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以前読んだ「わたしのげぼく」ほどの強い感動はないかもしれない。猫飼いからすると、よくある話ではある。しかし、そういえばこんな猫、うちにもいたなぁと、ちょっと思い出してしまう。なにしろ話よりも絵が素敵!
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坂本千明 著「退屈をあげる」、2017.11発行です。外猫から家猫になったネコちゃんの気持ちを描いています(^-^) 著者は、どっちが幸せだったのかと自問してますが、間違いなく幸せだったと思います(^-^) 「ごはん食べて、寝て、うんちして、繰り返し」(=^・^=)
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以前飼っていた猫のことが思い出された。我が家の猫も、もとは野良猫だったので、こんなこと考えていたのかなと思いを馳せた。
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好評価のレビューばかりなので心苦しいんですけど…こんなありふれた話で、すごく薄い本に1,300円も出して買う人がいるのかなと思ってしまうくらい、普通の、ありふれた話でした。
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ねこと暮らす飼い主なら共感せずにはいられない、この気持ち。少ないページで泣けます。
ねこは幸せなんだろうかと時々思うけど、ねこと暮らしてみて、退屈な日常ってものが、ほんとは、ほんとうに、素敵なものだと、しみじみ思います。
与えているようでいて、与えられているんだなぁと。
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安心して淡々と日々を過ごすネコさんを見ると癒される。良い猫生を送れるようにするのは飼い主の義務ですね。版画が素敵。モノトーンの濃淡が優しく切なく懐かしい気持ちになる
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レビューの評価が高いので気になっていました。やっぱり読んでよかったと思えました。猫ちゃんの視点で書かれています
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“退屈”は満ち足りていることの証。かけがえのない宝物。
それをあげる相手は…。
「2つの手に仲良くねと言われた」から後の件。我が家の先住さんもそんな風に思ってくれたらな、と思って読んだ。
勝手だよね。
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「退屈」
普段はマイナスの意味で遣うこの言葉が、こんなにも愛しく思えるなんて。
「ごはんたべて ねて うんちして」
なんてことのない日常のくり返し。
当たり前の日常がかけがえのないことだったなんて。
猫目線のお話。
猫の、ちょっとふてくされた表情や一筋縄にはいかない手強さが可愛さを一層煽る。
温かみのあるモノトーンの紙版画がまたいい。
とてもシンプル。
けれど猫好きの人は全てに共感できるはず。
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元ノラ猫(♀)のモノローグ。
拾われた日のことやその後の生活が、猫目線で語られています。
媚びずに思ったままを語っているのですが、これがなんとも猫らしくて。
そして版画もとても素敵です。
最後の「あとがきにかえて」も、猫を保護したかたなら誰もがうなずくほどの猫に対する気持ちが書かれていて泣けてくる……。
「私は知りたかった。猫が幸せかどうかを」
これは本当に猫と出会ってしまった者の永遠の問いかけですね。
猫好きのかたには凄くおススメです。
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猫のように生活してもいいんじゃないかと思う本。退屈をあげるという言葉がとてもいい。退屈を大切にできるような。
今日は何も生み出せなかったと落ち込んだり、人と比べて生き急ぐことが多い私にとって、ほっこりさせてくれる言葉にハッとした。
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猫の気持ちはわかりようがないが、こんなふうに幸せな退屈を過ごせていたならいい。
我が家の家猫に対しても、外の世界の方が楽しいんじゃなかろうか、家の中の世界だけで幸せなのだろうか と常々思っていたので。
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これはヤバイ、やばすぎる。
絶対に外でよんじゃいけないやつ。
タイトルの意味が分かった瞬間が特に、、、
あとがきも、もう、、、
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ごはんたべて
ねて
うんちして
繰り返し
そこでの毎日はとても退屈だったけれど
こわい外の世界に戻るのは もうまっぴらだった
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猫側の目線で書かれた上記が下記になる。猫が本当はどう思っているかは分からないけれども、愛しい退屈と思ってくれているととても嬉しくなる。短い本だけど、猫を飼っていたことのある人ならどこかで必ず共感を得られるはず。2つの手(人間)目線のあとがきにかえた文章も共感が止まらなかった。
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ごはんたべて
ねて
うんちして
繰り返し
この愛しい退屈は
空のうえでもきっと
ずっとつづくのだと思う
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(あとがき)
クッションの上にちんまりと丸まった猫はストーブの温風にしみじみと「あったけー」という顔をした。ともかくその日から猫はわが家の一員となった。
(中略)
私は知りたかった。猫が幸せかどうかを。あの日、猫と目が合ったあの瞬間から私も猫もすべてが一変し、私は猫との暮らしを手に入れて、猫は雨風をしのげ、食うに困らない毎日を手に入れた。でも本当は外の世界にいたかったのではないか。もしあのまま死んでしまったとしても。
でもいくら考えてみたところでそれは絶対にわからない。猫がわが家にやって来るまでの間、どうやって生きてきたのかがわからないのと同じように。それはまるで開けたくても開けられない甘い香りの漂う菓子箱のようだなと思う。私はその箱を後生大事に抱えて、時には猫の匂いづけのように頬ずりをしながら生きていく。他人の目には奇異に映るかもしれないけれど、たぶんそれはともて幸せなことなのではないかと思うのだ。