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モノの消費から、コトの消費へと市場の動向が変化していることは、知っていたが、改めて深く思考する機会になって良かった。
調査や、事例の羅列が分かりやすく、理解がしやすかった。
表紙のデザインがハッシュタグなのが、すごくいい。この一冊を表現し切れていると言える
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SNSのトレンドについて解説。
ハロウィンはビジュアルとソーシャルかまミックスされたイベント。
もとから可愛い子よりも努力して可愛い子の方が好きという傾向。
ハッシュタグまで拾い上げて返信。
従業員が頻繁に登場。
世界観の統一と継続。
ユーザーを巻き込むためには、お手本を提示、承認欲求を満たす評価、想像力を創発する余白。
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今すでに起こってることへの分析は結構衝撃だった。コミュニケーションがどこへ向かうのか、いく先の方向まで示唆してくれて面白かった。
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インスタグラムで何が起こっているのか分からなかった。
あれは「ビジュアル・コミュニケーション」なんだと聞いて合点した。
「シェア」したくなるコト=体験(モノではなく)が未来を創る。
そこでは最早クリエイティブな主体は問題ではない。
「オリジナルなきコピー」が拡散する場、その場を作ることこそがクリエイティビティーであるようだ。
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著者が言うように、「最近の若いもんは…」みたいな本じゃないです。
どっちかというと、SNSを始めとしたシェア文化の歴史をたどるとかそんな感じ。
タグ付け文化…図書館関係の人間だと、似たような情報でもついてるタグはみんなちょっとずつずれていて、情報の集約が難しいのにもやもやするんです。タグを整理して付け直して、情報をしっかり分類したくなる。
そういうものじゃないのはわかっているんですけれど。
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本書は、ユーザーが主体的にコンテンツを作り、シェアをして拡散していくという心理にどんな背景があるのかを考察したものになっている。つまり、広告コンテンツがいいねされて拡散することとは異なり、あくまで主体はユーザーである。
まずはスマホデバイス普及により、簡単に撮影し、それをSNSでシェアするという文化が生まれ、文字→ビジュアルでの情報伝達の時代となったこと、さらに動画になっていくことも挙げられている。いまの若者にとって、いまここなにの瞬間を切り取り、シェアしていくことは、自らのアイデンティティを象徴するための大切なツールとなってきており、逆に「写真が撮れないイベントは参加する意味がない」と考えている。つまり、目的はイベント参加ではなく、そこにいる自分をシェアしていいねをもらうこと。これこそが、もの消費からコト消費へのトレンドの象徴でもあり、リアルな自分とオンラインの自分がイコールになってきていることを意味する。
また、ググるのではなく、タグる。つまり文字ではなく、画像につけられたメタ情報を統合することで生まれるタグによるビジュアル検索が今後主流になっていくだろうと。実際、ファッションやコスメにおいてはこの傾向が出てきている。
動画時代は、ストリーミングにより、その瞬間しかみられないことが価値にもなりつつある。そして生活者のメディア化がすすみ、マイクロインフルエンサーが重要な時代になっていく。
こういった中で、私たちが手掛けるべき、意識すべきことは、なぜユーザーはこれをシェアするのか、シェアされた側は何を受け取れるのか、それと私たちの目的をすり合わせたキャンペーンやサービスの形を考えていく必要があるということ。
非常に面白かったし、過去数百人の若者とインタビューしてきて、感覚的にわかっていたことが整理できてよかった。
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テクノロジーには、あまり強いほうではないし、そこまでの興味もないのだけど、時代においていかれない程度にはやれSNSやらとはやっておこう。。。でも、別になくてもそんなに困らないんだよね。。。
私自身は、こんな面倒くさいタイプの人種なのであるけれども、確かにTwitterなんて、情報源と思ってみればおもしろいし。。。
でも、なんで若い子たちは、これ必要なんだろう、と思って、手にとって見たのが本書。
社会学的な考察だなと思って、じっくりと読み込んだ訳ではないが、けっこうおもしろかったし、頭の整理になった。
テクノロジーの発達が、今のSNSが浸透したことの絶対的なベースにある訳だけど、でもその根底には「ほめられたい」「認めてもらいたい」という承認欲求を、いいね!で可視化できるようになった。
