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例えば誰かに「いつも独りぼっちです。どうしたら友だちができますか」と聞かれたら、そばにいる人にまず自分から話しかけてごらんとか、同じ趣味の人を探してみようとか、あるいは誠意をもって人の話を聞いていたらいつか分かり合える人が見つかるでしょうと答えるだろう。常識的で表面的な考えを基に、空気を読むことで自分を殺し、周りに合わせることが正しいと、ずっと教えられてきたので。けれど、それって本当に自分のためになるのか?独りぼっちじゃダメなの?友だちがいないのは悪いこと?周りに気を遣うのがあたりまえ?森先生の答えは痛快である。痛快でさっぱりとしていて健康的だ。そんなこと今まで誰も言ってくれなかったぞ、と目からウロコがぼろぼろ落ちまくる。
まぁ、自宅庭園に敷いたレールの上を手作りの鉄道を走らせる資金は貯まったので、と教授職も新規執筆も早々にリタイアした森先生の生き方はとても凡人には真似できるものじゃないけど、その思考や思想、理論や哲学はいろんな意味で刺激となり、蒙をぐわっと啓いてくれる。具体的なことは本書を読んでいただくとして、気を遣いすぎてがちがちに凝った脳みそをさっぱりとほぐし、目に見えない「常識」という狭い檻から解き放ち、本当に大切なことは何なのかを教えてくれる。このエッセイは、生きにくさに悩める仔羊たちにとって、救いの一冊となるだろう。
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相変わらずの森博嗣節。さらに強化されています。
身体が弱いけど、病院に何十年も行っていない、というのは驚きです。
人のやり方は人のやり方。参考になるわけではない。
自分の道は自分で切り込んでいくしかない。
非常に淡々とした真実。
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森さんのエッセイ集。月刊誌+Web版+書下ろしで48回のエッセイを読めます。
かなり尖った意見が多いと思いました。森さんならではの視点で気づかされる点も多いのではないでしょうか。
庭園鉄道の写真が多く掲載されていて、こんな老後を過ごすのも良いのかなと思いました。写真は本よりもWeb版の方が大きい画像で楽しめます。
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読みやすく、なかなか良いことも書かれてるので、本屋で見つけたら、まずは立ち読みからしてみてはいかがでしょうか。
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ウェブ連載で読んでいたものを含む、続きの書き下ろしメインで読みました。
つい1つ前に読んだ本(MORI Magazine)との比較をしてしまいますが、1つのテーマごとに丁寧に紐解かれていると感じました。
切れ味よりも先生に教えを乞いたいタイプの人におすすめ。
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久々に森博嗣の本を読んだ。
きっかけは『すべてがFになる』シリーズをいくつか読んで最近のは読まなくなった。好きなキャラが脇役になったからだと思う。
それでもエッセイは読む。読んでいて気持ちいいからだ。
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感服いたしました。理系の自分には今まで何だかなあ世の中って、思うようなところが多々あったりしたんですが、それをうまく説明して下さり「助かりました。先生!」って感じです。
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何年か連載していただけあって、これまでのエッセイの若者向け抜粋みたいな内容。再読本に登録したい気分。
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エッセイ。テーマは"道"?
書いていることは、いつも通りの内容だと思う。
それでも、いつまでも読んでいたい。
読むと清々しい気持ちになれる。
そんな本。
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理論を理解することは、たとえるなら、神を信じるのと似ている。必ずできるという自信を生み、だからこそ、諦めずに実験を続けられる。
(P.135)
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端的に表すと、モーリーのエッセイの焼き直し。
ほとんどは、過去のエッセイで語られた内容だけど、1つ11つのテーマに対して、じっくりと語るように紡がれた文章は、これまでにないほど、優しい。
この本も、新しいユーザに向けて書かれたのでしょう。
難しい表現があえて排除されていると感じました。
お年を召されたなぁ、と思いながら読みました。
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表紙に引き込まれて手に取ったら、大好きな森博嗣の本だった!
「行き着くことよりも、今歩いている状態にこそ価値がある」
この言葉を胸に刻んで生きていこう。
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著者の仕事の仕方が書かれていてとても為になった。
・地道に毎日コツコツやること
・やる気がなくともとりあえず、取りかかってみること
・めんどくさい道がもっとも失敗が少ない
・無駄な時間をなくすこと。本来やるべきことが取り掛かりやすくなるかも。
・ダイエットは確実に痩せる方法はあるのに(食べない、運動する)楽して痩せる方法を探してしまう。仕事も同じように楽して稼ぐことはできない。
・考えることとは、発想すること。発想してアウトプットすれば仕事に繋がり楽しくもなってくる。
・努力がしんどいのは、その努力に不信感があるから。試行錯誤、トライアンドエラーの繰り返しこそが人生。
・スポーツ選手の「楽しんでプレイできた」発言を信じてはいけない。好きでもないけれど、将来に置ける損得から生じる行動もある。
・一所懸命じゃなくて良い。一日少しずつ着実にするだけでも良い。
全然関係ないけれど、著者の小説はまず映像があってそこから文章を起こしているのだそう。
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タイトルが面白かったので買いましたが、著者が変わり者すぎてちょっとついていけませんでした。
世の中そんな人がいるんだ、って感じでした。読み終えたけど、自分には共感できない内容がほとんどで、中身が頭に残っていません。
ごめんなさい、手放しました。
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一所懸命になる必要はないが、誠実にものごとに向き合う姿勢は大切だと思う。誠実とは、簡単にいえば、「怠けない」ということである。
ふぁー!厳しいことが色々と書かれております。
上に書いたやつとか、考えろ!とかね!