紙の本
『アカネヒメ物語』
2018/01/01 20:52
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学4年生になる春休みに風早の街に越してきたはるひは、西公園の桜の木をよりしろとしている土地の守護神アカネヒメと友だちになる
この世に思いをのこす少女の幽霊、幼いころになくなった友だちとの約束が気になるママ、自分に自信の持てない若い娘...はるひとアカネヒメのおこす小さな魔法が夢をなくしかけた人々に奇跡をもたらしていく
夢って、一体なんなんだろう?
夢って、叶わなくても幸せになれるものなのかな?
2001年から2005年にかけて岩崎書店から出版された児童書アカネヒメシリーズ5作品に書き下ろしの新作をひとつくわえて文庫化
『桜風堂ものがたり』『百貨の魔法』の村山早紀が贈る奇跡のものがたり
紙の本
小さな神様と少女の約束
2019/07/01 23:43
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投稿者:ねこすき旅人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
風早の街のとある公園にたたずむ桜の木にすむ新米の神様アカネヒメと風早に家族で引っ越してきた少女との絆を描いたお話です。ときおり神様とは思えない楽天的な考えのアカネヒメと心優しく、困っている人をほっておけない少女が、ほんとうの親友として接して、色々な人のちょっとした悩みが解消するように手助けしていきます。これからもずっと一緒に親友でいられると思っていた矢先に、風早の街に不吉な出来事がおこりはじめます。街と人を愛するアカネヒメと少女が最後に交わした約束が、意外な形で叶います。
子どもだけでなく、大人が読んでも、優しい気持ちにさせてくれる温かいお話が詰まっています。もし見かけたら手に取って読んでみてください。
紙の本
優しさに包みこまれます
2018/05/17 00:46
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投稿者:しんごろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヘロヘロで疲れた体の状態で、この作品を読んだら温かく優しく包みこんで、疲れをとってくれました。アカネヒメが、なにか小生意気だけど憎めない。はるひもとても素直。だから神様の姿が見えたんだね。アカネヒメとはるひを見てたら、永遠に絆が続くと信じられる。疲れてる大人が読むと、疲れを癒しにかえてくれるだろうし、人に優しくなれるとても優しい奇跡の物語でした。
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元の単行本で読んではいても、こうして1冊で読むことができるなんて感無量。
はるひちゃんも、アカネヒメも、本当に素敵。
大好き。
はるひママもおばあちゃんも好き。
語られるお話は、どれも切なくて温かい。
最終話のアカネヒメの決断に胸が熱くなる。
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大人だからこそ、わかることがある。
過ぎ去った日々には悲しかったことや後悔もあるけれど、楽しかったことやうれしかったことも想い出し、そして全部を懐かしむのだ。
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アカネヒメの一言目のセリフが妙に気に入ってしまい、何度も読み返してしまった。こんなキュートな神様がいるなら友達になりたいよ。
アカネヒメ、あの風早三郎とも面識あるのかしら、なんて思わず考えてしまった。
そしてすごくエクレアが食べたい。
それにしても風早の街、作家(小説家、漫画家など)が多い。すごい街だなあ。
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オルゴールの秘密/夢みる木馬/たそがれの約束/人魚姫の夏/春色のミュージカル/永遠の子守歌
はるひが出会ったのは土地の神様アカネヒメ。神様としては子供なので力が足りないと嘆くアカネヒメ。四年生も子供だと思けどはるひはアカネヒメに寄り添う、いやいや彼女たちはお互いに寄り添いあってると思う。出会いと別れどちらも大切な思い出にして前に進む。未来の子供たちが幸せでいられるように祈りながら
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まだ幼い神様と少女の数年間の交流を描いたお話。少し不思議系のSF作品といえるかもしれません。うまく言えませんが、神様のキャラクタの具合がちょうどいい感じ。尊大に過ぎず、我儘に過ぎず、人におもねるわけでもない。ちょうどいいバランスを保ってる。生きる時間の異なる神と人の交流なので、一抹のさみしさが作品全体を貫いているのもいい。
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各話、どれも、小さな宝石のようにきらきらとしています。
どの登場人物も、誰かを大切に思っていて、そんな人の子たちを、アカネヒメは大好きで。
こういう思いが神様の力となるのかもしれないですねぇ。
そうそう、銀泉堂にとても行ってみたくなります!
マスターは素敵だし、エクレアも美味しそうだし。
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主人公の女の子と、かわいい神様(小さい女の子)の周りで起こる出来事のお話です。読んでいて、きらきらふわふわの優しい気持ちになりました。特に小学生の娘がいたら読んで欲しいなと思う本です。大人が読んだら子供の頃の純粋な素直な気持ちをふっと思い出せるのではないかなと思います。
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大事に読みたくて取っていたら二ヶ月。やっと読めました。表紙のアカネヒメの愛らしさが、無垢な神さまを思わせ、本当にらしいなぁと思います。主人公のはるひも、とても純粋で可愛らしく愛されているし自分もそれを知っている幸福な子。だからこそアカネヒメを見ることができたのかなと思いました。この年でパソコンかーと思ったり、不思議な異次元のやりとり、どのお話もとても心に残る美しい物語でした。「無垢で擦れていないこども」だからこそ経験できる、貴重なものがたりは、アカネヒメも、いってみれば「子ども」だったからこそ、なんだろうなとも思います。
宇宙港の火事から抜け出したはるひの子孫は子どもだけれど、普通に自然を信じて神さまを信じたはるひでは決して無いし、銀色の桜を咲かせて大火事を沈めた美しい少女神はもう愛らしい「アカネヒメ」ではない女神で、力を持つ神担った彼女はもう二度と人と関わりを持つことは無いんじゃ無いかなぁとなんとなく感じました。
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【あらすじ】
ある日はるひは、風早の西公園で不思議な女の子と出会う。ちょっとだけ偉そうなその子は、古い桜の木をよりしろにする、土地の神様アカネヒメだった。魔法の力を使えても、まだ幼い神ゆえに、誰の目にも見えず声も聞こえない、ひとりぼっちだった神様とはるひは友達になった―。あの懐かしい、ささやかな奇跡の物語がついに文庫化。書下し「人魚姫の夏」を収録。
【感想】
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公園に現れる木の神様と町に起こる色々な問題を解決したりするお話。
アカネヒメが彼と再会出来るのか気になります。
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桜風堂ものがたりの作者のほかの作品が読んでみたくて
手に取ってみた。
現実的な世界から自然なかんじで
空想物が出てくる。
神様なのにとてもかわいらしくて
主人公とのやりとりもほほえましい。
私にもこんな世界が見えたら楽しいだろうなぁ。
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【収録作品】オルゴールの秘密/夢みる木馬/たそがれの約束/人魚姫の夏/春色のミュージカル/永遠の子守歌