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途中までは、ちょっと変わった恋愛小説かと思っていたけど、
第2章に入ったところで、ガツンと展開が変わって
ビックリした。
ここまで変わるのも、珍しいかも。
最後のエピローグまで読むと、主人公良い人だなぁ、
と思ったりもするが、よくよく考えてみると、
いきなり思い詰めて行動に出ているのでは?と思ったりもする。
まぁ、なんでも冷静にできてしまうタイプなら、
物語の主人公になれないわけだけど。
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どんでん返し、そういうことか!
ーーー
「デートしてみよっか」恋をあきらめていた僕に奈々が言った言葉。それは上司のパワハラに悩みながら資格試験の勉強をしている冴えない僕の毎日を一変させた。奈々への恋心を確信した頃、ある同僚女性から好意を寄せられるようになり、何かが狂い始める。これは恋いか罠か、それともーーときめきと恐怖が交錯する一気読み必死、衝撃の結末が待つどんでん返し純愛ミステリー!
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書店員さんが手掛けた「新刊プロデュース文庫」というらしい。
一気に読めるようにページ数にもこだわっているとのこと。
確かに、乗せられて先が知りたくて一気読み。
だがしかし、コーヨーが不憫でならない。
本を売りたいというこの手の企画は
とても面白いと思うので
どんどんやってほしい。
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書店員さんが企画した作品らしい。
一気に読めるし、何も考えずに読めばおもしろいので、
あんまり本読まない人にオススメかな
ただ、表紙の女の子はナナなのか、ユウコなのか謎。
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先が気になってどんどん読み進めてしまう。
居酒屋で出会ったナナちゃんと、同僚の峰岸祐子。
優しい主人公のコーヨー。
悲しい結末。
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フツメンにモテキ到来。その真実とは・・・・ラブ&サスペンスなお話。
原案が作者と別人ということもあってどんな感じなんだろうと興味がありました。
読み終わりすぐは登場人物それぞれの目線で語る手法だったり読みやすくて一気読みできたので良かったな~と思えました。
が・・・しばらく思い返してみるといろいろ詰込みすぎっだったかもなと感じる一冊。
「やさしさ」の使い道を間違えてる人を残念に思う。
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「嘘つきは泥棒の始まり」とは昔から言われている格言だ。「平気で嘘を言うようになれば、良心がなくなって盗みも平気ではたらく人になる」という戒めであり、「だから嘘をついてはいけないのだ」となる。
一方で「嘘も方便」という言葉があり、こちらは 「目的を遂げるためには時には嘘をつくことも必要になる」という意味だ。ただし、この言葉には「悪事のための嘘はダメだ」という意味も込められているので勘違いしてはいけないようだ。
そのほか、「可愛い嘘」とか「嘘八百」のように嘘にまつわる言葉がたくさんあるのは、人が嘘をつかずに生きていくのは難しいからだろう。他愛のない嘘やちょっとした誇張は許されるだろうし、場合によっては助けられることもある。大切なのは、その嘘によって傷ついたり利益を損なったりする人が出るかどうかということではないだろうか。
佐藤青南さんが書かれた「たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君に (祥伝社文庫)」は、ミステリーの衣をまとったラブストーリーだ。サイコパスな人物に恐怖を覚えながらも、ピュアな恋愛感情に胸を打たれる。そんな物語だ。
主人公の伊東公洋は、司法書士の資格取得を目刺しながら働く真面目で優しい青年。勤務する事務所はワンマン所長が怒鳴り散らすブラックな会社だが、理不尽なことにもめげずに仕事に勉強に真摯に取り組んでいる。
ある日、友人の森尾に連れられて行った店で、大学生の小田奈々と出会う。お店のマスターに紹介されたのが縁で公洋と奈々は連絡を取り合うようになるが、一緒に食事に行ったり映画を観に行ったりしているうちに、公洋は奈々の明るさに惹かれていく。
一方、職場では同僚の峯岸祐子が公洋に好意を示すようになるが、その態度や行動が徐々にエスカレートしていく。自分の願望を達成するためには非道な「嘘」をつくとこもいとわない祐子は、ついに公洋を窮地に追い込む行動に出てしまう。
