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有川浩さん独特のクセが抜けた?ように思う。でも芯の部分はブレていなくて、青臭さも感じるけれど、それが、素直に、良いと思える作品だった。この作者の描く子供と、それに対する大人が、好きだなぁと改めて感じた。
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諸手を挙げて、全てに賛同、という訳にはいかないけれど、有川浩さんの書く「正義」を読みたい時が確かにあって、それに救われてるな、と思う。
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自分が一番不幸だと思う気持ちを持った人たちが最終的に小さくても幸せで心があたたまるお話でした。
やっぱり有川さんの作品好きです。
この舞台観てみたかったなー
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登場人物それぞれキャラを持っていて
小説というより映画がドラマの脚本を読んでる感覚だった。ストーリーも面白くて一気に楽しく読めました。
ただ私にとっては心に残る本ではなかったです
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え!有川さんどーしたの!!!?って始まりにびっくり!
でも読み進めるとやっぱり有川節で安心した。
大和と英代も、航平も、柊子も、素敵な関係。
圭子ママもわりと好き。
悪者にわかりやすくヤクザ?が出てきたのは、
なんだかなぁ、でしたが、
最後のレイが可愛かったので良し。
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有川浩さんの久々の新刊。
最初は、不幸な家族のHAPPY ENDものかと思いきや、流石、有川さん!
登場人物の人間模様はもちろんのこと、物語が進むにつれての七転八倒は有川さんらしさ健在!!
ハラハラ・ドキドキの面白い1冊でした~
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久々の有川浩。有川浩らしい人間関係の書き方(…な気がする)。うまくいきそうで一筋縄ではうまくいかない、全てをハッピーエンドに甘んじない。
「不幸の比べっこをしたって仕方ない。」沁みる言葉でした。心に留めておこう。
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久しぶりに有川浩作品を読んだ。
なんだろこの安心感。
読み始めるとすぐその世界に引き込まれて、ホントあっという間に読み終えた。
クリスマスに倒産が決まった子供服メーカーの社員・大和俊介。同僚で元恋人の柊子に秘かな思いを残していた。そんな二人を頼ってきたのは、会社に併設された学童に通う小学生の航平。両親の離婚を止めたいという航平の願いを叶えるため、彼らは別居中の航平の父親を訪ねることに――。逆境でもたらされる、ささやかな奇跡の連鎖を描く感動の物語。<Amazon 作品紹介より>
図書館戦争や自衛隊三部作ファンの私としては、激しく極端な出来事がないのがちょっと物足りなく感じるけれど、普通の人たちの大きな出来事に立ち向かう姿は、心があたたかくなりました。
有川先生らしく、登場人物たちがとても個性的で印象深い。それは主人公たちだけに限らずすべての人たちに愛がある。そういうところがとても好きです。
クリスマスも近いしとタイトル「キャロリング」にひかれて読みました。
各章のタイトルがクリスマスに因んでいたり、物語がクリスマス直前だったりするのですが、私個人としては、それほどクリスマスは感じるなかった。←たぶん私自身がクリスマスに思い入れがあまりないからだと思う(汗
ネガティブ対決みたいなところと、全体的にちょっと軽いなぁって思うところはあるけれど、やっぱり有川浩作品って読了後、ほっこりできるところが好き。
個人的には、冬原さんや小牧さんみたいなキャラがいないのが残念でした(笑)
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2018001
2018年の一冊目。
不幸の比べっこ。程度の違いはあれ、不幸な部分もあれば、それと同じぐらいの幸せがあると思う。お金で不幸になるヤクザもいれば、不況のために会社を畳まなきゃいけない人。親が別れるのを止めようとする子供。お金は全てではないけど人生の大部分を占めるのも確か。前を向いて歩いていける様になるには、自分がどんな人に出会ってきたか。それもお金と同じぐらい大きいなと感じました。
そして終わった恋もあれば始まる恋もある。
自分勝手に憧れて、自分勝手にのぼせて浮かれて、相手が何を困っているかなんてそっちのけだ
同じ著者の図書館戦争に
終わった恋に願うとすれば、君に幸あれという名言もあったけど、この言葉と対比してしまいました。手に入れようと固執してはいけないのだろうなと思う。そのひとの幸せだけをただ願う。無償の愛ってそういうことかな。
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クリスマスの時期は逸したけど
『倒産、離婚、借金・・・・・逆境の中で、奇跡は起きるのか?』とは帯の言葉だが背表紙には『ささやかな奇跡の連鎖を描く感動の物語』と。つまり奇跡は起こるのです。
時に甘く、時にほろ苦く。
奇跡とあるが、主人公クラスに限らず登場人物たちが、
様々な背景・過去を持つ男たちを中心に
周り、相手の心に、他人を傷つけるということに敏感で、
他人を思い、他人のためにという気持ちで、
そして他人のせいにしない、自分が背負う責任という
気持ちで動くから、それはもたらされた奇跡ではなく、
自らの行いが引き寄せたものなのだと。
ノリのよいおちゃらけのキャラクターも、
しっかり・しっとり「よいおとな」であったり
他作品同様、安心して読めて前を向ける。
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有川さんのラブコメは絶品!最近は、あまりガッツリ『ラブコメ好きで何が悪い!』感がないなぁ…と思っていただけに今回は、クリーンヒットだった。
子どもの頃に負った傷はなかなか消えない。
現在進行形で傷ついている少年、親に振り回されて傷を持ったまま大人になった青年、現実から目をそらして夢の世界にいようとする大人。
いろんな人生観を持った人間が集まって織り成す物語は、じんわり温かくなる。
「誰と比べても、不幸にランクがあったとしても、自分の傷が一番痛い」。「不幸を比べっこしたってしょうがない」そう言いながら、今、傷ついている航平の辛さを思いやっている大和の気持ちが一番心に響いた。
その一方で、育ちの違いからすれ違ってもなお好き同士の大和と柊子のエピソードが大好きで、何度も何度も読み返した。
大和…好きだ!
口が悪くて、短気で、すぐにポンポン怒るけど、関わった人を見捨てられない。仕事のできる、目端の効いた彼。
どこかで、聞いた?『海の底』の夏木さん。『図書館戦争』の堂上教官。舌禍で失敗するタイプ。
冬原さん派ですけどね。有川さんが好んで?書くこのタイプの不器用な青年、大好きです!
柊子は、笠原…郁ちゃんや望ちゃんタイプでなく、『県庁おもてなし課』の多紀ちゃんに近いかな。大好きです!!
あと、悪役の面々もいい味出してます。彼らも憎めない。
クリスマスは、清算される日。これが一番のテーマかな、と勝手に解釈しております。
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つぶれかけの子供服の会社とつぶれかけの家族の話。
誘拐のシーンは現実味がなく、あまりすきではなかったけれど、やっぱり有川浩は恋愛ものうまいなーと思った。
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どんなストーリーなのか、全く見当がつかなった。
読み進めていくうちに、魅力的な人物やセリフに引き込まれていった。
人のことを思いやるって、簡単なようで難しい。
どうしても打算が働いてしまう。
打算なしに思いやれる、そして行動にうつせる人物達に魅了された。
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途中ホロリとくるシーンが沢山あって、最後は号泣。
思いやりにあふれたストーリー。
やっぱ、みんなが誰かのことを大切に思ってる話が好きだなぁ。
そして有川さんの小説、やっぱ好きです。
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一気に読み終えた。けど、「いいお話でした」で終わってしまった感じ。最後は少しうるうるときたのに、なぜだろ?
途中の会話や行動にハッとさせられる場面もあり、また読み直すと感想は変わるのかも。