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副題に高齢者の恋とあったので、この先老いていく身として興味本位で手にしたが、なかなか重い内容だった
性に関する話は健常者であってもどちらかと言うと過度に肯定否定(関心無関心)に分かれる気がするが、障害者のそれとなるとかなり否定的に扱われるのが日常なんだと知る
ただでさえ福祉関係の人手不足が昨今の問題となってるが、その中で性に関する取り組みをするのは難しいんだろうなと言うのが素直な感想です
せめてこないだ拝聴した人間拡張の技術がうまいことこの人達の手助けになることを願う次第です
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結局・・解答を書かない、いつものようにいい加減な著書。「啓発となれば・・・」と適当なことを書いているが、「どうすればいいか」を書かないでは時代遅れも甚だしい。
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福祉の面からではなくても、性に関することは普段から堂々と話しづらい、話題にしにくい問題。
もともとあらゆる人が持ち合わせている欲求のひとつであるにも関わらずタブーにしがちで、ひとくくりに論じられないし、風俗産業の現実など社会的な問題も絡んでくるから難しい。
障害者や高齢者は、日常生活においても支援者の介助がなければ立ちゆかない人も多く、困難さは更に上を行く。
福祉としてどこまでニーズにこたえる必要があるか、介護支援専門員がどこまでを仕事としていくのか、読み終えても問題が山積みで解決策は見えてこないけれど、さまざまな人の証言から、切実な現状があることは理解した。
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福祉職だからって、利用者から性的なアプローチを受けるのは辛い…。
世の中の人みんなが、もつと福祉職に配慮してもらえたらと思ってしまった。だって、卒業したての人たちが、セクハラめいた言動を少なからず受けているなんて。みんな、働いている人たちに敬意と尊重の気持ちを持ってもらえたら…と思う。