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今回は割と淡々とした展開で、この人の持ち味のドラマティックさがあまり見られなかった気がする。とはいえラスト方の展開には完全に度肝を抜かれた。偉大な為政者は皆挫折を経験しているという言葉が刻印されたように響く。
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もう、さ、読む前から嫌な予感しかしないよ。裏切りとか別れとか敗戦とかの。案の定、メルヴィルにはフラグ立ってるし、カミーユに至っては何なの?あんた弁護士でしょ?ペラペラとまあハニートラップに引っかかるにしても守秘義務も忘れるわけ?サイテー!
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なんとも怒涛の巻。
もともと本作は物語の展開が早いけど、この巻も圧倒的勝利からの大敗北と息もつかせぬ展開。
ただシリーズ全体を考えた時、多分『転』の巻なんだと思う。
前巻でジェミニに奪われたファニアを奪い返すためだけに百万の人々を戦いに巻き込むルカは確かに災厄の魔王だろう。
でも闇に落ちたとは思わない。
彼自身は何も変わっていない。
だから昔からの仲間はみんなついていくのだろう。
ジェミニとの戦いでは敗北が予想されて先を読むのが怖くなった。
50万の敵軍勢に突撃するメルヴィルの雄姿が胸に刺さる。
そしてアステルの最期。
彼女の記憶が消えないことにようやくホッとした。
でも実はそうじゃないかと思ってたんだよなあ。
ただ彼女の中に別人格としてヴィヴィ・レインがいるとは思わなかったけど。
ここんとこ物語的にはヴィヴィ・レインのことは忘れられてた感があるけど、ようやくここで真の登場かあ。
ルカとミズキはジュデッカにファニアとアステル(ヴィヴィ・レイン)はエデンに分かれてしまったけど、再び会う日はどうやって訪れるのだろう?
その時、世界に変革は起こるのか?
そして再びアステルは目覚めるのか?
物語のタイトルの意味することは?
いやあ続きがとても気になる。
さあ、次だ次!
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巻き起こるグレイスランド大戦。
しかしジェミニの秘密兵器により……。
メルヴィル……、誇り高き騎士を私は忘れない。ありがとう。
ガヴー……、無事でいるかな、ガヴーならしぶとく生きてそうだけど。
アステル……、最初は生意気でうざい女だと思ってたけど、今は君のことが大好きです。
元々ヴィヴィ・レインを捜すために始まった物語。金を稼ぐために始めた傭兵稼業。とんでもない旧友と再会してしまったがためのこの結末。
ほぼ全てを失ったルカはミズキと共に1から出直し。
そして覚醒めるヴィヴィ・レイン。そこに立ち会うファニア。
序破急の急、三界を巻き込む本当の戦いは、これから始まる。
「楽園で会おう」
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中盤までは、ああやはりこうなってしまうのか、という感じの展開。開戦前のみんなの食事と話し合うシーンがとてもよい。開戦後は怒涛の展開、ジェミニに筒抜けだった戦況により敗走。ジュデッカの崖を飛び降りた先が次の舞台、…遂にミズキに焦点があたるのかな。ヴィヴィレイン=アステルについても進展があったし、次巻以降も楽しみ。 カミーユには報われて欲しいけど…どうなるんだろうか。