シェアーしたがる心理は、かわいいとか、きれいとか、言葉でつむぐのが微妙なものが視覚的にわかりやすく伝えることができる。
成熟社会で、モノとして欲しいものがあまりない、物質的には低欲望社会の中で、経験、ストーリー、デザイン、といった右脳的な結びつきを求める心理。
けっこう頭の中が整理されました。でも、こんな風に包括的に理解したい自分は、やっぱりオールド・ファッションの、理屈によるタイプの人間なんだと思った。
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1.なぜそこまでインスタグラムやフェイスブックに投稿したがるのかが気になって購入しまし。
2.SNSに投稿し、いいねされることは「自分の存在が認められることに快感を持っているから」ということが大前提となっています。また、SNSに対する考え方は日々変化しており、ググるからタグるへの変化についてはただ自分が調べるよりも自分と同じグループに属しているとのつながりをつかって調べる時代へと変化していきました。
このように、SNSを日頃から使っている人たちはSNSに対して過剰なまでに繋がりを求めるようになりました。また、それだけでなく、自己承認欲求を満たすための道具としても活用されています。なぜこのような変化が起きているのかをまとめているのがこの本となっています。
3.学生の頃にSNSをやっていた自分を振り返ると、たしかに思い当たる節があり、納得してしまいました。しかし、私の場合はそこまでハマっていたわけではないので、SNSのためにお金をかけて何かをするということはしませんでした。今の人たちは「SNSにあげるために何かをして、自己承認欲求を満たす」ことに必死になっており、そのために借金をした芸人もいるということを聞いたことがあります。何事も節度が大切だと思いました。
また、ビジネスで使うことに関しては、シェアしたがるようなしくみづくりが大切になってきます。今の企業、特に飲食店では必死さが伝わってきています。時代の変化が早くついていくのが大変ですが、今を生きる身としてはそうもいってられないのかなと思いました。
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SNSの発展の歴史。投稿される内容が時代とともに変化していく。
ハッシュタグはSNSの強みともいえる。
同じ著者の別のSNSについての本もオススメです。
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印象的だったフレーズ
誰でも15分あれば有名になれる時代
15 minutea of fame (by Andy Warhol) が現実化した
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「individualがdividualにゆるやかに解体されている」という言葉が印象的だった。
いつどんな時もだれかと繋がってて、影響を受け続ける環境において、日々生まれる物事への興味のうち、自分起点の興味の割合は相対的に下がっていく。
今後も「何にも繋がってない環境や状況」の価値が上がるから、「誰とも繋がらない一週間」みたいな旅行のニーズが高まる?笑
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新聞広告か何かで評判だったので図書館で借りたが、2017年の本だったようだ[現在2021年]
以下メモ
●SNSでシェアするまでがイベントです
●思い出に写真を撮る→写真映えする思い出を作る。インサイトの逆転。
●存在としてのSNS映えは美しさや驚きを感じさせるフォトジェニックさ。意味としてのSNS映えは、いいねしたくなる文脈性が含まれた体験やシーン。
●写真のように「盛る」ためのものだけではなく、動画で「盛り上がる」ためのポストを行うユーザーも増えている。
●スタイルのない投稿にはアテンションもない。
●ハッシュタグのパターン。写っているものについての説明「オブジェクトレベル」。写っているものに関連した発信者側の思いや意見「メタレベル」。あくまでもそれとは独立したかたちで、つけることが文化やルールのように機能している常套句や言い回し「クリシェ」。
●写真や動画も「ストック」ではなく「瞬間のシェア」へ。
●模範例のお手本を示して分かりやすく行動喚起。投稿してくださいと投げっぱなしはダメ。
●承認欲求を満たす評価する仕組み。投稿したものを評価するというインタラクティブ性が必要。金メダルみたいなもので良い。
●ユーザー自身の想像力を創発させる余白。お題をあえてゆるくしておく。創意工夫が生まれてバリエーションが出てくる。
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ビジュアルコミュニケーションが普遍化したことやSNSで発信する生活者が増えたことを理解した上で、シミュラークル現象を起こす仕掛けを企業や個人は考える機会になった。