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じわりと泣きました。すごく響く言葉が何個もあって、ヤクザのやりとりもすごくホッコリした。終わり方も良かったなぁ。
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クリスマスに倒産が決まった子供服メーカーを舞台にした、社員たちとそこで預かっている子どもとの日常のお話。
親のDVに離婚に誘拐に詐欺に…絶望的な状況に次々と見舞われるのに、それでも登場人物がみんな優しくて、なぜか涙がでます。
有川浩の書く小説は登場人物がみんな魅力的で好きなのですが、この作品も、登場人物みんな好きになっちゃいます。
特に大和くんがかっこよい。
なんだか優しい気持ちになれて、身近な人を大切にしたいなーって思える作品だと思います。
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自身に非があるわけではないのに、ケチのついた人生を送る登場人物達の、聖夜をめぐる群像劇。
倒産間近の子供服メーカーの社員さん達も、崩壊した家庭の親子も、零細高利ローンの面々も、皆愛すべき人々で、ツイてない人生をなんとかしようと頑張る姿に、エールを贈りたくなる。
状況が完全に巻き返せるわけではないけれど、皆が何らかのギフトを受け取ったようなラストは、しみじみとした読後感。
すらすら読みやすいし、クリスマスプレゼントにいいかも。
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有川浩らしい、上質なラブコメディ。
登場人物たちのちょっぴりデフォルメされた個性が絶妙な味わいに。シリアスな場面も緊張感のある演出で読みごたえも大満足。登場人物それぞれの愛情の“カタチ”が、様々に描かれた心がほっこりする素敵な作品。
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これだ!と思って購入。
しかし…
最近の私は、ちょっとやそっとでは、感情が動かない。
もっとガツンとしたストーリーを欲してる。
頑張ります。
'18.03.31読書完了
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クリスマスの日に倒産が決まった子供服メーカー、元恋人の同僚、預かった子どもの親の離婚、勤務先接骨院の地上げ、訳ありの闇金と落ちこぼれヤクザ、誘拐と身代金請求。
クリスマスに向けたシーズンに、映画で見るとよいと思いました。
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誰が一番不幸かを比べても仕方ない。
ついつい何で自分だけがと思いがちですが、その気持ちがいかに仕様もないことかをわからせとくれる話でした。個人的には赤木さんの家族を守る為の間違った戦いが好きです。幸せになってほしいな。
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登場人物たちがみんなそれぞれ温かくて、愛があって、いいお話だ。
最後もしっかりハッピーエンドで、読んでて幸せなお話ですね。
ただ、みんないい人過ぎて、上手く行きすぎて、物足りなくなるという……、わがままな感想です。
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最初読み始めて、あれ有川さんの作品だよね?って作者を確認してしまった。柊子が出てきたあたりで、ああ有川浩だと確信した。
有川さんの作品に出てくるキャラクターって基本いい人だけど、この作品は出来過ぎに感じてしまった。
ベンさんみたいなキャラクター好きだな。
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子供服メーカー「エンジェル・メーカー」はクリスマスに倒産することになり、子供服事業の傍ら手がけていた学童保育も同時に閉じることになった。
一方、学童に通う小学生の航平の親は別居中で離婚寸前。
航平の気持ちにほだされ、エンジェル・メーカーの社員で元恋人同士である柊子と大和は、航平の父母の仲を取り持つ画策に協力することになる。
はたして、クリスマスに奇跡が起きるのか――。
久しぶりに有川さんの作品を読みましたが、前と変わらず読みやすく安定感がありました。
クリスマスに向かって突き進む物語展開はテンポ良く、するする読めちゃいます。
完璧な悪人が一人も出てこず、どのキャラにも感情移入できました。
登場人物の誰もが、それぞれの事情を抱え、叶わぬ願いを背負い葛藤している様子に胸が熱くなります。
両親の不和に傷つく子どもの描写は切なく、胸がつまりました。
人間関係のすれ違いやままならない状況にもめげず、目の前のことを一生懸命に取り組んでいくしかないのよね。
価値観の違う他人同士でも、柔軟にお互いを受け入れ、相手に寄り添っていけば幸せに近づいていけるのかな…なんて、当たり前のことすぎて書いてて恥ずかしいですけど、多分そうなんでしょう。
闇金融の取立て屋の人物像にリアリティが無さすぎるし、ご都合主義の展開に物足りなさを感じる部分もありましたが、おおむね面白かったです。
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再読。デビュー作から続けてここまで読んでくると、有川さんらしくなく、ちょっと異色。DVを扱っているからというだけでなく、これまでのようなライトさが少し薄い。でも作中で航平の書く物語が航平の気持ちを何よりもうまく伝えていて、物語のもつ力にあらためて気づかされた。
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冒頭でいきなりやくざに拳銃を突きつけられるシーンが出て来て、「これは今までにない有川作品か?」と期待して、読み始めたが、最後まで読んでみれば、いつもどおり「ほっこり」悪人も有川浩の手にかかると、善人になってしまう。
クリスマスに会社を閉鎖することが決まった子供服の製造会社の人々と、会社が行っていたデイサービスに通っていた子供を巡る話。
みんな少しずつ素直じゃなくて、でも相手を思いやる気持ちは、みんな持っていて…その優しい思いがクリスマスに奇跡を起こす。そんな内容だけど、きちんと現実の厳しさも描いているところがさすが。
新しい発見がある作品ではないけど、いつも通り、読み終わった後に優しい気持ちになれる一冊。
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有川さんの本には毎回胸を打たれる…!
家庭内暴力から借金やら、離婚やら題材はとても重たいですが、有川さんの本に共通する、いろんな人の心の動きがダイレクトに胸を打ち、数ページ読み、感動し、の繰り返しでした。
話の途中途中の会社の同僚のコントみたいなやり取りもとてもふと話を和らげてくれるので、ふと安心します。
途中で会社で預かっている子供が物語を動かしていくのですが、主人公大和の言葉もその男の子航平の言葉が大人でもぐさりと刺さります。
有川さんの本は必ずキーワードがあり、心に残るワンフレーズがあります。とても面白かったです。横浜が舞台として出てくるのが余計いいです。
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「不幸の比べっこなんかしても仕方ないでしょ」
「自分の辞書に乗っていない彼女の言葉が好きだった。」
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倒産が決まった子供服の小さなメーカー(学童保育も併設)で起こる人間模様
主人公の生い立ちが重い・・・
石田衣良の「北斗」程ではないけどね
身近に救いの人がいたのは不幸中の幸いかな
そう言えば、不幸比べをしても仕方がないという言葉はハチミツとクローバーでも言ってたなぁと思い出した
でもまぁ、ここまでこじらせた人も珍しいと思うけどね?
子供を裁判官にしないという言葉は深く刺さった
ただ、夫婦間の問題に決着つけるとしたら子供を味方につけるという方法が一番なのもわかるからなぁ