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禅僧と武術という異色の組み合わせの対談。
光岡氏の深い洞察が対談のあちこちにちりばめられており興味深いです。
ただ光岡氏の武術論に関しては違和感がとてもあり、はっきりと何がと言われると答えづらいけどなんだかすっきりしません。
全体としては悪くはないけどちょっともやもやも残る本でした。
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おばちゃんが60kgの米俵を5つ平気で担げていた時代の身体の使い方って明らかに現代人とは違うと思うんだけど、その時代の身体の使い方のヒントって事なのかなと思う。週数回の武道のお稽古だけでは難しそう。生活自体から変えないとダメな気がする。
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働き方改革といった話も前に進むのではなくて、削ぎ落とし尽くしたところから始めないと本当の改革にはなり得ないのではないかと思う。
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帯表
禅と武術、衝撃の邂逅。
帯裏
江戸時代に佐渡の人が手漕ぎの船で「江戸まで二日かかる」と記しています。
現代人は同じことができるでしょうか?
禅はレッスンをマイナスから始める。
それを道元禅師は「回向返照の退歩」と言っています。
見返し
禅と武術に共通するのは、
「何を行うか」ではなく「いかに何かをしないか」
削ぎ落とされた無心での動きと行いである
「型稽古」から生まれる
「人間が本来持っている力と働き」を見つめるなかで、
現代人が生き残るための指針を探り出す。
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人間の知識は親から子へと自然に引き継がれない為に、文字を発明しました。しかし、私達の体には何か文字にならない重要な知識が感覚として引き継がれていると思います。脳を絶対視する身体機械論では、それを読み取る能力がどんどん失われてきました。取り戻す鍵が退歩です。単純に昔の生活に戻るわけではなく、21世紀の今それを取り戻す方法です。
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すごい本でした。光岡さんの体からずしんと出てくる言葉のひとつひとつがとても力強く、自分の中に染み込んでいきました。ほんとうにすごい人ですね〜
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読了。難しかった。読んだだけではわかるのは、かなりの人と思う。嫁さんが、別の本をちらりと見て男版の三砂ちづるのようだと言っていた。