二人の女性を巡って窮地に追い込まれていく主人公の心情が、スピード感のある展開と相まって読み手にどっと押し寄せてくる。ラストに向けてどんでん返しの繰り返しで、思いもよらない結末に息を飲んでしまう。しかし、そこには言い様のないピュアな愛情が浮かんできて、ミステリーの衣を着たラブストーリーなのだということを思い知らされる。
物語の原案を考えた栗俣力也さんは書店員。人目をひく売り場づくりで数多くのヒット作を作り、「仕掛け番長」の異名を持つ名物書店員。この小説も栗俣力也さんが物語のアイデアを練り、佐藤青南さんが内容を膨らませて小説にした作品だ。ぐいぐいと惹きつけられるストーリー展開は、読者に一番近い場所にいる書店員のアイデアだからこそだろう。そういう意味でも一読する価値のある一冊だと思う。
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タイトルから、もっと直球な恋愛小説を想像していたけれど、途中でミステリーの様相を呈して驚いた。けど、そこからむしろ引き込まれ、先が気になり一気に読み進められた。とてもおもしろかった。
恋愛小説としての切なさもありつつ、サイコパスに巻き込まれた周りの人々が、救いがないわけでないけれど救われてはいなくて、最後まで読んでも悲しかった。
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手痛い失恋の過去があり恋をあきらめていた公洋。彼の前に二人の女性が現れます。一人はバーで紹介された奈々。もう一人は同僚の佑子。読み始めはとにかくこの主人公が好きになれず、なんとなくという感じで読み進めたのですが、2章になって場面の転換に驚愕しました。その後視点を変え、時系列を変えて、少しずつ組みあがっていく絵…さらにそれがある時突然違うものに変化する。とにかく構成が抜群に上手いと思います。読み終わってみたら、帯そのままの純愛ミステリ。なんてこと!伏線のはり方も回収の仕方も好みです。楽しみました。
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二人の女性の好意から戸惑う公洋。恋心とは裏腹に、各々の真意に気づいたとき、自分でも予想外な行動にでる。
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さくっと読める恋愛が絡むミステリー。主人公が可哀想。
タイトルは主人公だけでなく、奈々にも当てはまるかもしれない。
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同著者の作品をこれまでに読んだことがなかったとすれば、このタイトルでこの表紙から切ない恋愛ものを想像していたと思います。しかし『ある少女にまつわる殺人の告白』を読んでいたから、手に握られたハサミにゾゾーッとする(笑)。
思い込みが激しくて常識の通じない人は怖い。「言わなわからん」と常々思っている私としては(言わずともわかってくれる人のほうがそりゃいいし、自分もそうありたいですけど(笑))、10のうち3しか言わずに察してよと言う人は困る。でも10全部言うてもわからん人は絶望的。自分に都合の良い解釈しかしないという点では超ポジティブだと言えますが、こんな人に好きになられたら恐ろしい以外の何物でもない。
そっか、嘘つきだったのはこっちなのか。殺されてまで守りたくなるほど魅力的な相手だったかなという気はするけれど、一気読みの面白さです。
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五十嵐さんの「リカ」シリーズに近い狂気感。
後ろのあらすじに書いてある純愛ってどこよ…と
読み途中は思いました。
最後まで読むと、なるほど、純愛感ありました。
どんでん返しというか、裏の行動とか繋がりとかが
後々描かれていってああー、ってなります。
結ばれたら良かったのになあと思いました。
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久し振りに結構驚いた。
ただの愛憎劇かと思ったらミステリーだった。
確かに若干怪しかったけど、ナナちゃんが峰岸への復讐の為に動いていたとは。
公洋君、優し過ぎて本当に残念な男だ。
瑞穂ちゃんと付き合っていれば良かったのに…。
そして峰岸、怖すぎる。
まぁ多かれ少なかれ、こういう人間はいるものだけど。
ラストに向けてページを捲る手が止められなかった。
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資格勉強の為にしばらく恋を休んでいた公洋。親友の森尾の一言から年下の奈々と居酒屋で出会い、淡い恋心にどきどきする日々が始まる。同時期に同僚の佑子からも好意を寄せられるようになるが、その行動がどんどん異常になっていき…。危ない佑子に追い詰められながらどう奈々との恋を守る話なのかと思ったら二章で佑子視点になり展開にえええ!一章の尻切れトンボを気にしながら読んでいったら三章でさらにひっくり返された。上手く騙されたけど公洋の行動が個人的に最後まで謎。そこまでに至るきっかけってまさかあれだけか?