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猟区管理官ジョー・ピケットシリーズ11作目
来年には未翻訳の2作目を含めて
全巻電子書籍リリースとのことなので
改めてシリーズの魅力を振り返る。
(勧善懲悪ものに慣れてる人だとやや、困惑する流れもあるので、楽しみ方を紹介します。)
主人公は、判断ミスなどドジで、銃もさほど上手いわけでもない平凡な男。
家族や動物を護り、正義を貫く。
愚直に事件や敵(違反をするハンター、殺人鬼、威圧的なFBIに義母も)に立ち向かいます。
脇を固めるのが、優しく頭の切れてやや気の強い嫁、その母でジョーとの結婚をよく思っていない義母
一度助けたことから忠義を尽くしている謎の鷹匠ネイト、反抗期もありつつ父を信頼する娘達(一癖あり)
毎巻取り上げられる不正や問題
それに絡めて出てくる凶悪な敵
ドラマの引っ張り方も良いのですが、何故か唐突に解決したり。ぼんやりすることも…だんだん読んでるうちに慣れてきて味わい深くなってきました。
一番多いパターンは
登場人物が好き勝手暴れたり言いたいことを主人公に行って…我慢の限界に達して爆発するパターン(不発もある)
巻を、重ねるごとに、時も流れて
それがまた積み重なって面白さが増していく(もっと読まれていいはずなのに…)
今回はついに夫を変える毎に裕福に
ステップアップしていく義母に殺人容疑がかけられ…地域に増えはじめた風力発電の闇に挑みます。
ネイトにも、怒涛の展開が…これは…
次巻への強烈な前フリ!?
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大人気冒険サスペンス、波乱の新展開へ! 猟区管理官ジョーの義父が風力発電事業に乗り出した途端、殺害された。逮捕されたのは以前からジョーと折り合いの悪い義母のミッシー。妻に懇願され真犯人を探ると、風力発電をめぐる裏事情が次々と明らかに。
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ミステリ版「大草原の小さな家」もついに長女が大学に進学。
相棒のネイトの銃の拘りが痺れる。大口径のリボルバーで5発装填の弾倉に4発装填して暴発を防ぐとか。
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ジョーの義母ミッシーの本性が暴露?事件に絡む親族と、別件の事情でネイトが登場。二人は再会するのか。事件の真相とは?
一気に読了した。
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ワイオミング州の猟区管理官ジョー・ピケット10作目。己のモラルで行動することを上司の意向よりも優先するためにトラブルに巻き込まれ、なかなか一所に落ち着かない彼のシリーズ、久々に手に取ると、何と元の場所に復帰している。
密漁の取締や野生動物の保護が主たる仕事だが、常に凶悪な犯罪に巻き込まれ、同時に彼の環境変化がもたらす家族の物語がいつも重要なポイントとなる。
さらに社会の掟の外に生きる親友の鷹匠ネイトが、ワンマンアーミー的存在となってジョーの世界に立体構造の複雑な影をもたらす。
荒野のディック・フランシスなる呼称も冠されたことのあるこの作家だが、ワイオミングという野生の荒野にハイテク時代が着実に侵襲している「今」を描いて常に、上級なミステリー&アクションを供給してくれている信頼度抜群のシリーズだ。
今回は、風力発電という新エネルギー開発の裏を抉る、という点が、実は風車の多い北海道人読者であるほくの好奇心をストレートに突いている点、作中に法定ミステリー要素を絡め、驚愕のラストに導いてゆく構成と、さらに上質化にブレーキのかからないこの作家のストーリーテリングが何ともたまらない。
ネイトの物語とのダブルストーリーのクロス、そして次作に期待を向けさせるショッキングなラストシーンと、作者のエンターテナーぶりも充実。
というわけで、次作のページを即座に開いてゆこうと思います。
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猟区管理官ジョー・ピケット シリーズ。
衝撃の冒頭から、大どんでん返しの結末。
そして、さらに続く次作への布石。
どれをとってみても、面白く、かつ、次作を読まざるを得ない。
面白い。
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図書館の本 読了
内容(「BOOK」データベースより)
猟区管理官ジョー・ピケットの義父が風力発電の事業に乗り出した途端、何者かによって殺害されタービンに吊るされた。逮捕されたのは折り合いの悪い義母のミッシー。妻に懇願されてジョーが真犯人を探っていると、鷹匠の盟友ネイトの隠れ家がロケット弾で爆破される。全米ベストセラー作家の冒険サスペンス!
どんでん返し、はディーヴァーの専売特許だと思っていたのですが、この作品はあれ?あれ?あれ?そうきた???のラスト。
事件は解決したし、おおー?そうなん?の結末だけど、関わった人の今後が心配なままの終わり方。
このあとメアリー・ルーがどうなるんだろう?
