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不覚にもウルッとしてしまった。普通に不器用な2人のラブストーリー。なかなか良かったです。良かっただけに、(主に前半の)聖也と戸中井たちとのコミカルなやり取りがもうちょっと何とか出来なかったのかな、と。会話のテンポも悪いしおもんなかった;
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サンタクロースといえば、クリスマスに訪れる使者だ。
赤い服に白い髭、トナカイが引く橇に乗って、世界中の子供たちにプレゼントを届けて回る。ホーホッホッホーと容器に笑うおじいさんは幸せの象徴のような存在である。
このサンタクロースの血統は実は4世紀のミラノに遡り、何とその末裔が日本にこっそり「サンタクロース家」として存続している、というお話。
サンタクロース家は世界中の百貨店やおもちゃ会社、ゲームメーカーなどのクリスマスの売り上げの3%を受け取ることになっている。そうでないと商戦に「クリスマス」と銘打てなくなるのだ。古くからのしきたりで今更覆せないようだ。もちろん、そんなサンタクロース家は大富豪なわけだが、その分、世界で慈善事業などを秘密裏に行っている。
サンタクロースの称号は世襲制である。現当主には若干問題があった。数年前に新当主となった際、張り切り過ぎて詐欺に遭い、以来、引きこもりになっているのだ。父には一人前になるために、早く結婚しろと厳命されている。
その彼、明日真(あすま)・ニコラオス・聖也が恋をした。
相手は百貨店のおもちゃ売り場で働く阿部伊吹。20代後半。子供の頃にあった出来事で心に大きな傷を負っている。現職に就く前に、彼女は夢を1つ諦めている。小さい時に大好きだった、けれども今は手元にない絵本をずっと探している。
聖也は本当のところ、最初は伊吹にちょっと興味を持った程度だった。だが、ぎくしゃくした関係を続けていくうち、次第に本当に彼女に魅かれていく。
大富豪のサンタ家。聖也には戸中井・曽利・神宮ベルというベタな名前の執事たちが付いている。俺様キャラだが実はヘタレの聖也は彼らに威張り散らすけれども、彼らなしでは何事もできない。サンタ就任時のごたごたの影響でサンタの衣装すら着られずにいる。
何だかがちゃがちゃしたコミカルなシーンを挟みつつ、聖也と伊吹のぎくしゃくとした恋物語が展開される。
伊吹は、子供の頃の出来事と諦めた夢のために二重に心を閉ざしている。心を開くカギになるのが思い出の絵本なのだが、さて。
伊吹のために奔走する聖也は、やがて、逃げ続けてきた自身の過去とも向き合うことになる。
サンタクロースは「奇蹟」を起こす存在だという。
最後に2人に訪れる奇蹟は本当にささやかである。
伊吹と聖也が向かう「未来」の不確かさに若干心配になるけれど、おそらく、お互いへの思いやりがあれば、先へと進んでいけるのだろう。
身近なものの幸せを願う気持ちがサンタ伝説の神髄だとするならば、これはこれでありなのだろう。
夏のフェアの1冊だが、ホワイトクリスマス、イルミネーションの東京タワーと王道のクリスマスストーリー。暑さ払いとしては一興か。
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ファンタジーと現実を織り交ぜた、不器用な2人の恋物語。互いに支え合いながら成長していく姿に感動がとまらない。サンタの執事や伊吹の同僚など、周りのキャラクターも面白く良かった。心に響く言葉がいくつもあった。定期的に読み返したい。
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可愛らしい話で、軽い感じで読める本。もう少し、色々わからんところで奇跡おこってたら面白いのに。と題名につられて思ってしまった。でも好きな人がいるっていいなって思える素敵なお話。
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不器用な2人が、少しずつ勇気を振り絞って、強くなっていく作品です。
心があったまる、時に笑える、時に泣けるお話しでした。
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サンタクロースの恋。序盤は聖也の不甲斐なさにイラついたし、伊吹が聖也を好きになる経過が早すぎると思ったりしたが、最後は良かった。クリスマスの夜にふんわり暖かくなれます。
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ドラマ脚本家の方が書いただけありドラマっぽい話の進み方をしている。信長協奏曲の脚本も書いているらしく懐かしいところもあった。
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ちょっと苦手かなぁと思ってたけど
読み進めて最後にはほんわかして
良い物語だなと思った。
世の中中に勇気を届けるには少し足りないかなと
思い、☆3つ
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フォロワーさんオススメの1冊
宇山佳佑さんの小説を初めて読みました。
本作品の主人公とその主人公に恋をした男性の心の葛藤や成長にすごく、自分を重ねるところが多かったです。
特に、主人公に対する男性の純粋な思いとそれに反するぎこちない、配慮のない行動にすごく共感し悶ました笑
本当の両思いってすごく確率の低いことなのかなって最近思う次第です。
恋に落ちた方が何かしらのアプローチを続けていくこと、それが相手にとって迷惑を掛けることになってしまう覚悟
相手を好きでいる想い
相手を大切にしている気持ち
相手が振り向いてくれない辛さ
相手と一緒にいるだけでこの上ない幸せということ
自分の愚かさ
自分の自信のなさ
歯がゆくも儚く、幸せな気持ちを
登場人物達に重ねて読みました。
寒い日が続いていますが、読み終えたときには心がホッと暖まるそんな気持ちになりました。
興味がある方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか!
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恋愛下手な主人公が恋人に対してなんでも素直に伝えることが自分と似ていて共感できた
主人公が収入が低い職業に就いたにも関わらず、そんなことはお構いなしに愛を誓ったところに本物の愛を感じた。
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クリスマスシーズンに読んだら気分的にも
より楽しんで読めると思います!
韓国ドラマとかが好きな人は
かなり好きかもしれないです!
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自分に自信を無くし人前に出れなくなった聖也、小さい頃に起きた事件の罪悪感で素直に生きれない伊吹の物語
運命の人ってこんなにも勇気をくれてこんなにも人を変えられるんだって、すごく心が温かくなる作品でした。
桜のような僕の恋人、この恋は世界でいちばん美しい雨を読んでからこの作品を読むと少し物足りなさを感じるかもしれないけど、こういう終わり方の作品もすごくいいなと思いました。
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好きな誰かの為に奇蹟をおこすって素敵。
設定があまりにも現実離れしているので、感情移入はあまりできなかったけど、童話を読んでいるような平和な気持ちになれた。
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不器用な二人が出会うことで、お互いを刺激しあって変わっていく物語。出会いが勇気を与え、勇気があれば、人はかわれるんだなと希望をくれる
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サンタクロースを引き継ぐ家系があり・・・
という架空のお話。
内容的に、もっと若い人向けの話だな
という印象でした。
「どうせ自分にはできない」と
諦めてしまわず、立ち向かうというメッセージは
伝わったので、そこは良かった。
内容的に最後はもっとあり得ないぐらいに
全てが上手くいって終わるのかと思ったら
そうでもなかった。
その方が良かったような気もしました。