電子書籍
ポジションをとれ、手を動かせ
2019/08/07 07:50
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投稿者:とうふ - この投稿者のレビュー一覧を見る
各章での話題や方向性には賛同できない点もあったが、一貫して主張されている「ポジションをとれ、手を動かせ」には同意。こういう時代の先端を走っている人でもやってみないと分からないことがあるというのは、良い気づきだった。
紙の本
まだお若い!
2019/02/10 10:35
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投稿者:あだじぇっと - この投稿者のレビュー一覧を見る
1年前の出版。
もう古いけど、まとまった著作としては最新?
章立ては以下のとおり
欧米とは何か
日本とは何か
テクノロジーは世界をどう変えるか
日本再興のグランドデザイン
政治
教育
会社・社会・コミュニティ
最初の問い立てが良い。
曖昧な平等意識?グローバリズム?に流されて、日本とは何か ということを煮詰めて考える習慣がないのが日本。
こんなにクッキリ世界の果ての孤島なのに!
落合氏の提示する答えは??(士農工商に反応している人が多くて驚く。高偏差値男子校出身者ばっかり?ww)だけれど、それは人によって違っていいし、エリート層であればこの問いは常に念頭にあるべきだと思う。
そのあとの章においての落合氏の主張は、一極集中の打開、グローバリズムに対抗する方法、少子高齢化の現実に即した対策、にまたがっている。
ただ、上記のような耳タコワードはくり出さない。
"トークンエコノミー”という言葉が使われているが、 限定された範囲で使える電子マネーやポイント制度の拡大をイメージすればいいだろうか?
それにより、地域固有の経済圏を構築することができそうと。 また少子高齢化はそのままに受け止め、 AIやロボット技術への労働移譲、教育への厚い投資を期待する。
このあたりのアイディアは賛同できる。
教育についてはイマイチ。
彼自身がかなり学校に苦労した部分があるのでしょうね。
で、男子校でひとりっこだね、たぶん ... そんな感じがぷんぷんする。
まぁ、でも、そういう自分をオープンにする、というのは立派だし、彼のようなやり方が合う子だっているだろうな。
総じて、なるほどと思わせる言葉選びがされている一冊、という印象。
叩き台になる一冊だ。
そして まだお若い 落合陽一さん、
彼が幸せでありますように!と つい願ってしまう可愛げもたっぷりこもっていました (^^)
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うーん、言っていることは理解出来るし共感できるところも少なからずあるのだが、なぜか読後感が気持ち悪い。この著者の本は初めて読んだのだが、どう捉えていいのかの整理がつかない。
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再読に匹敵。
良書。価値観や思考などのフレームをごそっと破壊されて、新しいものを横から投げられた気分になりました。
もう一度読む。
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”これまでのシステムは、大量生産型の工業社会、たとえばトヨタの車をつくるのには向いていましたし、ソニーのテレビをつくるのには向いていました。
みなが均質な教育を受けていて、何も言わなくても足並みがそろうからです。
不良品が少なく、コミュニケーションコストが低く、同調によって幸せ感を演出できる社会は非常にうまくデザインされていたと言えるでしょう。
幸せは演出され、成長は計画されてきたのです。
結局、高度経済成長の正体とは、
「均一な教育」「住宅ローン」「マスメディアによる消費者購買行動」の3セットだと僕は考えています。
つまり、国民に均一な教育を与えた上で、住宅ローンにより家計のお金の自由を奪い、マスメディアによる世論操作を行い、新しい需要を喚起していくという戦略なのです。”
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世界の近未来の姿について考える一助となる本
→どう生きていくのがよいか参考になる
コミュニティの選択が大事
仕事ポートフォリオを組む
5G
空間伝達→TV会議
→自動運転:オンライン化。車間コミュニケーション
→3次元のリアルタイム中継。ホロレンズ、審判目線カメラ
インフラテクノロジー
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思ったほど難しい内容ではなくスルスルと読めた。むしろそれらの問題提起を自分はどう受け止め、どう行動するのか?を考えながら読んだ。
テクノロジーのなかで、どう生きるのか?