ネイトもシェリダンも気になる段階で物語は終了。
さ、既刊本のラストに
Cold wind by C.J.Box
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ハードボイルトながら、今回はジョーの心情とその心象風景である雄大な自然描写、そしてネイトとの絆ともいえる友情…は少し後退。さらにお馴染みの家庭描写も長女シェリダンの大学進学で奥さん中心…
その分物語は、より劇的に展開していく。
ミッシーが殺人容疑をかけられ、ネイトは命を狙われる…
二つの話が並行していきながら、一カ所に収束する展開はテンポも良く一気に読める。
前作がある意味、ジョーとネイトの価値観・人生観の岐路を描いて深いドラマになっていたが、今作は全てが融和し、シリーズの新しい展開を示唆するラストとなっている。
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猟区管理官ジョー・ピケット・シリーズ、11作目。
(電子書籍の2作目を別にすれば)
「狼の領域」に続く作品です。
ジョーの義父が風力発電の事業に乗り出したが、何者かに殺されてしまう。
義父とは地元の大富豪。
妻メアリー・ベスの母である美魔女ミッシーの5度目の結婚相手だった。
ミッシーに容疑がかかって逮捕されてしまう。
上昇志向が強いミッシーにとって、ジョーは意に添わない婿で、全く気が合わない。
担当の職務でもないが、最愛の妻に懇願され、解決に乗り出すしかない。
一方、ジョーの盟友ネイトの隠れ家が爆破され、そこにいた恋人が命を落としてしまう。
ああ、素敵な人だったのに…!
復讐を誓い、敵を追うネイト。
とくに何が優れているというのではないが善良で愚直なほど真実を追い、事件の真っただ中にいつの間にか飛び込むジョー。
工作員だった過去を振り切り、表に出ない生き方をしている、凄腕のネイト。一度ジョーに救われたことから、ジョーと家族の危機には現れる人物。
世界が違うが友情に結ばれた二人の運命は絡み合うか。
迫力の展開へ!
長女のシェリダンは大学に進学。
という所は普通に順調(笑)
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ジョー・ピケット猟区管理官シリーズ第十弾。
今回はジョーの長年の友、ネイトにかなりスポットが当たった作品。
それにしてもいきなりロケットランチャーで狙われるとは思わなかった。
幸せな結婚生活を送るジョーに対して、
持たざる者ネイトが恋人を失ってしまったのはかなり可哀想だった。
一方ジョーは、不俱戴天の仇ともいえる義母のミッシーが
夫を殺した疑いをかけられ、
心ならずも彼女を救うべく、あちこちを走り回ることに。
ジョーがFBIに捕まった男から、
ミッシーのために情報を聞き出す場面は面白かった。
くしゃくしゃのレインコート姿で相手を油断させるコロンボ警部ばりの、
相手を油断させて話を聞き出すジョーが。
ハートフルな展開を求めていた訳ではないが。
ミッシーの夫の事件はかなり後味が悪い結末になるし、
ネイトが復讐を遂げられなかったのも心残り。
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今回も期待に十分応えてくれました。一生に一度もないでしょう、と思えるクラスの事件に毎年見舞われるジョーとその家族、なんてタフなんでしょうね。そして、ミッシーの成り上がりぶりは清々しいですね。生まれ変わったらミッシーのように生きてみたいと思うほど。それはそれで大変でしょうが。最新作から遡って読んでるので、エピローグの先を知ってて心が落ち着きます。
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鉄板のジョー・ピケットシリーズ。
本作では主要キャラ2人が主人公以上にスポットを浴びる。
一人は盟友ネイト、前作で方向性の違いからジョー仲たがいをしてしまったネイトに不幸な災難が起こってしまい。やられたらやりかえす西部劇的主義のネイトは当然その災難に対処するため行動する。「男臭い」今の時代こう書くだけで何やら問題がありそうな、それでもそのネイトがカッコ良い。
もう一人は仇敵?ともいっていい義母ミッシー。再婚を繰り返して地位と財産を向上させてきた彼女が、夫殺人の容疑をかけられ逮捕される。「女の武器」今の時代こう書くだけで何やら問題がありそうな、それでもそういう生き方を貫き通してきた彼女はこの難題にどう立ち向かうのか?
正直、本作ではジョーは振り回されっぱなしで主人公としての立場はないような…といっても、それが小説の面白さを損なっているわけではなく、むしろぼちぼち飽きがきそうだったシリーズに一刺激与えてくれるている感じで、こういうのもありだと思う。
思ったところで、なんと!MCUのエンドロール的なラストシーンの後、次作はネイト主人公の小説になるらしく、それはそれでものすごく楽しみだ!
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猟区管理官ジョー、大嫌いな義母ミッシーが逮捕された。夫を殺した容疑で。夫は風力発電で大儲けしようとしてた。親友ネイトが何者かに狙われる。
めっちゃ面白かった。あのミッシーが逮捕されるだけでも読む価値あり。ネイトのピンチだけでも読む価値あり。それがダブルで来た。