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まず資源として投入するものの中心は健康(余裕)です。健康が時間を生み、時間が知識と信用、ネットワークを作ります。それを通して、財ができ財を継続的に生み出すしくみ、すなわち事業が創造されます。事業は可視化されたエネルギーであるお金を生みます。お金は予防医学や先端医療、食材や良好な人間関係という形で健康の資源となります。健康はミッション/パッションを生み、それは継続的な価値を産み出す仕組みである事業の源泉です。
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お金の歴史、仕組み、そして未来。ちくまプリマー新書ということでの読みやすい文章で、貨幣の本質から現代社会の分析、そして有り得る未来へと客観的な分析と適度な煽りも盛り込んだ良書。フィンテックだビットコインだ信用経済だのキーワードはやりで同じような言論は溢れているが、何が違うのかこの本が一番説得力あると思う。
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新しいことをいろいろ言っているようで、実はあまり何も言っていないような気がする。著者の言う、時間主義経済、記帳主義経済の具体的なイメージがつかめない。もっとそこを丁寧に論じるべきだろう。議論が上滑りで雑な印象。
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モノカネの資本経済、コト時間の時間経済、モノ信用の記帳経済そしてコト信用の信用経済へ。21世紀のビジネスは多様化、個別化、肯定化。プリーマーなのに(だから?)レベル高い。
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価値を想像しても、箱(器)がないと譲渡出来ない=金にならない
時間経済は過渡期と言うか、生産性もしくは誰が、が評価できない。
VALUは進んでいるが、信用(貨幣とは独立すべきだが、数値にならざるを得ないのでは)を交換する事の、妥当性、効用はどうやって判断する?
有名人人と一般人は結局対等になりえないのでは
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お金に関する話だけでなく、価値を創るとはどういうことか、とか、これまでとこれからのビジネスのあり方とか、今まではお金中心に回っていたことがどう変わっていくのか、が分かって面白かった。
信用やつながり、っていうキーワードはよく言われているけど、その基準というかベースそのものがこれから変わっていくのかな、と。
コミュニティデザインとかの分野で言われていることを、経済学の視点から書かれているような、そんなイメージの本だった。
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お金の歴史的な位置付けを振り返る本としては、スッキリした二軸で表されていたりで、わかりやすさの点で良書。
ただ、将来を見通す本としては信用主義経済や時間主義経済の分析は腹落ちしない。
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お金の過去、現在、未来について、めちゃくちゃ分かりやすい説明がなされている本。構造化がとても上手でその分かりやすさに惚れた。単なる旧概念を示すだけでなく、インターネット、ブロックチェーンというテクノロジーに触れ、「信用」が重視される中でどう振舞うべきかについても言及されてるのが良かった。すごい作品。
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お金に関する哲学書。
前半は新しい視点が得られて、わりと納得感あり。
後半の結論部分が、夢想に近いのでは、と感じました。
理想はわかりますけどね。そうそう格差は無くならないと思うのです。
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いやぁ、20世紀に成功した先進国が、21世紀の経済に一番乗り遅れる、的なことを聞いたことがあるが、まさにx21世紀の経済はこうだ、と思わされることがたくさん書かれている。
まず、
そもそも「お金」とは何かから紐解いていく。
最後はお金の起源の話から、今世紀後半にかけてのお金の変遷まで、幅広く描く。
仮想通貨に使われている記帳のブロックチェーン技術の日々の進歩を見ていると、お金を介在させない「時間主義経済」や「記帳主義経済」の可能性も無くはないな、と思える。
完全にそうなるのかどうかは、例えば「所有」という概念1つとっても、現在の既得権益からすると面白くないことがあるだろうし、国家権力が権威を持ち、それに伴う制度と相反することになるのではないか(そこに摩擦があるし、著者のいう「信用」をベースにした「人間をやめる」段階にほぼ全員がなるってのはちょっと今の政治状況を見ているとかなり難しい世代間の問題もある気がする。)
とは言うものの、理想の形も理解できるし、あとがきにも書かれているように、もはや資本主義とか社会主義って言う状況でも無いし、資本に対して抵抗して諦めモードに入っちゃうのでは無く、それを受け入れて(資本によって有機物を無機物にしながら)、その上で有機物を創造すると言うのは、これからの時代に本当に世界で生き残って行く上で非常に大切なことだと思う。
この本を読むと、正直、若干難しいところも出て来る。でも、それ以上に、得られるものが大きいのでは無いでしょうか。
一読の価値あり。
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昨今流行りでもある「ポスト資本主義の新しい時代の生き方」において、特に「お金」の捉え方について書かれた本。概ね主旨の方向性は他と同じだが、専門的というよりは、初心者にも分かりやすく広く浅くまとめられた内容。エピソードや図解はとっかかりやすいし、理解しやすい。
それと、ヒッピー的な思考に行き着くことなく、あくまで経済というシステム(資本主義のメリット)、事業の必要性はベースに置いている考え方。
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嫁の妹から面白いよと紹介されて流し読みしたが、確かに面白い。お金に関する本だが、単なる経済の本とは違う。
ピカソが他の画家と違ってお金持ちだったのは、人との繋がりを大切にし、単に絵を描いて売るだけではなく、その絵のストーリーまで伝えて売ったというのが序盤では楽しかった。
中盤では、現代人は基本的な生存欲求(衣食住など)はたやすく満たされてしまう為に、その上の段階である承認欲求を求めているので、お金の使い道が変化しているというところが面白く感じた。
お金について考えているはずが、人間について考えさせられるところが、この本の面白さであった。
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お金の教科書と書いてあるが
”教科書”といったかたさはない
また、お金といっているが
貨幣のことというわけでもないし
お金持ちになる方法や、節約方法が
書いてあるわけでもない
国が信頼を担保していた中央集権の貨幣経済から
個人が信頼を担保する世界に変わってきている
標準化、画一化、習慣化での経済発展から
多様化、個別化、肯定化という流れ
必需品の需要から承認欲求へ
といった、社会の変化について紹介してくれる
そして、貨幣から時間、そして信頼が
中心の経済へ という予測
これからの社会の変化について
知識をつけられる本としてとっつきやすくていい
(似たようなことをいっている本はほかにもあると思うが)
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資本主義の最終形態としての「信用経済」(=情緒経済)。
感動ビジネスの一層の加速の果てに何があるのか。
結局は国家、社会の位置に「個人」が入れ替わるだけなのでは、とも思うのだが・・・
「物語」を軸にした「時間経済」のアイデアは面白い。
ー
「まったく新しい第三世界を夢想することだけはだめだ!/絶対に、システムや現実と真正面から向き合い、そのリアリティの葛藤の中でリスクをとり、なんとか試行錯誤しながら新しい世界を創るべきだ」
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将来的にはお金はなくなっていく。信用と信用でやり取りして社会が成立するようになる、だから信用を積み上げる行動が大事になる。