「まずやってみろ」の考え方は、すき。
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落合陽一とは何者か、ということを知りたくて購入。
本の体裁として微妙なので星を落とした。わかりやすく書いている旨が前段にあるのだが、技術的にこういうのが生まれればこうなるでしょ、社会状況がこうだからこうなるでしょ、というロジックが説明なしにバンバンと使われていくので、ある程度の前提知識を有していないと理解できなかったり、前提知識があっても何故そのロジックが通るのか飲み込めない部分が多々ある。
主張に関しては賛否いずれもあったが、思った以上にドラスティックなことを考えているんだな、というのが知れてよかった。世間的には「こうすべき」とされている種々の価値観を、「日本人には合わないから無理しなくてよい」と切って捨てる視点は自分にはなかった。人口減少が効率化のチャンスである、といった点については首肯する。
本文中でも触れられているが、こういったドラスティックな論はこれまでも無かったわけではないのだが、実行力に乏しいところが多かったので、そこ次第だよなと思う。それは落合氏個人の話ではなくて、我々の世代の課題だ。
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落合陽一氏が命を削って書いた本。普段、メディアやTwitterで述べていることがまとまって書かれている。メディアやTwitterのように一部だけ切り取られて取り上げられることもないので、背景と文脈を正しく理解しながら読み進めることができる。
日本を再興するための、教育や政治、雇用体系などのシステムアップデートの提案。テクノロジーの発展を直接利用したものもあるが、基本的にはテクノロジーが発展していく前提の世の中で、これからどうしていくべきかが述べられる。
第2章「日本とは何か?」では、大和朝廷の日本設立から遡って、今の日本人が持つ日本感がどのように形成され変化してきたのか、エキサイティングに記述される。
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高度経済成長の正体とは、「均一な教育」「住宅ローン」「マスメディアによる消費者購買行動」の3点セット
世界に貢献するための3つの戦略
経営者として社会に対してより良い企業経営をすること
メディアアーティストとしての活動
大学での活動
ほかの人にはない視座が出てくる
「欧米」とはユートピア(どこにもない場所)
いいとこ取りをしたつもりが、時代の変化によって悪いとこ取りになっている
ギルドのためには人は死にませんが、社会のためには死んでしまう
東洋思想を学ぶべき
西洋的な思想は言葉の定義が明確であり、わかりやすい
自治を行う最適な人工単位は10万人〜100万人ぐらい
出雲政府と大和朝廷の勢力争い
江戸時代には、通貨も地域ごとにたくさん生まれて
アーティストというのは、人類が今まで蓄積してきた美の最大到達点をさらに更新しようとしている人たち
スカイプの画面を開いておいて、リアルタイムで字幕がついて
研究者のトークンエコノミー化
3割は自動的にアップルやグーグルに抜かれます。
植民地みたいなもの
外交の最重要テーマはインド
今の教育スタイルは、ポートフォリオマネジメントの考え方がない
むやみに横展開すればいいわけではありません。横との交流は、トップ・オブ・トップに会えるようにならないとあまり意味がないですから、まずは一個の専門性を掘り下げて名を上げたほうがいい
ポートフォリオと透視能力を教えるのであれば、高校が一番
この枠(AC)で入ってくる学生が一番優秀
社員の5人に1人は守りの人を入れろ
「革新的なことをしたいなら『ナウイスト』になろう」
「自分とは何か」を考えて、じっくり悩むのは全然よくありません
「今ある選択肢の中でどれができるかな、まずやろう」
「するべきこと」と「やりたいこと」を分ける
「教育して仲間を作らないとグランドデザインを実行することはできない。時代の変革は教育から始まる」
むしろ若いときにこそ、後進の教育に力を入れたほうがいいと思います。僕が今、学生に投資すれば、学生が育っていくときに僕も育っていくので、一緒に時代を変えていくことができるからです。
「ポジションを取れ。とにかくやってみろ」
「ポジションを取れ。批評家になるな。フェアに向き合え。手を動かせ。金を稼げ。画一的な基準を持つな��複雑なものや時間をかけないと成し得ないことに自分なりの価値を見出して愛でろ。あらゆることにトキメキながら、あらゆるものに絶望して期待せずに生きろ。明日と明後日で考える基準を変え続けろ」
