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元の単行本で読んではいても、こうして1冊で読むことができるなんて感無量。
はるひちゃんも、アカネヒメも、本当に素敵。
大好き。
はるひママもおばあちゃんも好き。
語られるお話は、どれも切なくて温かい。
最終話のアカネヒメの決断に胸が熱くなる。
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大人だからこそ、わかることがある。
過ぎ去った日々には悲しかったことや後悔もあるけれど、楽しかったことやうれしかったことも想い出し、そして全部を懐かしむのだ。
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アカネヒメの一言目のセリフが妙に気に入ってしまい、何度も読み返してしまった。こんなキュートな神様がいるなら友達になりたいよ。
アカネヒメ、あの風早三郎とも面識あるのかしら、なんて思わず考えてしまった。
そしてすごくエクレアが食べたい。
それにしても風早の街、作家(小説家、漫画家など)が多い。すごい街だなあ。
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オルゴールの秘密/夢みる木馬/たそがれの約束/人魚姫の夏/春色のミュージカル/永遠の子守歌
はるひが出会ったのは土地の神様アカネヒメ。神様としては子供なので力が足りないと嘆くアカネヒメ。四年生も子供だと思けどはるひはアカネヒメに寄り添う、いやいや彼女たちはお互いに寄り添いあってると思う。出会いと別れどちらも大切な思い出にして前に進む。未来の子供たちが幸せでいられるように祈りながら
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まだ幼い神様と少女の数年間の交流を描いたお話。少し不思議系のSF作品といえるかもしれません。うまく言えませんが、神様のキャラクタの具合がちょうどいい感じ。尊大に過ぎず、我儘に過ぎず、人におもねるわけでもない。ちょうどいいバランスを保ってる。生きる時間の異なる神と人の交流なので、一抹のさみしさが作品全体を貫いているのもいい。
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各話、どれも、小さな宝石のようにきらきらとしています。
どの登場人物も、誰かを大切に思っていて、そんな人の子たちを、アカネヒメは大好きで。
こういう思いが神様の力となるのかもしれないですねぇ。
そうそう、銀泉堂にとても行ってみたくなります!
マスターは素敵だし、エクレアも美味しそうだし。
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主人公の女の子と、かわいい神様(小さい女の子)の周りで起こる出来事のお話です。読んでいて、きらきらふわふわの優しい気持ちになりました。特に小学生の娘がいたら読んで欲しいなと思う本です。大人が読んだら子供の頃の純粋な素直な気持ちをふっと思い出せるのではないかなと思います。
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大事に読みたくて取っていたら二ヶ月。やっと読めました。表紙のアカネヒメの愛らしさが、無垢な神さまを思わせ、本当にらしいなぁと思います。主人公のはるひも、とても純粋で可愛らしく愛されているし自分もそれを知っている幸福な子。だからこそアカネヒメを見ることができたのかなと思いました。この年でパソコンかーと思ったり、不思議な異次元のやりとり、どのお話もとても心に残る美しい物語でした。「無垢で擦れていないこども」だからこそ経験できる、貴重なものがたりは、アカネヒメも、いってみれば「子ども」だったからこそ、なんだろうなとも思います。
宇宙港の火事から抜け出したはるひの子孫は子どもだけれど、普通に自然を信じて神さまを信じたはるひでは決して無いし、銀色の桜を咲かせて大火事を沈めた美しい少女神はもう愛らしい「アカネヒメ」ではない女神で、力を持つ神担った彼女はもう二度と人と関わりを持つことは無いんじゃ無いかなぁとなんとなく感じました。
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【あらすじ】
ある日はるひは、風早の西公園で不思議な女の子と出会う。ちょっとだけ偉そうなその子は、古い桜の木をよりしろにする、土地の神様アカネヒメだった。魔法の力を使えても、まだ幼い神ゆえに、誰の目にも見えず声も聞こえない、ひとりぼっちだった神様とはるひは友達になった―。あの懐かしい、ささやかな奇跡の物語がついに文庫化。書下し「人魚姫の夏」を収録。
【感想】
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公園に現れる木の神様と町に起こる色々な問題を解決したりするお話。
アカネヒメが彼と再会出来るのか気になります。
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桜風堂ものがたりの作者のほかの作品が読んでみたくて
手に取ってみた。
現実的な世界から自然なかんじで
空想物が出てくる。
神様なのにとてもかわいらしくて
主人公とのやりとりもほほえましい。
私にもこんな世界が見えたら楽しいだろうなぁ。
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【収録作品】オルゴールの秘密/夢みる木馬/たそがれの約束/人魚姫の夏/春色のミュージカル/永遠の子守歌
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風早の街を守護する純真無垢な幼い土地神様(500歳だけど)のアカネヒメと、純粋な少女はるひの心の交流のお話だった。
どのお話も読後、心がほわりとあたたまって、ちょっと切ない。
感情的にも幼かったアカネヒメが、はるひと関わる事で、はるひと共に成長していくのが微笑ましい。
死んでしまったアカネヒメの想い人(想い神?)のカゼヒコが生きるパラレルワールドと繋がるお話が特に好き。
アカネヒメが眠りについた200年後の未来で、目覚めたアカネヒメがはるひについて、はるひの子孫に言う言葉に涙が…
「あの子はもういないけれど、あの子を愛しただけ、思い出がたくさん残っただけ、あたくしの心の中には、宝物が残ったんです。心の中できらきらしています。このきらきらは、あたくしが生きている限り、誰にも奪われない、失われず、決して消えない、あたくしの宝物なんです。永遠の、宝物。」
2人の出会いやはるひを愛おしく思う気持ちが存分に分かると共に、私にとっての大切な存在や出会い、それらを見事に形容してくれた言葉だった。
ほろりと泣けた
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疲れた心に沁みるわ~(T0T)桜の木をよりしろにする姫神様、アカネヒメのなんと可愛らしいこと(*^^*)是非ともお友達になりたい!というか妹にしたい!(゜▽゜*)五百歳だけど…そして大人になるまで二百年かかるけれど…(^^;)それでも神様としては幼く、自分の力が足りないことに赤い涙を流すアカネヒメを側にいて見守りたいと思ってしまう(^^)まだ新たな風早の物語に出会えて嬉しい♪
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風早の町に引っ越してきた、小学生のはるひは、公園で不思議な少女に出会う。他の人には見えない、そのアカネヒメは、風早の地で五百年を見守る神様。まだ幼いため憑代の桜の木から一人では離れられないが、はるひと一緒に行動することはできる。人々が互いに争う時代や戦時中のことを、ただ見守ることしかできなかったアカネヒメ。まだ小さな力を使って、風早の人の幸せを守ろうとするが....
各章のタイトルは、オルゴールの秘密、夢みる木馬、たそがれの約束、人魚姫の夏、春色のミュージカル、永遠の子守歌。
2000年代に児童書として刊行された5編の作品に書き下ろしを1編加えて改訂したもの。連作短編の形だけど、一つの物語としての流れもある。村山早紀作品は読めばふわりと暖かい気持ちになるので、心が疲れているときに読みたくなる。小学生の時に読みたかったなあ。その頃に気に入ったかどうかはわからないけど。