけ所蔵があった(^^;)
投稿元:
レビューを見る
本屋をめぐり、古本屋をのぞき、何も読みたくない日は昭和の漫画に耽溺し、風邪の日には松本清張一気読み。魅惑の読書日記。(アマゾン紹介文)
詩を職業にしている穂村弘さんの書評集。
小説だけでなく…というか、本という形態ならなんだって紹介されているのがたまらなく楽しいです。
特に詩集や写真集などは取っ掛かりが見つけにくいものと感じていたので、参考に探してみたいと思います。
投稿元:
レビューを見る
旅のお供として。サブタイトルの通り、ほむほむの読書日記。まさか週刊現代、週刊文春に連載していたとは。面白そうな本がいっぱいでまた読みたい本が増えた。私も本を読む人として今後も生きていきたい。ほむほむのように買ってないけど。やっぱほむほむの文章は読みやすい。文庫でもないのに持ってきたかいがあった。
投稿元:
レビューを見る
以前読んだ、『これから泳ぎにいきませんか 穂村弘の書評集』と対になるような本。
日記なので、紹介とはまた違うスタンス。
自分では手に取らないようなタイプの本、
他の書評などでも取り上げれられないような本が
いろいろ出てくるのが面白い。
「この本、好きだと思うよ」と声をかけてくれる人がいるというのは羨ましい。
本に関しては、同じジャンル、同じ傾向を持つ友人っていないなあ。
投稿元:
レビューを見る
穂村弘の書評と読書日記。
書評より読書日記が好きだ。構成を練って評論としての体裁を整えたものより、もっと感覚的に本と本がつながっていくさまを見せてくれるから。でもだからこそ読書日記は、筆者自体に興味を持たれないと成立しないアイドル向けコンテンツみたいなものかもしれない。
穂村さんは歌人として歌集や句集をよく紹介してくれるのが良い。そこで自分の上の世代について語る際、頻出するのが〈戦争を知らない子供たちコンプレックス〉だ。80年代にという"享楽の時代"に青春を過ごした人の後悔なのか、大人になってわかる"昔の大人"のすごさに打ちのめされているのか。戦中世代の切実な表現に「うっとり」し、比較して打ちひしがれる自分の姿を見せつける、という屈折したナルシシズムにも思えるくらい。この、ギリギリの気持ち悪さと紙一重な感じが穂村弘だなぁ。
投稿元:
レビューを見る
様々な本を穂村氏の気持ちと共に知ることができる。
自分の知ってる本もあるし、もちろん知らない本もある。
知ってる本は、自分だけでは気づかない見方を発見し、知らない本は、ただ店頭で見る以上に読んだ人の感想付きなので余計に読みたくなる、良い本。
1冊読み終わる頃には、読みたいリストが積み上がってること間違いなし(笑)
投稿元:
レビューを見る
図書館で借りて読んでいるうちに、好きな文章に出会い、線を引きたくなった。そして、短歌を続けてきて良かったと思った。書店で買い直します。
投稿元:
レビューを見る
穂村さんの言葉は一字一句面白いなあ……普段考えることにこそ、はっとするような輝きが潜んでいるし、そういう人が自分で考えたことだって面白いのに、読書日記だなんて他の人の作品に触れての話、面白いに決まってる。読み返したい言葉がいっぱいあるし、出てきた本も読みたい。人の考えに触れること、感情に触れること、読書が好きなんだからそういう行為が大好きに決まってる。