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さぞや最先端テクノロジーを駆使した話が展開されるかと思いきや、なんと日本史から始まる。
これには驚いた。
日本を再興するには歴史を知らなければならない。それも明治時代や昭和初期ではダメだと、著者は言います。
「まずは日本が近代化以前に得たもの、日本が近代化以後に得たもの、そして我々が今、適用しないといけないものをしっかり整理することが大切なのです。」
政治、教育、会社、働き方にまで話は広がるのですが、日本を再興するには幅広い視点で考えるべきということ。
いい本でしたー
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自動翻訳の技術が高まると、人間に求められるのは、母国語の正確な運用能力である。文法的に正しければ、コンピュータが正しく翻訳ができるからだ。英語を勉強するより日本語を勉強し、世界の人とコミュニケーション備えるべし。
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前半分は冗長だし支離滅裂。士農工商のメタファー(歴史的に正しいかは疑問)だけ頭に入れておく。
第5章から一気に面白くなる。リーダー2.0のあり方、ホワイトカラーおじさんや年功序列の排除、落合陽一だけの特筆すべき論はないが、「やっぱりそうだよな」と納得感のある提言が並ぶ。時代に取り残されてるかも、と思った人は日曜朝の比較的気分がいい時に読んでみては。
追加 他の方が「命を削った書」と書いていたけれど、全編見る限りゴーストライターが書き起こしたようなこじんまりした筆致。ただ、「おわりに」における落合氏自身の昨年末の行動とその想いは迫力あり。最後の最後で熱い想いを持てた。
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時代の寵児、落合陽一氏が提言する日本のグランドデザイン論。
各界で警鐘が鳴らされている少子高齢化に対し、
「日本史上にとって、稀有なチャンス 」という荒唐無稽な逆転の発想(第4章)に触れられます。
すなわち、労働力が不足するからこそ、機械化が進み、
課題先進国として解決オプションの実験がなされれば、
少子高齢化に関する先端ソリューションが輸出の切り札になるというロジック。
たとえ人口が減っても、機械化によって生産性が高まれば、
十分成長戦略が目指せると言います。
今、日本にはびこるネガティブな雰囲気を考えると、
なんとも希望に満ち溢れたグランドデザイン。
テクノロジーやアート領域のクリエイターでありながら、
意外にも歴史や国際文化にも造詣が深く、妙に説得力があります。
(教養の重要性を再認識しました)
その他、教育、政治、リーダー論など盛りだくさん。
今までの成功や経験が通用せず、停滞感にもがく人にとって、落合氏の下記スピリッツは特に期するするものがあるのではないでしょうか。
「ポジションを取れ。批評家になるな。フェアに向き合え。手を動かせ。金を稼げ。画一的な基準を持つな。複雑なものや時間をかけないと成し得ないことに自分なりの価値を見出して愛でろ。あらゆることにトキメキながら、あらゆるものに絶望して期待せずに生きろ。明日と明後日で考える基準を変え続けろ」
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テクノロジー関連については詳しくないので新しい話が多くて面白かった。普段考えていることと共感すること、昔から言っていることと近いところもあってこの世界には共感できる人が意外なところにいるものだと嬉しくなった。でも彼此の差はちゃんとアウトプットしていることやリスクを取って議論の場に出ていけること。そしてほかにももっとあると思って今反省しきりですよ。発信しよう!
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脱欧米を掲げ、東洋としての日本を再考し再構築することが重要で、その中でも個人としては百姓として生きて行くべきと説いている。趣旨は理解できるが、欧米を取り入れた東洋の国として、もっといいとこ取りをして昇華させるべきかなと思う。個人主義の成り立ちは欧州、米国由来なのはわかるが、これからの世界においてここを脱することは難しい。欧州、米国、東洋のアウフヘーベンを考えることが未来につながる気もする。